備中松山城

江戸時代に建築された天守が今も現存する「現存十二天守」の一つ。十二天守の中で最小規模であるものの、江戸時代に建造された天主や櫓など、歴史を伝える本物に触れることができます。また標高430mの臥牛山山頂にあり、冬季には「天空の城」として大人気の竹田城（兵庫）と同様に、雲海に浮かぶ姿が見られます。臥牛山頂上付近に建つ天守は、国の重要文化財にも指定され、現存天守を持つ山城としては、最も高い所にあります。かつては「難攻不落の名城」とも言われ、登城坂の周囲には、高さ10m以上の巨大で切り立った岩壁がそびえたっています。