木造駅

木造駅
photo by @aoi1990_ig
壁面に巨大土偶が埋め込まれている駅。亀ヶ岡遺跡から遮光器土偶が発掘されたため、土偶をシンボルとした駅となっています。この土偶には愛称があり、その名は「しゃこちゃん」です。

木造駅
photo by @匿名希望

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木造駅の基本情報


【スポット】木造駅
【ふりがな】きづくりえき
【 住所 】青森県つがる市木造房松10

木造駅
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木造駅のインパクト抜群の「しゃこちゃん」

木造駅とは?

みちのくの名所を回るには、ローカル線の旅もいい物です。秋田までは新幹線を利用して、秋田駅からは在来線の旅を味わいました。

秋田から青森へ向かうには、五能線がある。秋田の東能代駅から秋田の川辺駅間全長147.2km、43駅の五能線は奇岩に打ち寄せる波を見ながらの海岸線と白神の美しい山々の美しい景色の中通って行く、全国的でも人気のあるローカル線です。

そんな、楽しいローカル線の旅において、駅舎そのものがユニークな駅があります。青森県つがる市木造房松10にある木造駅です。

まるで宇宙人のような姿のモニュメントが、その駅舎の建物と一体になっています。子供たちは大喜びでした。是非、お時間を取ってお立ち寄りなられては、いかがでしょうか。

五能線、木造駅の歴史

大正13年(1924年)10月21日に開業されたこの駅は、昭和58年(1983年)五所川原駅の管轄の簡易委託駅となり、平成4年(1992年)にふるさと創生事業の一環として現駅舎として完成しました。この駅舎は、平成14年(2002年)に東北の駅100選に選ばれてます。

五能線、木造駅への電車旅

秋田と青森を結ぶ五能線の駅の一つで、青森県つがる市木造房松10に位置する駅です。平日は、東能代から弘前間のローカル線で一日に9本程の運行があります。土日になると、一日に1本から2本、秋田から青森間を直通の特急「リゾートしらかみ」が運行されます。

リゾートしらかみは、全席指定で運行しており、普通車指定席は暖色鮮やかなシートになっており、東北の夏祭りをイメージしています。その他、展望・イベントスペースやボックス席、特産品を販売するカウンターなどが設置されています。そんなリゾート電車で、海岸沿いの景色やしらかみの山々の景色は、電車旅ならではの味わい深いものがあります。

まるで宇宙人の『しゃこちゃん』

そんな、景色を堪能しながら旅した五能線のなかで、木造駅の駅舎は、「木造ふれ愛センター」と合築し、その外壁に土偶を貼り付けてあります。高さ17メートルもあるこの土偶のインパクトは強烈です。

この土偶は、亀ヶ岡遺跡から発掘された遮光器土偶をモチーフしたものです。遮光器土偶とは、縄文時代に作られた土偶の種類ですが、多くの方は、土偶と言うと、この遮光器土偶を想像します。

遮光器土偶とは、目にあたる部分が、イヌイットやエスキモーが雪の中使用する遮光器(ゴーグル)を付けた姿に似ていることからこの名称になったようです。時期的には、縄文時代の後期のものがこの地方では多く発掘されており、主に女性や精霊を模している事が多いようです。

新石器時代の農耕社会において、女性の特徴的曲線を表現していることから、農作物がたくさん取れるように祈る地母神崇拝の為の人形とか、生命の再生、神像、女神像、精霊、護符、呪物、魔よけなどの多様な説があります。

この、モニュメントのちょうど入り口にあたるとは言え、左足がありません。このように体の一部(特に足)を切断されたものが多く、何らかのお呪い的な意味合いがあるように言われています。

この亀ヶ岡遺跡で出土された、この土偶を『しゃこちゃん』と呼んでいます。明治19年に亀岡城跡から発掘されてからは、国の遺跡として指定されました。

木造駅からは、車で20分の場所にある亀ヶ岡遺跡には、この土偶の石像が建てられ、この地域のシンボル的存在になっています。このモニュメントは、1992年にふるさと創生事業の一環として、この地方のシンボルである土偶『しゃこちゃん』を木造駅の入り口に貼り合わせました。高さ17メートルの大きなこのモニュメントの、インパクトは相当のものでした。

また、土偶の目からは双眼鏡で見ると、光線が見えるときがあります。当初は、電車が通過するたびに、もっと強い光線を発していたそうです。しかしながら、子供が怖がるとか、車の運転手から眩しいとかの苦情がでて、今は観光客を見かけると、駅員さんがサービスで光線を出してくれるらしいです。

しゃこちゃんとツチダマ

2016年3月20日(日)、この木造駅に地元の子供たち500人を集めたイベントが行われました。子供たちに圧倒的な人気を持つドラえもんの映画、「映画 ドラエもん新、のび太の日本誕生」に出てくるツチダマがこの木造駅のシンボル『しゃこちゃん』に似ている事から、ツチダマと共にドラエもんが訪れました。

五所川原駅の小山駅長さんが、訪れてくれたツチダマは、つがる市飯岡地区で発見された遮光土偶をモデルにしたもので、この遮光時は全国的にも有名になり、つがる市の誇りと挨拶されました。そして、これを機に期間限定(5月8日まで)で『ツチダマ駅』と呼ぶようになりました。

更に、つがる市の福島市長と小山駅長は、ドラえもんを木造駅の一日駅長に任命し、ドラエもんは、駅長として一日木造駅ホームで見送りと出迎えを行い、利用客を喜ばせました。  更には、映画とコラボレーションして、記念のスタンプやフォトスペースの設置、ゲスト声優の等身大パネルなどが展示されました。

木造駅のおすすめスポットとお土産

高山稲荷神社(つがる市牛潟町)
高山稲荷神社は、五穀豊穣・海上安全・商売安全の神様として地元の方々が大変ご利益があると、人気のある神社です。ここの信仰は、農業・工業・商業・漁業・家内安全・病気平癒・道中守護など多様多彩なものであり、地元の方のみならず遠方の方もこの神社を支えています。この神社でインパクトがあるのが、何重にも重なる鳥居です。

亀ヶ岡公園(つがる市つがる市舘岡上沢部地内)
1622年つがる藩主による亀ヶ岡城築城工事に伴い、大量の土器や土偶が出土したと「永禄日記」に記されています。亀ヶ岡文化として、縄文時代後期において、当時の東北地方の独特な文化を代表する異種独特な文化圏をなしています。特に土器においては、多様な模様の基、芸術性の高く、完成度の高い土器が出土しています。そして、道路沿いにある公園には、遮光器土偶であります「しゃこちゃん」の石像があります。

津軽亀ヶ岡焼(つがる市舘岡上沢辺)
亀ヶ岡は縄文時代晩期、独特の文化が発展しました。出土した土器は、芸術性が高く、学術的にも貴重なものが多いことでも有名です。そんな亀ヶ岡に窯を持ち、「津軽亀ヶ岡焼」と名付けられた焼き物は、土器を連想する独特な模様の日用食器から装飾的大壺、手作り遮光土偶などを制作・販売しています。

しゃこちゃん縄文弁当・華かるこ(つがる市木造若緑)
つがる市役所の隣、縄文住居資料館の中にあります「華かるこ」には、遮光器土偶の「しゃこちゃん」をかたどったお弁当があります。更に、この弁当の入れ物を横からみますと、縄文土器の形を連想する形になっています。そして3段重ねになっている重箱は、最上段がうどんと天ぷら、地場産品を使った小鉢数品となり、最下段には、「しゃこちゃんごはん」がとどめをさします。こんな豪華絢爛の3段弁当がお汁付きでなんと980円と言うのは、驚きです。ただし、2日前までに予約が必要でありますので、注意してください。

神武食堂(つがる市木造宮崎)
津軽の百年食堂は、開店が大正13年に、貨物駅として荷物の積み下ろしで栄えたこの場所は、馬車が列をなしていたそうです。4代に渡る百年食堂の「神武食堂」は、初代の神竹次郎さんがうどんやそばに焼き魚でといった物を出していたそうです。その後、二代目の武男さんは、お酒や歌が好きだったようです。人望が厚く要職にもついた武男さんが、昭和22年に自身の名前から「神武食堂」と屋号を付けられました。そして、3代目の武彦さんが継いだのは、中学を卒業してすぐに継がれました。メニューも当時の流行りの洋食が加わりました。東京で修業した4代目が継いで20年以上になるそうですが、人気メニューは担々麺です。二代目から、受け継がれた味の中華麺は昔ながらの人気メニューです。木造駅前の哀愁漂う食堂の味は、絶品の味揃いでした。

「しゃこちゃんどら焼き」
木造駅での、お土産人気No1はやはり「しゃこちゃん」をかたどったお菓子です。通常のどら焼きの2倍程の大きさのどら焼きは、つがる市木造商店街にあります「街の駅あるびょん」のオリジナル商品です。9個入りで2613円(税込み)となっております。

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