玉川温泉

玉川温泉
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日本一の強酸性(pH1.2)の温泉で源泉温度は98度。「療養・癒しの温泉」として知られ、大噴と呼ばれる湧出口から、塩酸を主成分とする日本で一番pHの数値が低い強酸性泉が毎分9,000リットル程度湧出しています。単一の湧出口からの湧出量としては日本一を誇ります。「悪性腫瘍(癌)に効く温泉」として紹介されたことがあり人気です。なお、放射能を有するラジウム温泉の一種で、その被曝量は岩盤浴で15-20ミリシーベルト/年と言われています。

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玉川温泉の基本情報


【スポット】玉川温泉
【 住所 】秋田県仙北市田沢湖玉川字渋黒沢


古き良き日本の温泉の風情が楽しめる秋田県仙北市「玉川温泉」

首里城公園の歴史

日本人が世界に誇るものは数多くありますが、その中でも外国人から大きな人気を集める観光スポットといえば全国各地に点在する温泉です。

中でも秋田県仙北市の「玉川温泉」は独特の効能と景観で大きな人気となっている観光スポットです。

玉川温泉の基本情報

玉川温泉があるのは秋田県仙北市。焼山のふもとにあり、毎分9000リットルという日本最大の湧出量を誇っている温泉です。

また玉川温泉はペーハー1.2という日本一の強酸性の温泉で、源泉の温度は約98度と極めて高いことも特徴。

そのため、源泉の周囲には独特のにおいのする蒸気が立ち込めています。

玉川温泉は多くの疾患や病気に対して改善や治療効果があるとされ、全国から数多くの湯治客が訪れています。

玉川温泉へのアクセスは?

玉川温泉へのアクセスにはマイカー、タクシー、路線バスなどの方法があります。

車を利用する場合は盛岡インターチェンジからの場合は国道46号線で田沢湖を経由、国道341線で約80キロ、松尾八幡平インターチェンジからならアスピーテラインから八幡平頂上を経由、国道341号線で約55キロ。

鹿角八幡平インターチェンジからの場合は国道282号線、341号線で41キロです。

玉川温泉へは鉄道とバスを利用することも可能です。

鉄道の場合は盛岡駅から秋田新幹線で田沢湖駅下車、そこからバスまたはタクシーを利用、鹿角花輪駅の利用も可能です。

秋田空港または大館能代空港(あきた北空港)からタクシーでアクセスすることもできます。

ただし、これらのアクセス方法が可能となるのは4月中旬から10月末の夏季のみ。

雪解けの季節や、秋から冬にかけては夜間凍結の危険があり、夕方19:00から翌朝8:00までの間は国道341号線の田沢湖側二神館と鹿角側澄川の間が通行止めとなります。

また仙北市側からの場合も多摩川ダム付近の「ふるさと会館前」から「新玉川温泉」の間の区間の路線バスと一部タクシー以外の通行が禁止となりますので、冬季に玉川温泉を訪れたいという方は、事前の十分な確認が必要となります。

玉川温泉の歴史

玉川温泉が開かれたのは江戸時代である1680年。

地元の猟師がけがをしたシカがお湯に浸かって傷を癒している温泉を発見、それ以来、地元の猟師が利用する場所として愛されてきました。

明治には本格的に温泉の開発が進められ、昭和になるとそれまで「鹿湯」と呼ばれていた名称が「玉川温泉」と改められました。

しかしその当時、交通はまだまだ不便だったため、ほとんど知られていない存在でしたが、それが注目されるようになったのは1974年。

マスコミによってガンに効果があるという話が広まり、一気に湯治客が拡大するようになりました。

また台湾の北投温泉と玉川温泉にだけ存在する鉱物「北投石」による岩盤浴なども大人気となり、現在では宿の予約がなかなか取れない温泉地として知られるようになっています。

玉川温泉の効能は?

玉川温泉は全国的にも珍しい強酸性の温泉。

高血圧、動脈硬化、婦人病、神経痛、皮膚病に効能があると言われています。

また玉川温泉は放射能を含んだラジウム温泉で、そういった点からの効能もあるといわれていて、多くの湯治客の人気を集めています。

玉川温泉が他の観光地や温泉地と異なるのは病気の治療や療養を目的にした当時宿であるということ。

食事の提供のある温泉旅館だけでなく、自炊ができて長期滞在が可能な湯治の施設も充実しています。

玉川温泉でオススメなのは一週間ほどの時間を掛けた温泉治療。

ゆっくりと決められた時間温泉に浸かることで、様々な不調への効果が期待できます。

また玉川温泉では源泉の割合を調節、源泉そのままのお湯は酸性が強くお肌への刺激も強いものですが、ゆっくり体を慣らしていくことで温泉の効果を最大限に得ることができるようになっています。

玉川温泉の特徴は、単にお湯につかるだけでなく、様々な方法で温泉の効能を利用できること。

たとえば、地熱による岩盤浴。玉川温泉は以前から岩盤浴が有名で、源泉近くの河原で寝転がる湯治客の姿が有名でしたが2012年の12月にはどのような天候でも岩盤浴が楽しめる屋内岩盤浴施設がオープン、衛生的な環境の屋内で岩盤浴ができるようになりました。

玉川温泉の岩盤浴を行うと全身の血行が良くなり、免疫力や治癒力を促進、発汗作用や新陳代謝のアップによってアンチエイジング効果があると言われています。

また汗を大量に書くことでデトックス効果もあり、女性には非常に人気があります。

さらに温泉の蒸気を吸入する「蒸気吸入」は気道の粘膜の再生を促進、気管支炎などに効果があると言われています。

そのほかにも「蒸気湯」「箱蒸し」などがあるだけでなく、厳選近くを散策するだけで蒸気吸入の効果があると言われています。

さらに玉川温泉のお湯は飲むことでも身体に効果的。

温かい温泉のお湯は胃の血管を拡張、胃の運動を抑えることで胃潰瘍や胃炎などに効果的。

反対に冷やした温泉水はイチョウの運動を高めて、胃酸が少ない人や便秘の人に効果があると言われています。

ちなみに「玉川温泉」はマスコミなどでは「がんに効く温泉」として紹介されることもありますが、正式に効果があると認められたわけではありません。

玉川温泉の見どころ

玉川温泉はお湯の質だけでなくその風景も見どころのひとつ。

実は玉川温泉は十和田八幡平国立公園の中にある温泉で、その雄大な景色には一見の価値があります。

また「北投石」の岩盤を利用した岩盤浴は玉川温泉に来た時には一度は体験しておきたいもののひとつです。

広い空を眺めながらゆっくりと岩盤浴を楽しむのは温泉ファンではなくとも、ぜひ体験する価値のあるものです。

また玉川温泉の魅力は温泉だけではありません。玉川温泉に集ってくる湯治客とのふれあいも魅力のひとつ。

玉川温泉には食事つきの旅館もありますが、部屋だけを借りて食事は自分たちで準備する湯治の施設の利用がおすすめ。

ちなみに炊事場には電子レンジやガスコンロなどは設置されているため、食材と調理道具を持参すれば、好みの食事を楽しむことも可能です。

地元の食材を調理しながら出会った人との話に花を咲かせれば、日本の温泉の本当の魅力を堪能することができるでしょう。

玉川温泉を利用するときの注意点

玉川温泉は観光地というよりも本格的な湯治場として利用されてきた温泉です。

そのため、重い病気に苦しんでいる人や、身体の悩みを何とかしたいと集まって来る人も少なくありません。

風景や温泉地にやたらにカメラを向けたり、大声で騒いだりする行為は迷惑となることがありますので、注意したほうがいいでしょう。

さらに玉川温泉は非常に効能の強い温泉ですが、その分、お湯も非常に強いものです。

熱いお湯に無理をして入り続けていると、貧血や湯ただれを起こすだけでなく、汗による脱水症状を起こしてしまうこともあります。

無理をせず、適度に水分を補給することを忘れないように、自分の体調管理には注意しましょう。

さらに玉川温泉のお湯は、非常に酸性度の高いものです。

アクセサリーや時計、貴金属を身につけたまま入浴すると金属が反応して変色してしまうこともあります。

また、お湯に直接つけなくても、蒸気によって空気の中にも多くの賛成成分が含まれます。

スマホやノートパソコンなどの精密機械を持ち歩くと故障してしまうこともあるそうなので、くれぐれも注意することが必要です。

高い効能だけでなく、昔ながらの温泉場の風情も楽しめる玉川温泉。

ゆっくりと体のケアを行いたいという人にはぴったりの温泉といえそうですね。

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