2016年の「SNS映え」総まとめ!SNS映えスポットランキング!
ICT総研のデータによれば、2016年末のSNS利用率は約65%、2018年末には約75%まで拡大すると予想されています。
そのような中、SNS上でどう思われるか、どういう人と見られるかが、リアルな人間関係と同様に重要になってきています。見方を変えれば、リアルな対人コミュニケーションの中で行ってきた自分のブランディングを、SNS上でも行う必要が出てきたとも言えます。そのため、自分のブランディングのために従来では考える必要のなかったSNSにアップする写真やコメントの内容などにも気を使う必要が出てきているのが現状です。
一昔前であれば、SNS上でのブランディングに疲れて(SNS疲れ)、SNS自体を止めるという選択肢が取れました。しかし、SNSがこれほど実社会に浸透していると、会社によっては連絡をSNSで行っていたり、友達の間での連絡がSNS経由になっていたりと、そう簡単にSNSを止めることもできないのではないでしょうか。
このように、SNS上でのブランディングに気を遣うことが避けにくい状態となってきているのが現状で、且つこのトレンドは今後も継続すると予想されています。このような中、SNS上での自分のブランディングを高めるため、「SNS映え」するSNS投稿をすることが一つ悩みの種になっている方も多いのではないかと思います。
SNS投稿を分析してみると、投稿される写真の多くが、休みの日にどこかに行ったという報告や、こんなものを食べましたという報告となっています。どこかに出かけるにしても、どこかで外食するにしても、写真を撮ってFacebookやInstagramなどのSNSに投稿するという行動が浸透しているためと考えられます。
SNAPLACEがSNS投稿を分析してみると、SNS映えの要素は大きく分けてフォトジェニック(Cool!)と笑い・ネタ(Haha!)に分かれることが判明しました。そこでSNAPLACEでは2016年のSNS投稿を分析し、おしゃれや可愛いなどの感情によってSNSで反響の高いスポットを「Cool!」、ネタとして面白いなどの感情によってSNSで反響の高いスポットを「Haha!」と区分けし、それぞれについてSNS映えスポットランキングTOP10を抽出しました。なお、「Cool!」と「Haha!」のSNS映え投稿の特徴を定性的に表現すると以下の通りとなります。
フォトジェニック(Cool!)投稿の特徴
①カラフル:フィード上でも目立ちやすい(彩度が高い)。植物園。ウォールアート。レインボーケーキ等
②雑誌風:雑誌に掲載されているアングルでの人物・小物写真等
③非日常:リゾート地。海外旅行風。絵葉書のような絶景等
笑い・ネタ(Haha!)投稿の特徴
①意外性/ミスマッチ/違和感:あり得ないものの組み合わせ。スイーツラーメン。普通の神社の鳥居が金色等
②規格外:デカ盛り。夥しい数のトイレットペーパーがあるトイレ。火柱を上げるラーメン等
③ストーリー:叫び声をあげる店員がいる店。いきなり、占いを始める店主がいる店等
SNS映えする、いいね! がたくさん付く投稿をしたいけれど何を投稿してよいか悩んでいる方や、SNS映えには興味がないけれど、単におしゃれなスポットや面白い、ネタになるスポットを知りたい方にも是非ご覧いただきたいランキングとなっています。
フォトジェニックの「Cool!」ランキングTOP10
第1位 ユーシン渓谷(神奈川県足柄上郡)
「ユーシンブルー」と名付けられたエメラルドグリーンの美しい水が幻想的な渓谷です。たどり着くまでは大変ですが、そこで目の前に広がる光景の美しさがSNSで話題になりました。
第2位 江川海岸(千葉県木更津市)
一生に一度は見たい世界の絶景として有名な、ボリビアの「ウユニ湖」に似た景色が日本で見られるスポットです。水面に影が映り込む幻想的な風景がフォトジェニックと話題沸騰でした。
第3位 高輪プリンセスガルテン(東京都港区)
手軽に海外旅行気分が味わえる場所としてSNSで話題になったスポットです。ドイツ・ローテンブルグの街並みを再現した施設ということもあり、日本にいるとは思えない写真を撮ることが出来ます。
第4位 日原鍾乳洞(東京都西多摩郡)
都内近郊から行きやすい鍾乳洞で有名なこちらですが、SNS上ではカラフルなライトアップを施された様子に注目が集まっていました。その独特な様から、「まるでRPGの世界のようだ」という声も上がっています。
第5位 猿島(神奈川県横須賀市)
軍事要塞の跡地で、砲台跡や長い赤レンガのトンネルなどがある島です。古びた地に緑が生い茂る姿が幻想的でリアル「ラピュタ」と呼ばれ、話題になっています。
第6位 ジョンソンタウン(埼玉県入間市)
米軍ハウスと呼ばれる平屋が保存され、アメリカの街を歩いていると思うほどオシャレなスポットです。撮影やロケでも良く使用されているので、SNS映え抜群のスポットです。
第7位 佐久島(愛知県西尾市)
真っ白な枠組みと階段の組み合わせが、サザエさんのエンディングに参加している姿に見え、それがSNSで話題になった「イーストハウス」などの屋外アート作品が島に点在しています。
第8位 ドゥリムトン村(京都府亀岡市)
レストランや宿泊施設が集まったイギリスの村を再現した村です。京都にいながらイギリスにいるような写真が撮れ、そのおしゃれな写真がSNSで話題になりました。
第9位 江戸東京たてもの園(東京都小金井市)
「千と千尋の神隠し」に出てくる銭湯のモデルになった建物が有名でレトロな建物が並んでいます。そんな非日常的な空間がウケて、最近ではここで着物を着用して写真を撮るのがトレンドとなっています。
第10位 川越氷川神社(埼玉県川越市)
縁結びに効くと人気の神社で、赤い糸をモチーフにしたお守りや鯛みくじなど可愛さ満点なところに加え、毎日限定20個の縁結び玉の希少性が主に女性の間で話題になりました。
笑い・ネタの「Haha!」ランキングTOP10
第1位 タイヤ公園(東京都大田区)
見渡す限り一面タイヤで作られた公園。ブランコや滑り台などタイヤがふんだんに使われています。ビジュアルのインパクトが強いことに加え、タイヤの再利用というエコロジーの観点から外国人観光客の反響も高くなっています。
第2位 桃太郎神社(愛知県犬山市)
桃太郎発祥の地(自称)として作られた神社ということもあり、境内には桃型鳥居や桃太郎にちなんだコンクリート像が設置されています。その独特な表情やポーズがシュールだという声が多数でした。
第3位 めん馬鹿一代(京都府京都市)
まるで火事が起きたのかと思うほど、激しい火柱を立ち上げたラーメンの様子がインパクト抜群でSNSで反響の高いお店です。パフォーマンス的要素も強いため、動画投稿をする人も多くなっています。
第4位 辻川山公園(兵庫県神崎郡)
民俗学者・柳田國男氏が生まれ育ったことにちなみ出来た公園ですが、最近では「子供が泣き叫ぶ程怖い公園」として注目されています。その中でも、リアル過ぎる河童の姿を映した動画は特に反響が高いです。
第5位 害虫防除博識館(兵庫県西宮市)
*害虫が含まれる画像は「もっと見る」からご確認ください
害虫や駆除・防除に関する知識を深めることを目的として作られた(株)日本サクドリー所有の博識館。展示されている標本の豊富さや世界最大級のゴキブリが触れるというインパクトの強さがSNS上で一時話題になりました。
第6位 ふれあい下水道館(東京都小平市)
本物の下水道管の中に入れる博物館で、強烈なにおいを感じることのできるこのスポットです。スパイ映画などで下水道を通って進むシーンに憧れている人など、SNS上で男性に特に反響の高かったスポットです。
第7位 磐船神社(大阪府交野市)
「岩窟めぐり」という巨大な石と石の間の隙間をぬって登りながらお参りをする神社で、その変わった参拝スタイルや岩登りの険しさがウケていました。
第8位 マグロマート(東京都中野区)
マグロの被り物を被って食事をするという面白さに加え、マグロを使った料理のバリエーションが豊富で行きたいという声がSNSで多く上がっています。
第9位 御金神社(京都府京都市)
お金に関する願い事(資産運用・投資・ギャンブル等)について御利益があるとされている神社。他の神社とは異なり、鳥居の色が金色だったり、絵馬がイチョウの形だったりする姿が珍しいということで投稿写真に反応される方が多くなっています。
第10位 地獄のぞき(千葉県安房郡)
突出した崖のこちらは、すぐに真下にある奈落の底が覗けることで「地獄のぞき」と言われています。実際には、東京湾、房総半島、富士山が望める絶景が見られますが、SNS上ではそんな崖を横から写した写真が多く投稿されました。
SNAPLACEでは上記でご紹介したランキングのほかにも、Cool!やHaha!なスポットを大量に抽出し、マップとして提供しています。SNSのユーザ投稿データを分析した結果をもとに作成したマップで、ユーザが実際に現地に行って楽しんだ体験がたくさん詰まっていますので、見ているだけでも楽しいマップになっていますので、ぜひご覧ください。
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