下町風俗資料館

下町風俗資料館
photo by @poporupoporu
江戸の下町で暮らしていた人々の暮らしぶりを再現した資料館。街並みを再現した展示物の中には実際に歩いたり、座ったりすることも出来る箇所があるので昔の人になりきった写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

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下町風俗資料館の基本情報


【 住所 】東京都台東区上野公園2番1号
【アクセス】JRの上野駅なら不忍池口から徒歩約5分、京成上野駅を利用する場合は徒歩約3分
【営業時間】午前9時30分~午後4時30分 (入館は午後4時まで)休館日:月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日)12月29日~1月1日
【 料金 】一般300円、小・中・高校生100円

下町風俗資料館
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下町風俗資料館 公式ページ

明治大正昭和のレトロな世界を体験!下町風俗資料館の見どころについて

博物館といえば、展示されている珍しいものをガラス越しに眺めるイメージの場所です。

興味があるものなら楽しめますが、ただ眺めているだけではやっぱり少し、退屈してしまうものです。

でももしガラスを越えて、展示されている世界に入れるとしたら?

そんなわくわくするような博物館が、東京都台東区の「台東区立下町風俗資料館」です。

下町風俗資料館とは

下町風俗資料館は、明治から大正、昭和初期にかけての下町の生活や文化などについての展示が行われている資料館です。

台東区の下町は、かつては江戸の文化を色濃く残していた場所でした。

しかし、大正12年に起きた関東大震災で歴史のあった古い建物は失われ、さらに戦争中の空襲によってほとんどの多くの下町らしい風景がなくなってしまいました。

かろうじて残った少ない下町文化や下町風情も、昭和30年代後半の東京オリンピックの開催での再開発や、その後のバブル景気による土地の高騰で今ではすっかり見られなくなってしまいました。

そんな現状を憂いたのが下町に暮らし、下町の文化を愛する人たち。

次第に下町の大切な記憶を保存するべきという声が上がり、資料館を作ろうという構想が誕生、やがて昭和55年の10月に念願の資料館が完成しました。

今では江戸の風情や懐かしい下町の暮らしを愛する人たちだけでなく、日本の歴史や文化に強い関心を寄せる訪日観光客で大賑わいの観光スポットとなっています。

下町風俗資料館へのアクセスは?

下町風俗資料館があるのは台東区上野公園2番1号。上野公園の名所である不忍の池のほとりです。

電車を利用する場合はJRの上野駅なら不忍池口から徒歩約5分、京成上野駅を利用する場合は徒歩約3分となっています。

また東京メトロ銀座線・日比谷線からの場合は上野駅から徒歩約5分です。

東京メトロ銀座線の上野広小路駅や都営大江戸線の上野御徒町駅からも徒歩約5分となっています。

上野周辺は有名な観光スポットが多く、どの駅を利用しても便利ですが、もし上野公園を中心に観光するなら、JR上野駅または京成上野駅が便利でしょう。


上野広小路駅、上野御徒町駅なら少し足を延ばせばアメ横などもすぐ近くなので、それぞれの観光の予定と組み合わせて考えるとよいでしょう。

バスを利用する場合は、台東区の循環バス「東西めぐりん」の20不忍駅または21京成上野駅下車となります。

車を利用する場合には、首都高速一号上野線の上野出入り口から約4分です。

下町風俗資料館には専用の駐車場はありませんので、周辺の駐車場を利用する必要があります。

下町風俗資料館の基本情報

下町風俗資料館の入館料は、一般が300円、小中高校生が100円です。

ただし毎週土曜日には、台東区在住・在学の小中学生とその引率者の入館が無料になるサービスも行われています。

開館時間は午前9時30分から午後4時30時まで。入館は午後4時までとなっています。

休館日は月曜日ですが、祝日と重なる場合には翌日が休館になります。

そのほか12月29日から1月1日にかけての年末年始の期間は休館です。

不定期に特別整理期間などに休館となることもありますので、あらかじめ公式ページなどで確認してから出かけるのがいいでしょう。

なお、下町風俗資料館を訪れる際には、特別な準備などは不要ですが、畳の上などに上がれる体験スペースもあるので、気になる人は短いスカートなどは避けたほうがいいかもしれません。

また、下町風俗資料館に隣接する上野公園は花見の名所で、桜の季節などにはとても込み合うことがあります。

空いているときにゆっくりと見学したいという方は、春先などは避けたほうが無難です。

下町風俗資料館の見どころ

下町風俗資料館の最大の見どころは、明治から昭和にかけての下町の雰囲気を身体全体で感じられるというところです。

展示されている資料を見るだけではなく、実際に再現されている街並みを歩いたり、建物の中に入ってみたり、資料に触って遊ぶこともできます。

そのため、実際に自分が懐かしい下町の世界にタイムスリップして紛れ込んでしまったような気分を味わうことができます。

下町風俗資料館の展示は、大きく分けるとふたつに分かれています。

まず1階には、江戸の風情を感じることのできる下町の街並みが再現されています。

受付を抜けると、すぐにそこから下町の街並みが広がっています。

ここではいくつかの人気の撮影スポットなどの展示を紹介します。

商家の再現

下町風俗資料館の内部には、かつて下町に店を構えていた商家がそのまま再現されています。

主に表通りに大きな店を構えていた「大店(おおだな)」と呼ばれる店で招き猫が置かれた帳場があったり、作業スペースがあったり、時代劇そのままの雰囲気。

煙草盆やキセルなど、当時使われていた品々もそのまま再現されています。

ただし館内は禁煙なので、キセルを使うことはできませんが、商家の中には入れるのでここは人気の撮影場所となっています。

長屋の再現

商家などで働いていた人や職人などが暮らしていた長屋の景色も再現されています。

こちらでは、駄菓子屋も再現されています。住宅と一体型になっている、昭和の中頃までは普通だった駄菓子屋の景色は、新鮮で懐かしいものかもしれません。

レトロな電話ボックス

館内には、日本で初めて設置された電話ボックスの模型も再現。屋根のついたとても可愛いデザインです。

もちろん、ボックスだけでなく、中の電話も再現。耳に当てる部分と話をする部分が別々になったタイプのレトロデザインが人気です。

おみくじが引ける神社もあります

こちらでは昔はどこの街にもひとつはあった神社も作られています。

お参りすることもでき、隣にはおみくじコーナーも設けられています。

書いてあることがわからなくても「解説書」も日本語と英語の両方のものが用意されているため、安心です。

1階をぐるりと一回りしたら続いては2階に進みましょう。

2階に上がる階段の途中には、昔の職業を描いたパネル展示もあります。

ゆっくり眺めれていると面白い職業を見つけられるので、オススメです。

遊べるおもちゃの展示

2階に上がって最初に目に入るのは、下町で遊ばれていたおもちゃの展示。

けん玉やコマ、ボールをひとつひとつ弾くパチンコなど、手作りのおもちゃが並んでいます。

もちろん見るだけでなく、実際に遊んでみることもOkです。

シンプルなだけに、奥が深いものばかりなので、意外とはまってしまう人も多いのだとか。

意外な銭湯展示

2階の展示で珍しいのは、なんと銭湯!

下町風俗資料館 銭湯
instagram @poporupoporu

もちろん湯船にお湯が張られていることはありませんが、番台と脱衣所はしっかりと再現。

中でも番台は実際に上がってみることが可能。一度は座ってみたかった!という男性の人気を集めているとのことです。

タイムスリップ体験ができる民家

2階の一番奥には、昭和初期の民家が再現されています。

畳の部屋に、大きなブラウン管の白黒テレビや脚ふみミシン、大きな黒電話などがあり、実際にここで生活しているような雰囲気が味わえる場所です。

台所には日本で初めての自動式電気釜などもあり、昭和の暮らしがそのまま体験できそうです。

そのほか、2階には花やしきの初代看板や、関東大震災で倒壊した12階建ての「凌雲閣(りょううんかく)」の模型などもあり、歴史好きにはたまらない空間になっています。

展示だけではなく、手ぬぐいやはんてん、資料などが揃ったミュージアムショップも人気。

なお、少し離れた場所には江戸時代からの歴史のある酒店「旧宮田屋酒店」を移築した建物もあるので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょう。

レトロな空間に身体ごと入っていける「下町風俗資料館」。

ちょっとあなどれない観光スポットと言えそうですね。

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