未来心の丘

未来心の丘
photo by @komukasa
広さ5,000平方メートルにもおよぶ白い大理石の庭園。ギリシャのサントリーニ島を思わせる白い世界が広がった風景が話題のスポットです。彫刻家杭谷一東(くえたにいっとう) 氏によって創作された大理石の塔や道は一つ一つに思いが込められ見どころもたっぷり!さらに、敷地内ある「カフェ・クオーレ」は大理石で出来たカフェで優雅なひと時を過ごすことができます。また、未来心の丘の入場料には耕三寺境内・金剛館の入場料も含まれているので、耕三寺家の美術コレクションなども観賞することができるのでお時間に余裕をもって訪れることをお勧めします。

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未来心の丘の基本情報


【スポット】みらいしんのおか
【 住所 】広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2

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真っ白な大理石の庭園!まるでギリシアみたいな「未来心の丘」

広島県尾道市にある「未来心の丘(みらいしんのおか)」は、広さ約5000メートルに及ぶ広大な庭園です。瀬戸内海を望む庭園は白い大理石のオブジェなどで埋め尽くされ、まるでギリシアの白亜の島、サントリーニ島を思わせる風景が広がっています。

「未来心の丘」の概要

「未来心の丘」があるのは広島県尾道市の生口島。生口島はしまなみ海道の重要な場所にある島で、古くは瀬戸内海で勢力を伸ばす水軍の拠点として発展してきました。現在は漁業と、レモンやネーブルオレンジなどの栽培で知られています。

さらにこの島は80年代後半から始まったアートプロジェクト「瀬戸田ビエンナーレ」をきっかけに「島ごと美術館」としてアートの島に変身、島の中には「耕三寺博物館」やこの島出身の画家、平山郁夫の作品を展示する「平山郁夫美術館」を始め、多数のアート作品が点在しています。その中でも最も有名な存在が「未来心の丘」。

「未来心の丘」は「耕三寺博物館」のが芸術活動の一環として取り組んでいる庭園で、広さ5000平方メートルの敷地の中には、世界で活躍する彫刻家である杭谷一東(くえたにいっとう)が制作した大理石による彫刻作品が立ち並んでいます。

杭谷一東は若干20歳にして日展に入選、以後八回連続入選と言う経歴を持つ彫刻家で、現在はイタリアを中心に活躍、ヴァチカン宮殿でローマ法王にも謁見したことのある国際派の芸術家です。

「未来心の丘」はそんな杭谷一東が仕事場を構えるイタリア・カットーラで採掘された大理石を使用、コンテナ船で輸送し、様々なモニュメントとして広場などで展示が行われています。

この「未来心の丘」では、ただ作品を見て楽しむだけではなく、実際に手で触れたり、自然と一体となって遊ぶことが可能。もちろん、園内の真っ白な彫刻作品に入り込み、写真撮影を行うこともできます。

「未来心の丘」の歴史

耕三寺は浄土真宗の本願寺派の寺院で、正式名称は「潮聲山耕三寺」。このお寺を作ったのは耕三寺耕三という人物で、以前は大阪で大型の特殊鋼管を製造する会社を営んでいた技術者で実業家でしたが、母親の死をきっかけに、亡き母親への感謝の意を込めて自ら僧侶となり、昭和10年より障害を掛けて耕三寺を建立。

そんないきさつから、このお寺は「母の寺」として親しまれるようになりました。

また耕三寺は「西の日光」と呼ばれるほど、様々な芸術品や工芸品、文化財などが集まる場所として知られています。境内には、日光東照宮陽明門を模した孝養門、平等院鳳凰堂を模した本堂などが立ち並び、15の建物が有形文化財として登録され、瀬戸内海の中でも有数の観光地となっています。

そんな耕三寺は美術品の収集や芸術活動の奨励にも力を入れていて、島の芸術活動振興の一環として「未来心の丘」の建設を開始、現在では多くの人々が訪れる人気の観光スポットとなっています。

「未来心の丘」へのアクセス

「未来心の丘」がある耕三寺へのアクセスは、車の場合は尾道インターチェンジ、または福山西インターチェンジから西瀬戸尾道インターチェンジ、生口島北インターチェンジを経由。生口島北インターチェンジからは約13分です。

しまなみ海道を利用する場合は今治インターチェンジから生口島南インターチェンジを経由して同じく約13分です。

タクシーを利用する場合には、尾道駅からは約40分、新尾道駅からは約32分、福山駅からは約50分です。

また船の利用も可能で、尾道港からは普通船で約40分、三原港からは快速線で約25分、瀬戸田港から徒歩で約10分です。三原須波港からの場合、フェリーで約28分、沢港を経由して徒歩13分です。そのほか、瀬戸田BSから島内バスを利用すれば約20分です。

今治や松山からのアクセスの場合にはバスによるアクセスが便利です。

「未来心の丘」とインスタグラム

実際に「未来心の丘」を訪れてみるとびっくりするのは、一面に広がる白い大理石の彫刻作品の雄大さ。同じく、白い建物が立ち並ぶ、ギリシアのサントリーニ島に例えられることもありますが、サントリーニ島にならんでいる建物の多くが住宅なのに対して、「未来心の丘」の建物は巨大な柱や階段、モニュメントと言ったもの。むしろギリシアの巨大遺跡を思わせる荘厳な存在です。

未来心の丘インスタ映え
instagram @lzunstfrb_09

さらに、「未来心の丘」のある瀬戸内海は空が青く、彫刻の白と空の青のコントラストがとてもきれいで、そのことからインスタグラムで人気が爆発。
現在でも、インスタ映えする写真を求めて多くの人の人気を集めています。

「未来心の丘」のフォトスポット

「未来心の丘」にはそれぞれ異なったテーマを持つモニュメントやオブジェが並んでいます。特にフォトスポットとして人気なのが「光明の塔」これは西に沈む太陽に手を合わせる形で作られたオブジェで、「未来心の丘」の中でも一番高い場所に立っています。この「光明の塔」は空をバックに撮影できることからカップルで塔の下に立ち、一緒に写真を撮るのが人気です。

また、ちょっと変わった写真を撮りたい人には「風の四季」が人気。こちらは四季の風を表す大理石の屏風で、それぞれが季節に合わせたイメージで作られています。この大理石の屏風には穴が開いていて、そこから瀬戸内海の海を見ることが可能。アイデア次第で様々なインスタ映えする写真が撮れそうな場所です。

未来心の丘大理石
instagram @lzunstfrb_09

その他、「未来心の丘」はどこもかしこも大理石で作られているため、撮影したくなるフォトスポットには事欠かない場所です。

「未来心の丘」の人気カフェ

「未来心の丘」に訪れたなら、ぜひ行ってみたいのがこちらのカフェである「カフェ・クオーレ」、まるで大理石の境界のような建物は、デザインや設計、ネーミングなどをを彫刻家で「未来心の丘」の生みの親である杭谷一東が担当。

建物の外観だけでなく、カフェの中も真っ白な大理石がふんだんに使われ、そこから眺める瀬戸内海の様子は、まるで地中海やエーゲ海のような雰囲気です。

店内の家具も杭谷一東によるオリジナルデザイン。大理石に掘られたぶどうや、美の女神であるビーナスの姿など、ヨーロッパの高級リゾートのレストランのようです。

こちらではカプチーノやカフェオレ、イタリアンビールといったメニューも楽しめますが、ぜひ味わっておきたいのが島名産の柑橘類を使ったメニュー。特にこちらのレモンスカッシュは、レモンの果肉の入った本格的な物。名産の瀬戸田レモンを使用したレモンスカッシュはさわやかな中に独特の香りと味を感じる一杯で、決して他の場所では味わうことができません。

また、こちらのジェラートも人気メニュー。バニラや抹茶といった定番もありますが、やはりここでも名産の夏ミカンなどを使用した柑橘系のジェラートやシャーベットは別格の味わいです。

天気のいい日にはテラス席の利用がおすすめ。白いパラソルの下で大理石の庭を見ながらゆっくりと過ごす時間は、リゾート気分満点です。

「未来心の丘」の雨の日の過ごし方

もし「未来心の丘」を訪れた日が残念ながら雨だった場合には、少し注意が必要です。というのも、庭園の中がほとんどすべて大理石の「未来心の丘」は、濡れると足元が非常に滑りやすくなります。さらに「未来心の丘」では傾斜や階段も多いため、歩きやすい靴を選ぶことが必要です。

ただし、「未来心の丘」の周囲には、多くの歴史的な美術品をそろえた「耕三寺博物館」や「平山郁夫美術館」などもあり、周囲には特産のレモンを使ったスイーツが楽しめるカフェ、レトロの雰囲気の「しおまち商店街」などもあり、雨でも楽しみには事欠きません。

真っ白な大理石でまるで海外のような雰囲気が楽しめる「未来心の丘」。インスタ映えするスポットを探している人はぜひ訪れてみる価値はありそうです。

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