郭公屋

郭公屋
photo by @vanillasugar828
団子が空を飛んで届けられるお店です。団子を注文してカゴに注文票とお金を入れて木槌を鳴らすと、渓流を挟んだ対岸にあるお店がカゴを引き入れ、帰りに団子とお茶がカゴに入って空中滑降するお店です。岩手の絶景、厳美渓の名物にもなっており、飛んでいる最中にカゴの中のお茶がこぼれないのは、まさに名人芸です。

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郭公屋
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郭公屋の基本情報


【スポット】郭公屋
【ふりがな】かっこうや
【 住所 】岩手県一関市厳美町字滝ノ上211
【営業時間】3月~11月(冬季休業)、9:00~16:00(売切れ次第終了)
【 料金 】あんこ団子1本170円、3本入り400円等 味はあんこ、黒胡麻餡、みたらし等

郭公屋
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空飛ぶ団子!美味しさ楽しさを一度に頬張れる郭公屋

郭公屋とは?

厳美渓にある郭公屋は、岩場の景観を楽しんだ後に是非訪れてほしい、とっても美味しい甘味処です。

ただ美味しいだけではなく、お店の中で食べるとすごく面白い光景が観れるので、厳美渓に行ったらぜひ立ち寄ってほしい場所です。

場所は岩手県一関市厳美町にある「厳美渓」にほど近い、渓谷側の道路脇です。「かっこうだんご」と大きく平仮名で看板が出ているので、すぐに分かります。見た目は
厳美渓は、渓谷沿いに不思議な形をした岩や、四十八滝と呼ばれる様々な種類の滝がなんと2キロメートルも続く、古くからある景勝地です。

歴史によると、なんとあの伊達正宗が「松島と厳美がわが領地の二大景勝地なり」と褒め湛えたと伝えられており、今も多くの観光客が訪れます。

国の天然記念物として指定されており、歩くのも一苦労するくらい岩場が多いです。ただし一見の価値ありの光景が只管続くので、見ているだけでとても楽しい場所です。

郭公屋はグルメスポット

郭公屋は、そんな厳美渓の人気グルメスポット。何故人気なのかと言うと、お店のお団子の美味しさもさることながらお団子が籠に入れて、ロープを使って厳美渓を渡して対岸までびゅーんと届けられているお店だからです。

籠に入れられて飛んでいくお団子達、その姿はまさに「空飛ぶ団子」です。一緒にお茶も入っているのに、なぜか零れないという不思議っぷり。郭公屋は店内でお団子を食べることもでき、籠任せで飛んで行く団子を眺めることができます。そのユニークな姿から、テレビでも紹介されたことがあります。

対岸ではお団子を受け取って、嬉しそうに喜ぶ人たちが見えます。それを見るととってもほっこりするし、次々と行きかう籠を眺めているのも楽しくて、岩場を歩いた疲れを癒してくれます。

何故「郭公団子」というのか、には諸説あるようで、団子が籠に入って「滑降」していくから、という説。また、初代店主の千葉酉吉さんが鳥のカッコウの物まねが得意だったからとか、いろんな理由があるようです。

郭公屋へのアクセス

郭公屋に行くなら、車がおすすめです。厳美渓自体が、車で訪れたほうが便利ですし、一関温泉郷の中にあるので温泉まで行くのに歩くより車を使った方が安全面でも安心です。観光客でかなりごった返すし、足場が悪い場所も多いので、注意して進んでください。

郭公屋自体の駐車場は店舗西3、4台と、店舗の向かい2台程度。それから、店舗左斜め向かい3、4台ほど停められます。ただし厳美渓自体がとっても人気の観光スポットなので、駐車できない可能性は十分にあります。なので近くの「道の駅・厳美渓」や、川沿いを東に500mほど下がったところにある市営無料駐車場を使って、周りの観光を一緒に楽しんだ方がお得です。

自然休暇村管理センターも近いので、トイレにも困らないのが市営駐車場の良いところです。流石に観光地と言うべきか、お土産を買えば駐車場が無料になるお店も多いので、そっちを使ってもいいかと思います。道の駅には「もち食レストラン・ペッタンくん」があります。郭公屋がある一関市は、もちの町として知られています。このレストランにはなんと、300種類を超える日本一のもち食メニューから、選りすぐりのもち料理を食べることができます。

とにかくおもち系の食事やおみやげ物が多いので、選ぶのに迷うほどです。個人的におすすめのお土産は、ゴマすり団子です。もちもちのおもちの中に、とろーんとした胡麻のたれがたっぷり入っていて、食べるととろりんと溶けだしてくる味がたまりません。

郭公屋の体験記

厳美渓の紅葉が目当てで行ったため、郭公屋の空飛ぶ団子については、水曜どうでしょうのテレビ放送で知っている程度でした。

ですが実際に目の当たりにすると、予想以上の迫力です。籠から団子やお茶が飛び出すんじゃないか、という勢いで籠が行きかいます。休憩所と郭公屋の間にロープが渡されており、休憩所の方で団子を注文するときは籠にお金を入れて、板を木槌で叩いて知らせます。するとお店の人がお金の入った籠を引き上げてくれて、お団子とお茶を入れて籠を飛ばしてくれるのです。籠には小さなカップのようなものが付いていて、これにお金を入れていくようでした。

この休憩所で食べるお団子は、1人前400円でみたらしに胡麻とあんこの三種類、しかもお茶付きです。かなりお得だと思います。お団子自体はケースに入っているので、食べきれなくても大丈夫。持ち歩くことができそうな様子だったので、無理して食べきってしまわなくてもよさそうです。

ただしお団子は、食品添加物や保存料は一切使っていないとのことで、それが柔らかくてもちもちの食感を生み出しているんだとか。その分硬くなってしまうので、持ち歩く時間は5時間ぐらいにしておいた方が美味しいままで食べきれます。

休憩所の方でお団子を食べるか、お店で食べるか凄く迷いましたが、あの飛んでいる団子を出しているお店に行ってみたい!という想いが強くなってしまい、予定をちょっと変更して郭公屋に向かいました。場所も本当に近いので、車は市営駐車場に停めて歩いて向かいました。そんなに遠くなく、すぐ着きました。

お店の雰囲気は落ち着いていますが、所謂甘味処というよりたっぷりの歴史が詰まった喫茶店のような雰囲気です。初代の郭公屋店主の写真があったり、放送機材と思われる謎の機械が並んでいたり、著名人のサインが所狭しと飾ってあったり、いい意味で見所が多いお店です。

注文は席に座る前に行うので、入ってすぐの左手のカウンターで行います。

席は座布団が付いた椅子タイプで、その椅子とテーブルのセットも個性豊かでどこに座ろうか迷ってしまいます。

一番人気という、390円のセットを注文しました。こちらもみたらしと胡麻とあんこの3種類の味で、セルフサービスのお茶と、これは休憩所の飛んでくるお団子と違ってお新香が付いています。お新香もセルフサービスなので、甘いお団子を食べる間にちょっとつまむと、さっぱりと次の味を楽しめます。お団子はもちもちのふわふわ、持ち上げると串にそってお団子がくるんっと回転するくらい、柔らかくてもちもちです。白玉とも、所謂お団子ともちょっと違う、不思議な食感でした。

あんこの甘さはさらりとしていて、みたらしもさっぱり系、胡麻もべたつきがなくて1串に5個刺さっていますがあっさりと食べられます。

メニューはこの他に、ケースに入った休憩所と同じ内容のものが400円、5本入りが650円で販売されています。他にはずんだ餅もあって、注文はしなかったのですがとっても美味しそうでした。お団子は1本から注文も可能で、1本170円とのこと。持ち帰りができるので、食べ終わった後に5本入りを1箱注文して帰ることにしました。

食べている間によく見えられたのが、地元の常連さんと思わしき人たち。次々やってきては、お団子を買って帰っていきます。地元に愛されている名店なんだな、とほっこりした気持ちになりました。

休憩所の方は、空飛ぶ団子見たさにかなりの人だかりになっているのですが、こちらの郭公屋はかなり空いています。混みやすい時間帯もあるようでしたが、お団子を食べたいならこちらの方がおすすめです。それに郭公屋の店内からも、空飛ぶ団子を見ることができます。店内から空飛ぶ団子を対岸で注文する人たちが眺められるので、団子が届くたびに嬉しそうにする様子が見えます。

座れる席もあるし、子供連れや家族連れの場合は、郭公屋の方がおすすめです。新緑の木々を眺めながら楽しむ、郭公屋のお団子。美味しくて楽しい素敵な経験になると思うので、厳美渓に訪れた際は是非立ち寄ってみてください。

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