旧岩崎邸庭園

旧岩崎邸庭園
photo by @photonanaiphone
三菱財閥の創業者一族・岩崎家が所有していた邸宅と庭園を公開。イギリスの建築家であるジョサイア・コンドル設計の建物は重要文化財に指定されています。まるでドラマや映画に出てくる邸宅で興奮間違いなし!

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旧岩崎邸庭園の基本情報


【 住所 】東京都台東区池之端1丁目3−45
【アクセス】東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車徒歩3分、東京メトロ銀座線「上野広小路」(G15)下車徒歩10分
【営業時間】午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)休園日年末・年始
【 料金 】一般400円、65歳以上200円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)

旧岩崎邸庭園
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公式ページ

都内で異国気分♪旧岩崎邸庭園をお散歩

旧岩崎邸庭園とは?

1896年、岩崎屋彌太郎の長男久彌氏の本邸として建てられました。

当時は約1万5000坪の敷地に、20棟もの建物が立ち並んでいました。スケールの大きさは財閥ならではですね。

現在は3分に1の敷地となり、現存するのは洋館と撞球室と和室です。木造二階建て建築、地下室付きの洋館は鹿鳴館の建築家として有名な、イギリス人ジョサイア・コンドルの設計でとってもモダンな外観。

近代日本住宅を代表する、西洋木造建築となっています。異国情緒あふれる外観は、まるで外国に来たような感覚になる建物です。

館内にはジャコビアン様式の装飾が施されており、同時期に建てられた西洋建築よりも繊細なデザインが特徴です。

別邸の撞球室は、ビリヤードを楽しむ部屋になっています。山小屋風の建物は当時では珍しい木造建築でした。

洋館から地下道で繋がっており、洋館と結合された書院造りの和室は、当時の名棟梁が手掛けたものとされています。

床の間やふすまには、明治を代表する日本画家の橋本雅邦が下絵を描いた、障壁画がこのされています。

現在見られる大広間を中心に、贅を極めた和風建築を見学することができます。

見ごたえのある、大名庭園は建築様式と同時に和洋併置式とされ、芝生をのある近代庭園は初期の形。

館内の随所にみられる、細かい装飾やステンドグラスなど、見ごたえある建築となっています。

洋館の見どころ

洋館の中に入ると、茶色を基調にした落ち着いた雰囲気。

ねじり棒のようなジャコビアン様式がいたるところにあり、細やかなデザインにため息がでます。

洋館部分は大切なお客様を招いて、パーティなどを行うスペースとして使用してたようです。

公開されている部分の他に、1階には玄関・食堂・厨房・書斎・客室があり、2階には客室・集会場があります。

当時では珍しい地下室部分には、倉庫や機械室、通路があります。

非公開の部分は、ボランティアや職員が案内してくれるツアーに参加すると、話を聞きながら巡る事ができます。

また、洋館の南側は広い芝生の庭園が広がります。

広い芝生を眺められるベランダに出ると、列柱のデザインは古典主義建築で一般的に用いられた方式が見られます。

1階部分はトスカナ式、2階がイオニア式と異なる様式の貴重なデザインとなっています。

ベランダの柵には、唐草模様が取り入れられ和を上手に活用しています。

撞球室

コンドル設計の撞球室は洋館から、少し離れたところにあります。

スイスの山小屋風のつくりは木造建築で、校倉造り風の壁や軒を深く差し出した大屋根が特徴です。

今ではどこでも見られるような建物ですが、当時は珍しい建物でした。

地下から洋館と繋がっているので、天候の悪い日も快適に移動するとこができました。

この部分は通常中には入れませんが、特別ガイドのコースを利用すれば、先着順で案内してもらえます。

中に入る事ができたら、地下道にある金唐革紙の壁紙をチェックしてみましょう。

和室

書院造りを基調にした和室。完成した当時は550坪もある、ダイナミックな規模でした。

現在残るのは、冠婚葬祭などに使われていた大広間が一棟だけ残ります。

当時は岩崎家の居住空間として、南北に分かれ南側は主人部屋や子供部屋があり、北には使用人部屋・台所・事務方詰所・倉庫などがありました。

現在、広間は「御茶席」として利用でき、飲食ができるスペースとして開放されています。

季節の生菓子と一緒に味わえる「お抹茶セット」や季節によって「宇治金時」など食べられます。

天気のいい日は、お庭で食べると雰囲気があってとてもいいですよ。

建築好きにはたまらない旧岩崎邸

華やかな暮らしをしていた様子が、あちらこちらに確認できる旧岩崎邸。

所々にあるオシャレなステンドグラスや、壁や手すりの細かな部分に施されている装飾は見応えがあります。

この時代の建物を見学できるのは貴重な体験です。

建築好きなら時を忘れて見入ってしまう、貴重な建物です。

旧岩崎邸庭園の基本情報

住所

東京都台東区池之端一丁目

問い合わせ

旧岩崎邸庭園サービスセンター 03-3823-8340

電車でアクセス

東京メトロ千代田線「湯島」C13より徒歩3分
東京メトロ銀座線「上野広小路」G15より徒歩10分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」E09より徒歩10分
JR山手線・京浜東北線「御徒町」下車徒歩15分

駐車場は無いので電車でのアクセスをおすすめします。

入園料

一般 400円
65才以上 200円
・小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
・身体障害者手帳、愛の手帳、精神障碍者保健福祉手帳、療育手帳持参の人と付き添いは無料
・無料公開日「みどりの日」「都民の日」

20名以上の団体
一般 300円
65才以上 160円

年間パスポート
一般 1600円
65才以上 800円

9庭園共通年間パスポート
一般 4000円
65才以上 2000円

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庭園ガイド

毎日午前11時と午後2時に庭園ガイドを利用できます。ガイドさんと一緒に普段は公開されていない場所へ入る事ができます。

毎月第2木曜日と第3金曜日、午前10時30分~先着20名には、撞球室への非公開の地下通路および撞球室もご案内する庭園ガイドを行っています。朝9時から入場券売り場で整理券を配布します。

いずれのコースも無料で参加できるので、より詳しく知りたい人は利用してみましょう。

外国人を対象にした英語による庭園ガイドもあります。こちらも無料で、毎月第1土曜日の午後2時から開催しています。

当日の天候等により変更する場合があるので、希望する人は問い合わせをしてから利用すると良いと思います。

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不忍池弁財天

帰りに立ち寄れる、旧岩崎邸から近いスポットです。

不忍池の中心部にある弁天堂。寛永2年、江戸の鬼門を護るためにつくられました。慈眼大師・天海が不忍池を琵琶湖に見立て、池の中に小島を築かせて、竹生島宝厳寺の弁財天を勧請して弁財天を建てました。当初は、船で行き来をしていましたが、行きやすくするために石の橋を架け便利に行けるようにしました。ここは、戦災で焼失したこともありますが。昭和33年に再建され現在に至ります。

八角形の堂宇には弁天様が祀られています。七福神の中でも紅一点神様でもあり、非常に有名ですね。開運厄除けや鳥獣・福徳・芸能の神様として知られています。大元のモデルとなったのは、ヒンドゥー教のサラスヴァティーとされています。この神様は、古代インドを流れていた実在の河を神格化したもので、水にかかわる場所に弁天様は多く祀られいるのはそのためです。不忍池弁天様は基本的に秘仏です。

弁財天は、弁天堂の後ろにある厨子の中に安置されており、普段は見る事ができません。年に一度だけ「巳成金大祭」の時だけご開帳されます。そして、このお祭りのときには、小判のお守りと福財布が手に入ります。

限られたチャンスなので、幸運を手に入れたい人は参加してみるといいですね。そして、境内には、少し珍しい記念碑や慰霊碑が多く立ち並んでいます。例えば、「眼鏡の碑」や「ふぐ供養碑」「すっぽん感謝の塔」など、あまり見かけない慰霊碑が目立ちます。有名な人では、幕末に活躍した「櫛淵虚沖軒之助」や「芭蕉の碑」もあります。季節によっては不忍池の蓮の花が開花していて、綺麗な景色も楽しめますよ。ぜひ、立ち寄ってみてください。

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