由布岳

由布岳
photo by @ogomorim
由布院盆地を見守る海抜1584mの由布岳。変わりゆく四季を自然の美しさを見守っています。名物の朝霧につつまれた姿も絶景です。

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由布岳の基本情報


【スポット】由布岳
【ふりがな】ゆふだけ
【 住所 】大分県由布市湯布院町川上 由布岳
【アクセス】JR久大本線 由布院駅 タクシー約20分
【最寄り駅】由布院駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし


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由布岳に関する基本情報と体験レポ

由布岳は、大分県由布市川上由布岳に位置する標高1583mの活火山で、阿蘇くじゅう国立公園に指定されています。

別名を豊後富士と呼ばれるこの由布岳からは、由布盆地はもちろん鶴見岳一帯もくっきりと見渡すことができ、お天気のいい日には頂上から四国まで見渡すこともできます。

由布岳の基本情報

由布岳は由布市湯布院町と別府市との境にある山です。

由布岳には東峰と西峰の2つのピークがあり、最高峰の西峰の山頂に「由布山」があります。

さまざまな地点から由布岳の独特な姿を臨むことができるため、一帯の目印的存在になっており、別府湾から見ると鶴見岳の後方にその美しい姿を見ることができます。

山麓には由布院温泉やその他多くの温泉群や名所を抱えています。

登山道もいくつか完備していますので、是非この雄大な由布岳登山に挑戦してみてください。

また由布岳は大昔から神様がいる山と言われ、信仰の対象として崇拝されてきており、数多くの伝説や物語も残っています。

「古事記」や「豊後国風土記」にも名前が載っています。

「豊後国風土記」には、この由布岳の頂上には石室があり常に氷が凍っており、夏を過ぎても溶けることがないと書かれています。

夏でもそれだけ気温が低い高山なのですね。

活火山なのでご注意ください

鶴見岳とほぼ同時期に火山活動を開始した火山で、時期は約9万年前とも言われます。

約2200年前には大規模な噴火が発生し山全体を崩壊しました。

この後最新の噴火は約2000年から1900年前で、現在由布岳の至る所にその残骸の溶岩ドームを見ることができます。

由布岳へのアクセス

JR由布院駅から亀の井バスに乗って、由布岳登山口下車

大分自動車道湯布院ICから車で15分

由布岳山開きと注意事項

5月中旬に、由布岳正面登山口にて山開きが開催されます。

年によっては地震の影響などで開催が中止されることもありますのでご注意ください。

お問い合わせは、由布市役所湯布院地域振興課0977-84-3111または、別府市役所観光課0977-21-1128まで。

由布岳登山コースのいろいろ

①由布岳中央登山コース:往復4時間30分
JR由布院駅から亀の井バスで15分の由布岳登山口バス停より出発、50分で合野越へ、それから50分ほどでマタエまで、更に20分かけて由布岳頂上まで登ります。

基本的なコースです。合野越までは樹林帯を進み、その後マタエまでは開けて景色の良い道になります。

最後は急な岩場になりますのでご注意。余力がある方は最後のお鉢巡りにも挑戦してください。

冬場で雪の多い時はマタエまででやめる人も多いです。その方が賢明かもしれません。

②由布岳東登山口コース:往復5時間40分
JR由布院駅から亀の井バスで20分の猪瀬戸バス停で降り出発、30分で由布岳東登山口へ、そこから120分ほどで由布岳頂上へ着きます。

車の方は猪瀬戸バス停付近には駐車場がないので、路上駐車になります。このコースはメインルートと違ってほとんど人がいません。

途中の道も一気に高度を登りつめ、鎖場が数か所あります。結構きつく感じるかもしれません。

③由布岳西登山口コース:往復6時間30分
JR由布院駅から亀の井バスで15分の由布岳西登山口で降り出発、110分で合野越に着き、その後50分でマタエまで、そこからは20分で由布岳頂上に到着です。

西登山口は湯布院の東の端のローソンの先にあります。利用者はほとんどいないコースで道に迷うことも多く、体力的にも結構厳しいコースですが、途中の風景は絶景なので見逃せませんよ。

④飯盛ケ城登山コース:往復2時間10分
JR由布院駅から亀の井バスで15分の由布岳登山口バス停まで行き、そこから50分で飯盛ケ城頂上へ。

このコースは由布岳に登る時間がない方や体力的に自信のない方向けです。はっきりと目印はないのですが、常に山頂が見える高原を歩くので安心。

頂上からの景色は絶景です。家族でピクニック気分でも登れる山ですよ。

⑤日向岳登山コース1:往復3時間40分
JR 由布院駅から亀の井バスで15分の由布岳登山口バス停まで行き、そこから歩いて15分の所にある登山口ゲートを右に曲がります。

ここからが自然散策路となっていて日向岳に向かいます。途中登ったり下りたりを繰り返しながら由布岳の山腹を進みますが、視界はそれほど良くありません。

また苦労した割に日向岳からの眺めはがっかりかもしれないです。人気はあまりないコース。

⑥日向岳登山コース2:往復3時間20分
JR 由布院駅から亀の井バスで20分の猪瀬戸バス停で下車、そこから30分歩いて由布岳東登山口まで行き、更に60分で日向岳頂上に着きます。

このコースは登山口からずっと森林の中を歩きます。途中は目印がとても分かりにくいので、よく道に迷います。

行きにくくて頂上からの景色もあまりよくないので、割に合わないですが山登りが好きな方にはおすすめのコースです。

由布岳登山の楽しみ方と注意点

春にはミヤマキリシマが咲き乱れ、夏には緑色の草原が広がり、秋には紅葉で美しく染まり、冬には山の頂には雪を見て樹氷や霧氷にも感激します。

登山経験が豊富で体力にも自信のある方は、由布岳の頂上付近をぐるっと一周する「お鉢巡り」も楽しんでください。

冬期の登山の注意点として、雪が多い場合はマタエまでで引き返したほうが賢明かもしれません。

周辺のおすすめスポット1:狭霧台展望台

湯布院盆地を一望できる狭霧展望台は、湯布院から別府へ続くやまなみハイウェイ沿いにあります。住所は、湯布院町川上です。

この展望台からは特に春と秋の明け方冷え込んだ日には朝霧が見られ、由布院の名所にもなっています。

駐車場も広く売店やトイレもあるので、ドライブ途中の休憩所としてぴったりですよ。

地元の名物を楽しむこともできます。美容によくビタミンE含有の「馬油」も売っていますから、お土産にいかがですか?

馬油は特に火傷には速攻で効き目があります。売店のおじさんが馬油について書かれた本を開いて、効用についても親切に教えてくれますよ。

狭霧台展望台へのアクセス
①大分光吉ICから湯布院ICで降り、車で15分
②大宰府ICから湯布院ICで降り、車で15分
③JR由布院駅からタクシーで15分

周辺のおすすめスポット2:金鱗湖

金鱗湖は由布岳の麓、由布市湯布院町川上1561-1にある小さな湖です。

この金鱗湖は水深が2mで湖底からは清水と温泉が湧いているので年間を通じて水温が高く、冬には湖面から湯気が立ち上り幻想的な風情をかもし出しています。

湖には小魚の群れが泳ぎ、ガチョウも住んでいる自然な湖です。金鱗湖を一周できる遊歩道があるので是非歩いてみてください。

気軽に足湯のできる場所や小さな温泉も見つけることができますよ。

金鱗湖は春の新緑、秋の紅葉、冬の霧氷など一年を通して美しい姿を見せてくれます。

周辺にはお洒落なカフェやレストラン、日本料理のお食事処、お土産屋さんに美術館まで、色々なにぎわいを見せています。

人力車で散策したり記念写真などいかがですか?

静かな湖畔と観光客用の小さな町が融合した素敵な空間です。

金鱗湖へのアクセス
①JR久大本線由布院駅からタクシーで10分
②九州自動車道湯布院ICより10分
③東九州自動車道別府ICより25分
④宇佐別府道路速見ICから38分
⑤西鉄高速バスで福岡天神高速ターミナルから由布院駅まで「ゆふいん号」で約2時間

まとめ

いかがでしたか?雄大な由布岳からの眺めは私たちの心を揺さぶり癒してくれます。

由布岳で本格的な登山を楽しむのもいいですし、家族や仲間とピクニックをするのもいいですね。

自然と触れ合いながら、素晴らしい思い出を作りましょう。

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