若戸大橋

公式ページ

若戸大橋はサンフランシスコの金門橋に似ている深紅色の吊り大橋です。

この橋は日本における長大橋の始まりで、1958年に着工され1962年に開通しました。

当時は東洋一の吊り橋でした。北九州には重要な通行の機能を果たしているこの若戸大橋についてご紹介します。

福岡県北九州市の洞海湾にかかる戸畑区と若松区を結ぶ橋です。

日本道路公団が建設し、北九州市道路公社が管理する有料道路の名前でもあり、現在は国道199号線になっています。

起点は北九州市戸畑区川代1丁目で、終点は北九州市若松区本町3丁目になる、全長2.1㎞4車線の橋であり、戸畑区と若松区のシンボルになっています。

かつては歩行することもでき、橋台最上部の展望台に登ったりバスの利用もできましたが、現在は廃止になっています。

2012年に若戸トンネル（新若戸道路）が開通してからは通行料金が値下げされました。

通行料金は普通車の場合100円ですので、100円橋とも呼ばれています。原付・軽自動車は50円、大型車150円、特大車250円になっています。

JR戸畑駅北口出口から徒歩8分、九州工大前駅出口から徒歩約28分、枝光駅出口から徒歩約38分。

①くきのうみ花火の祭典
7月に洞海湾で行われる花火大会です。若戸大橋を使用したナイアガラ花火が見どころの一つです。このナイアガラ花火の間は通行止めになります。

②若戸大橋1DAYレッドウォーク
全線を通行止めにし数千人の人が橋を歩きます。歩道廃止以来25年ぶりそして開通50周年を記念し2012年に開催され、その後も記念行事の一環としてウォーキングイベントが行われています。

若戸大橋が開通する前は、若松地区と戸畑地区を直接結ぶ唯一の交通手段であったのが若戸渡船です。

現在は貨物船は廃止になりましたが、通勤や通学などに使われています。

船は旅客のほか自転車も別途料金50円でのせてくれます。運賃は大人100円、子ども50円。渡場の待合室に券売機があります。

また回数券や通学定期券もあり市民の足になっています。

ただし、運行中に大型船の通過するのを待って到着に時間がかかったり、潮の流れが強いと欠航になることもあるのでご注意！

お天気のいい日には3分間で渡れます。

北九州の中央部にある「若戸大橋エリア」にはノスタルジックな雰囲気が今でも残っています。

若松南海岸通りを歩けば、北九州旧古河鉱業若松ビルや上野海運ビル、大正町商店街など大正・昭和の時代にタイムスリップしたように感じますよ。

①古河鉱業若松ビル
大正8年に建てられたルネサンス様式のビル。赤レンガ造りの外観は華やかで、夜のライトアップも美しいです。近くにはカフェや雑貨店が入る上野ビルあり。

住所：若松区本町1-11-18
アクセス：JR若松駅より徒歩5分、若戸渡船若松渡場より徒歩2分、車なら北九州都市道路若戸出口より8分。
営業時間は：9：00～17：00、休みは火曜日と年末年始になっています。見学無料です。　　

②上野ビル（上野海運ビル）
大正2年に、旧三菱合資会社若松支店に建造されたビルで、風格あるこのビルは国の有形文化財建造物として登録されています。館内には企業や雑貨店が入っていて、3階の「アサカフェ」ではランチや手作りのスイーツが楽しめます。窓からは若戸大橋や船が見え、楽しみながらのんびりと過ごすことができます。

住所：若松区本町1-10-17
アクセス：JR若松駅より徒歩5分、車なら北九州都市高速若戸出口より8分。
アサカフェは093-771-8700まで。ビルの見学は無料です。

③石炭会館
シンメトリーな洋風建築のビル、ここには天然酵母で作られたクロワッサンの店「三日月屋」が併設されています。メープル、チーズ、紅茶味など約14種類のクロワッサンがあります。
住所：若松区本町1-13-15
アクセス：JR 若松駅より徒歩9分。車なら北九州都市高速若戸出口より8分。
三日月屋の営業時間：9：30～19：00、休みは月曜日（祝日の場合は営業）。　　

④朽木ビル
鉄筋コンクリートと赤れんが造りで、石炭の景気の良かったころの若松の歴史を感じることができます。

住所：若松区本町1-15-10
アクセス：JR若松駅より徒歩13分、車なら北九州都市高速若戸出口より9分。
見学無料。

⑤大正町商店街
若松区役所の近くにある商店街はアスファルト舗装の両側に木造の建物が続いていて、とてもレトロな昭和の商店街の雰囲気です。近海の魚を扱う鮮魚店、明太子や干物が並ぶ海産物店、地元野菜を揃える青果店などがあります。「若松お土産コンテスト」に入賞した一品も手に入れることができますよ。通路に続く「丸仁市場」には飛ぶように売れる人気グルメもあるので是非見学にどうぞ！昔懐かしの「あめゆ」も発見！

住所：若松区浜町2丁目
アクセス：JR若松駅より徒歩12分、車なら北九州都市高速若戸出口より8分です。

高塔山公園は四季折々の花、祭り、夜景と見どころが一杯です。

アジサイの名所として有名で、6月には色とりどりのアジサイが6万5000株も咲き乱れる「若松あじさい祭り」があります。

7月の「火まつり」は壮観で、約2000人もの松明行列が高塔山にうねり歩きます。

山頂の展望台からの夜景は、「河童の隠した宝石箱」と例えられる通り、日本夜景遺産に認定されています。

ここから見る若戸大橋や響灘、皿倉山、工場の夜景などは息を吞むほどの景観です。

住所：若松区大字修多羅
アクセス：JR若松駅から1.7㎞、タクシーで800円くらいです。車なら北九州都市高速若戸出口より5分です。

若松の熱気あふれる夏祭りです。

樽太鼓の音が街中に響き渡る郷土芸能「五平太ばやし」や、松明をもって高塔山へ登る「火祭り行事」や、洞海湾で開催される「くきのうみ花火の祭典」などの伝統行事を集大成した夏祭りです。

アクセス：JR若松駅から徒歩1分、市営バス「若松市民会館前」下車で徒歩1分です。

詳しいお問い合わせは093-761-2021若松まつり行事協賛会まで。

戸畑のニッスイ戸畑ビルに開設されたニッスイパイオニア館は、冷凍食品だけではなく水産資源の有効活用を目指して様々な事業展開をしており、「歴史展示室」ではその歴史的な資料を見ることができます。

そこの「日本水産魚譜」は海洋生物の微細を正確に描いたもので必見です。

また「船の展示室」では船のシュミレーターで操縦を体験することができます。

夜は20時までライトアップしていて、散策もとてもロマンチックですよ。

住所：北九州市戸畑区銀座2-6-7　ニッスイ戸畑ビル１F
アクセス：JR戸畑駅より徒歩10分
営業時間：10：00～17：00（入館は16：30まで）
休み：日曜・祝日・年末年始
料金：無料

明治25年から昭和6年まで使われていた建物で、当時石炭の積み出し港としてにぎわった若松港への船舶の入港料を徴収する場所でした。

若戸大橋の下にある歴史的なスポットです。

住所：若松区浜町1丁目

いかがでしたか？若戸大橋はゆったりとした一等地で、半世紀以上もずっと北九州の町の門番をしているかのような大橋です。

すぐ橋の下を見ると、潮が渦巻いていることもありますよ。

お天気のいい日には是非若戸大橋を通行して、その一帯の景観を楽しみましょう。

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