瑞泉寺
瑞泉寺の基本情報
【スポット】瑞泉寺
【ふりがな】ずいせんじ
【 住所 】神奈川県鎌倉市二階堂710
【アクセス】JR鎌倉駅から京急バス「大塔宮」行きで約10分、「瑞泉寺」バス停下車、徒歩約10分
【最寄り駅】鎌倉駅
【営業時間】9:00~17:00(12月~2月は16:30まで)
【 料金 】大人200円、小中学生100円
【クーポン】なし
国の名勝に指定「瑞泉寺」で見る夢窓国師のお庭
瑞泉寺はどんな所?
鎌倉公方の菩提寺として鎌倉五山に次ぐ、関東十刹に数えられる格式のあるお寺です。
山号の錦屏山は、寺を囲む山の紅葉が錦の屏風のように美しいことからこう呼ばれています。
境内には四季折々美しい花が咲き、訪れる人を楽しませてくれます。
山の夢窓国師は後醍醐天皇や足利尊氏も拠り所にした、鎌倉から南北朝時期に臨済宗で重要とされた僧です。
作庭にも才があり、昭和45年に発掘復元された仏殿背後の庭園は、夢窓国師の作として国の名勝に指定されています。
夢窓国師とは
瑞泉寺は、鎌倉二階堂紅葉ヶ谷の奥に夢窓国師によって建てられました。
夢窓国師が建てたお寺や庵は、景勝地に選べれている事で知られています。
夢窓国師円覚寺開山仏光国師の孫弟子で、鎌倉時代から南北朝時代に円覚寺・南禅寺・浄智寺など五山の住職に八回就きました。
天龍寺や恵林寺など6つの寺を開き、後醍醐天皇や南北朝の帝から国師の号を7つ賜りました。
このことで、世の中からは七朝の帝師と称えられた人物です。
国師は元来世俗の名誉や利益とは遠い性格でしたが、徳はおのずから広まって多くの弟子に慕われました。
鎌倉時代になると、北条高時公とその母堂から尊崇され、南北朝時代には後醍醐天皇や足利家から拠り所にされていました。
南朝の御醍醐帝の冥福を祈って、北朝の足利氏天龍寺を建てたことは有名です。
足利氏は敬って仁山の号を賜り、弟の直義公は深く宗旨して「夢中問答」を開版しました。
このような縁で、瑞泉寺は鎌倉公方足利氏の菩提所となりました。
また、夢窓国師は作庭家という一面もあります。
国師の作庭した美濃の渓山永保寺や甲斐の啓林寺・京の天龍寺・苔寺の西芳寺の庭園も手掛けており、国の特別名勝に指定されています。
本堂
ここへ行くには、どこまでも続く石段を登りながら歩きます。
緑豊かな場所なので、紅葉の頃にはとても綺麗な景色が広がります。
登りきると山門がありここから見る紅葉は素晴らしく、登り切った疲れも忘れるほどの美しさです。
本堂は二層の銅萱屋根になっており、少し離れて見ると美しい曲線美が見られます。
本尊には釈迦如来像と徳川光圀公が安置した千手観音坐像が祀られています。
庭には、お寺の雰囲気と大切にした四季折々の花が植えられており、参拝者を楽しませてくれます。
必ず見たい!名勝 瑞泉寺庭園
本堂裏手にある庭園は夢窓国師が手掛けた庭です。
鎌倉石の岩盤を削って作った、ゴツゴツとした荒々しい特徴的な庭が見られます。
地形を上手に利用して彫刻が彫られた、鎌倉時代ならではの庭造りの特徴がポイントです。
境内には岩盤に大きな洞を彫った場所があります。
ここは水月観の道場としてイメージをし、東側には坐禅の為の穴が見られます。
天女洞の前には池があり、橋が架かっています。
池の中央には掘り残しとして島をみたて、滝壺に水わけ石があって垂直に立つ岩盤は滝、その上には貯水槽があり雨水を蓄えて流す事ができるようになっています。
橋をわたって園路を登っていくと錦屏山の山頂まで出られ、大きな庭へ出られます。
一般公開されているのは、一部のみで奥の方には行けませんが、大きな庭からは箱根の山々や富士山まで眺められる美しい景色が眺められます。
岩盤を使って庭をつくるという珍しい手法は、通常の庭と違った武骨な印象のする庭です。
瑞泉寺に行ったらぜひ見てみましょう。
拝観案内
・拝観料 大人200円、小中学生100円。障害者は無料です。
・拝観日 年中無休
・拝観時間 9:00~17:00 入門は16:30まで
・住所 鎌倉市二階堂710
・電話 0467-22-1191
アクセス
電車でアクセス
JR江ノ電「鎌倉駅」東口より東急バス(鎌20・4番)大塔宮行き乗車、「大塔宮」下車徒歩10分。
車でアクセス
横浜横須賀道路、朝比奈インターより20分
敷地内には駐車場があります。
少し足を伸ばして行きたい瑞泉寺
鎌倉にはお寺が多くあり、寺巡りをする人も多いですね。
瑞泉寺まで足を伸ばして行く人はあまり多くないと思いますが、名勝にもなっている庭は見る価値がありますよ。
自然の状態で保存されているので、歴史を感じながら見る事ができます。
紅葉の時期に行ってみると、とっても綺麗な景色が見られるのでおすすめです。
新江ノ島水族館
帰り道に、江ノ電に乗って行ける新江ノ島水族館。
ここでの見どころは「クラゲファンタジーホール」です。
約60年飼育をしてきた集大成ともいえる幻想的な世界観は見ごたえがあります。
ここでは、くらげの体内をイメージした半ドーム式の空間が広がって、大きな水槽や小さな水槽が所狭しと配置してあります。
ブルーの照明に照らされて、まるで海の中にいるような世界感がロマンチック。
フロア中央には球形の珍しい水槽があります。
360度見渡せる水槽の中には、優雅に泳ぐクラゲの姿は癒しとも言えます。
常時14種類のクラゲを展示しているので、珍しい品種も見る事ができます。
時を忘れてしまいそうな不思議な体験ができるクラゲファンタジーホールです。
そして、新江ノ島水族館は体験学習プログラムがとても充実しています。
「いつでもワークショップ」では、月に20日程度の開催の工作を中心とした内容になります。
年齢制限などは無く、誰でも気軽の参加でき、短時間で作品を作る事ができます。
生態系や環境を詳しく知りたいなら「スペシャルワークショップ」もおすすめ!
予約制になりますが、屋外に出て環境や生物の事を学ぶことができます。
より深く生物のことを知れるチャンスなので、気になる人は参加してみては。
工夫を凝らした展示方法や生物とのふれあいもできる水族館はとっても楽しめますよ。
新江ノ島水族館案内
2017年営業時間・年中無休で営業中
3月1日~4月28日 9:00~17:00
4月29日と4月30日 9:00~18:00
5月1日と5月2日 9:00~17:00
5月3日~5月6日 8:00~19:00
5月7日 8:00~18:00
5月8日~11月30日 9:00~17:00(夏休みは変更有)
12月~2月 10:00~17:00(年末年始は変更有)
最終入場は閉館時間の1時間前です。
入場料
大人 2100円、高校生1500円、中・小学生1000円、幼児(3才以上)600円
アクセス
・住所 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
・電話 0466-29-9960
駐車場が無いので、近隣の有料パーキングの駐車となります。
電車でアクセス
江ノ島電鉄「鎌倉駅」より23分、「江ノ島駅」より徒歩10分
湘南モノレール「大船駅」より14分、「湘南江の島駅」より徒歩10分
小田急線特急ロマンスカー「新宿駅」より63分、「片瀬江ノ島駅」徒歩3分
車でアクセス
第三京浜「玉川IC」~保土ヶ谷IC~「戸塚」より国道で約16キロ
東名高速「厚木IC」~高浜台交差点左折約11キロ
東名高速圏央道「海老名J.C.T」~茅ヶ崎J.C.T 平塚・小田原方面~「茅ヶ崎海岸IC」約10キロ
お得な情報
お得に入場できる前売り券がおすすめです。
・鉄道でアクセスするなら鉄道会社のフリーパスを提示すると割引になります。
小田急線・相鉄線・西武線・東急線・江ノ電・湘南モノレールのパスを購入するとお得です。
・えのすいショップで割引
ホームぺージにあるえのすいショップで利用できる割引券を利用すると、お食事や指定のグッズが割引になります。
・前売り券
コンビニエンスストアで販売している入場券を購入すると割引料金で入場でき、割引チケットも付いています。
他の施設とセットになった入場券も販売されているので、よこはまズーラシアや江の島展望灯台にも行く人はお得です。
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