アクアマリンふくしま

アクアマリンふくしま
photo by @mkmgxx
正式名称はふくしま海洋科学館で、黒潮と親潮がぶつかり合う福島の海の特徴である「潮目」をテーマにした水族館です。特に「潮目の海」ではその特徴を顕著に表していることから代表的な展示物ですが、最近では三角の水槽トンネルが珍しいということからフォトスポットとしても注目を集めています。その他にも自分で釣った魚を食べられる施設や屋外には縄文時代の環境を再現した「縄文の里」など見どころの多い水族館となっています。

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アクアマリンふくしまの基本情報


【 住所 】〒971-8101 福島県いわき市小名浜辰巳町50
【アクセス】JR常磐線泉駅(特急停車駅)から路線バス(小名浜・江名方面)で最寄りのバス停「支所入口」まで約15分。下車後徒歩約10分
【 料金 】一般1,800円、小~高校生900円

アクアマリンふくしま
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公式ページ

水槽を見ながらお寿司?「アクアマリンふくしま」はユニークな水族館

「アクアマリンふくしま」は福島県いわき市小名浜にある水族館です。こちらの水族館はスケールの大きな展示や美しい建物が人気のスポット。海を丸ごと展示しているみたいと評判を集めています。地元である福島の自然はもちろん、サンゴ礁や熱帯アジアなど世界中の海を再現、震災の被害を乗り越えて福島を始め日本人に勇気を与えている場所でもあります。

「アクアマリンふくしま」の概要

「アクアマリンふくしま」が誕生したのは2000年。以前から福島県では、海の魅力を利用した水族館の計画が進められてきましたが、最初の計画から22年という歳月を重ねて検討を重ねた結果、水族館だけでなく、海洋博物館と海洋科学館の機能を併せ持つ施設として、「海を通して人間と地球の未来を考える」という理念のものに、浜通り南部の小名浜港にオープンを果たしました。

建物はコンクリートの打ちっぱなしの上を巨大なガラスで覆うという非常に変わった構造。開放感あふれる水族館として福島の人たちに愛される存在となっています。

館内は「過去」「現在」「未来」の三つのエリアに分かれ、順路通りに進むと、地球と海の過去と現在、未来の姿を見ることができるという構成。中でも福島の沖合いに流れる黒潮をイメージした全長18メートルの巨大水槽や、黒潮と親潮の境目を再現した「潮目の大水槽」、その中を歩いて通り抜けられる海中トンネルなど、とてもみどころの多い水族館として人気となっています。

「アクアマリンふくしま」とシーラカンス

館内に入ってエントランスを抜けると、まず見えてくるのが「海・生命の進化」の展示エリア。このエリアでは、海で生まれた生物が少しずつ進化していく様子を知ることができます。また、現在でも当時の姿をとどめた「生きた化石」と呼ばれる「カブトガニ」や「オウムガイ」なども展示されていますが、一番の見どころは生きた化石の代名詞でもある「シーラカンス」。実は「アクアマリンふくしま」はシーラカンスの生態の解明を一大プロジェクトとして、開館当時から様々な研究に取り組んできました。

2006年にはインドネシアで生きたシーラカンスを撮影することに成功するなど、大きな実績を上げています。

そんな縁もあり、「アクアマリンふくしま」のイメージキャラクターである「権兵衛」はシーラカンスをモデルにしたゆるキャラ。

「アクアマリンふくしま」のミュージアムショップである「GOMBESSA(ゴンベッサ)」には権兵衛をモチーフにしたグッズも多数揃っているので、「アクアマリンふくしま」のお土産としておすすめです。

「アクアマリンふくしま」とイルカ

水族館といえばつきものなのが「イルカショー」。しかし「アクアマリンふくしま」ではイルカの飼育は行われていません。

代わりに人気を集めているのが「アザラシ」や「トド」などの海獣です。特に「アクアマリンふくしま」は有名なゴマフアザラシだけでなく、クラカケアザラシという珍しい種類も飼育されています。

また、これらアザラシやトドなどは、かなり近い位置からの観察が可能となっています。

さらに「アクアマリンふくしま」では、温かい季節にはビーチに入りながら生き物に触れるタッチプール「蛇の目ビーチ」もオープン。しかも磯や干潟といった環境を再現している世界最大級の規模ということもあり、イルカショーがなくても十分に楽しめる場所として大人気となっています。

「アクアマリンふくしま」と震災

2011年に東北地方を襲った東日本大震災。震源や原発からも近い「アクアマリンふくしま」も大きな被害を受けました。

建物への損傷はわずかでしたが、津波によって施設の一階は水没。緊急発電などにより生き物たちの命は守られましたが、トドやアザラシといった海獣を始め、多くの生き物が全国各地の水族館に避難することになりました。

また、その後、エサや燃料などが手に入らず、多くの生き物が命を失いましたが、職員の必死の努力によって、2011年7月には「アクアマリンふくしま」は再オープン。多くの生き物も再び水族館に戻っただけでなく、震災のあとに生まれたゴマフアザラシ「きぼう」は福島の人々の心の支えともなっています。

「アクアマリンふくしま」の食事

「アクアマリンふくしま」を訪問したときにぜひとも楽しみたいのが食事です。「アクアマリンふくしま」は魚を観察するだけでなく、将来にわたって海の恵みを安心して食べられるように、数が多い魚を食べる運動「ハッピーオーシャンズ」に参加。そのため、レストランである「アクアクロス」では魚介中心のメニューが提供されています。

こちらでは、いわき市小名浜が発祥と言われるさんまのハンバーグ、「さんまのポーポー焼き」や、かつてクジラ漁が盛んだった時代の名物「くじらの串カツ」、会津地方の郷土料理「クジラ汁」などが提供されています。

さらに、ノーベル賞作家であるヘミングウェイの作品にちなんだ「ヘミングウェイのカジキメンチ」、シーラカンスをイメージした「ごんべ焼き」と言ったユニークなメニューも楽しめるとして大きな人気です。

さらに、「アクアマリンふくしま」にはメインレストランである「アクアクロス」以外にも、知る人ぞ知るレストランが存在します。

それがお寿司屋さんである「潮目の海」。こちらのお店があるのはなんと巨大水槽の前。

水族館に出かけたことのある人なら、一度は水槽の魚を見て「美味しそう」と言ってしまった経験があるかと思いますが、「アクアマリンふくしま」では水槽を見ながら、実際に魚をお寿司で食べることができます。

提供されているのは福島の新鮮な地魚や地鶏、会津では有名な馬肉のお寿司など。

水族館の水槽を見ながらお寿司が食べられるのは全国でもここだけなので、「アクアマリンふくしま」を訪問したときにはぜひ訪れてみたいスポットです。

「アクアマリンふくしま」と釣り

「アクアマリンふくしま」は魚を見るだけではなく、資源としてとらえて深く考えることができる施設。単に食べるだけではなく、魚を釣って調理する体験プログラムも用意されています。

そのプログラムが行われているのが本館に隣接する「アクアマリンえっぐ」。こちらでは釣り竿などをレンタル、釣った魚はその場で専門の職員に手渡し、調理してもらえます。

自分で釣った魚をその場で食べられるのは非常に貴重な機会。また、キャッチ&リリースではなく、食べられる分だけ釣るという方式なので、子どもの食育にも非常に有効な施設だと評判を集めています。

「アクアマリンふくしま」のイベント

「アクアマリンふくしま」といえば人気となっているのが季節ごとに行われるイベントです。お正月には、その年の干支にちなんだ魚を展示、夏になるとビーチを舞台に水鉄砲の大会や宝探し、クリスマスの季節にはイルミネーションが登場するなど、四季折々のイベントが開催されています。

他の水族館に比べても「アクアマリンふくしま」は豊富なイベントが行われる施設なので、訪問の前には現在行われているイベント情報をチェックしてみると良いでしょう。

「アクアマリンふくしま」へのアクセス

「アクアマリンふくしま」へは車か電車・バスでアクセスすることが可能です。

車の場合、常磐自動車道いわき湯本インターチェンジから約20分、常磐自動車道いわき勿来インターチェンジから約30分程度、福島空港からは国道49号線経由で約1時間40分です。

電車の場合はJR常磐線泉駅下車、小名浜・江名方面行のバスに乗車し、「支所入口」下車。そこから徒歩で役10分です。

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