イギリス観光のおすすめスポット50選!一生に一度は行きたい
出所:https://www.lonelyplanet.com/england/london
イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドと4つの独立した国を総称して、グレート・ブリテン/英国と呼ばれていますが、それぞれの国が他国を相容れない愛国心と忠誠を持ち、イギリスでありながら異国のように異なる文化や風習が魅力の一つになっています。過去の戦争や侵略による城砦の建立、地域産業に根差した商業の発展など、歴史の背景が独自の文化や芸術を育み、王国ならではの威風堂々たるイギリスカラーを世界に発信しています。そんなイギリス観光といえば見逃せない名所を厳選してご紹介してまいります。
ロンドンの観光スポット
ビッグベンと国会議事堂、ウェストミンスター寺院、バッキンガム宮殿、タワーブリッジ、ロンドン塔、大英博物館、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館、テート・ブリテン、ナショナル・ギャラリー、ハイドバーク、2大デパ-ト~ハロッズとリバティ、ポートベロマーケット、コヴェント・ガーデン
ロンドン郊外の観光スポット
ウィンザー城、オックスフォード、ケンブリッジ、シェイクスピアの生家~ストラトフォード・アポン・エイボン、キュー・ガーデンズ、ブレナム宮殿
湖水地方/イングランド北西部の観光スポット
ベアトリクスポターの世界~ボウネス・オン・ウィンダミア、ヒルトップ~ニア・ソーリー、ウィンダミア、グラスミア
ヨークシャー/イングランド北西部の観光スポット
ヨーク、ハドリアヌスの長城、スカボロー、ハワード城
イングランド北西部の観光スポット
リバプール、マン島
コッツウォルズ/イングランド中西部の観光スポット
チッピング・カムデン、カッスル・クーム、バイブリー、ブロードウェイ、ストゥ・オン・ザ・ウォルド
イングランド南東部の観光スポット
カンタベリー大聖堂、リーズ城、ライ、アランデルとアランデル城、ブライトン、シシングハースト・キャッスル・ガーデン
イングランド南東部の観光スポット
ソールズベリー大聖堂、ストーンヘンジ、バース、チェスター
コーンウォール地方/イングランド南西部の観光スポット
セント・アイヴス、ランズエンド
スコットランドの観光スポット
エディンバラ城~エジンバラ、グラスゴー
北アイルランドの観光スポット
ジャイアンツ・コーズウェイ
ウェールズの観光スポット
カーディフ
ロンドン
1.ビッグベンと国会議事堂
出所:https://www.la-croix.com/Culture/Cinema/Big-Ben-star-cinema-2017-08-17-1200870253
イギリスのシンボルとも言えるビッグ・ベンは、1859年に13年かけて完成した当時世界最大のゴシック復興様式の大時計で、高さ約96m、文字盤の高さ55mになります。ディズニー映画のピーターパンが飛び回るシーンで有名なこの時計台の正式名称は「エリザベス・タワー」で、2012年のエリザベス女王の在位60年を機に「クロック・タワー」から改称されました。「ビッグ・ベン」というニックネームは、工事を担当したベンジャミン・ホール卿の名、あるいはボクシングチャンピオンのベン・カウントにちなんだといわれています。
4つの音色で奏でられる独特な鐘のメロディは「ウェストミンスターの鐘」という曲名で、日本の学校のチャイムのメロディーの基となり、日本人にも馴染み深い音楽となっています。第二次大戦中、国会議事堂は破壊されましたが時計台は壊れず鐘を鳴らし続け、今も15分毎に鐘が8km遠くまで鳴り響いています。
名称: House of Parliament(Big Ben)/ビッグベン
住所: Westminster, London SW1A 0AA
アクセス: 地下鉄/ピカデリー線、ジュピリー線「Westminster」下車
開館時間: 5/26~6/2:水-金曜、6/24~9/19:月曜-金曜、9/20~9/30:土曜
入場料: ガイド付きツアー:大人/25.5£、学生/21£、オーディオガイド付きツアー:大人/18.5£、学生/16£、
公式サイト:https://www.parliament.uk/
2.ウェストミンスター寺院
出所:https://www.explorelondon.co.uk/westminster-abbey/?lang=fr
11世紀にエドワード懺悔王によって建設され、1066年にウィリアム征服王の戴冠式が行われて以来英国国王の戴冠式の他、王室の冠婚葬祭が伝統的に行われ、1000年もの歴史を残す英国で重要な歴史建造物となっています。エリザベス女王の戴冠式、ダイアナ妃の葬儀、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式などが執り行われたことでも知られています。
13世紀にフランスの建築家が再建に携わり、英国最大規模のゴシック建築の傑作と言われ、1987年には世界遺産に登録されています。詩人のコーナーといわれる南翼廊には、シェイクスピアなど多くの著名な作家や詩人が眠り、墓や追悼碑が建てられています。
名称: Westminster Abbey/ウェストミンスター寺院
住所: 20 Deans Yd, London SW1P 3PA
アクセス: 地下鉄/サークル線、ディストリクト、ジュビリー線「Westminster Station」下車
開館時間: 月~土曜/9:30-15:30、水曜/9:30-18:00、土曜/9月~4月/9:30-13:00
休業日: 日曜
入場料: 大人/20£、学生・60歳~/17£
公式サイト:http://www.westminster-abbey.org/visit-us/language/japanese/welcome-to-westminster-abbey
3.バッキンガム宮殿
出所:https://www.royal.uk/summer-opening-buckingham-palace
英国のエリザベル女王が現在も住み公務を執り行っている城で、ロンドンを代表する観光スポットの一つです。元はジョン・シェフィールド公爵の質素な宮殿を、1761年に譲り受けたジョージ3世の治世から王室として利用されるようになり、1837年にネオクラシック様式に全面的に改築されました。
宮殿の屋上に王室旗が掲げられていたら女王の在宅、イギリス国旗が掲げられていたら不在を意味し、女王がスコットランドへのバカンスで不在の夏は一般公開され、775室ある部屋のうち19の広間と庭園を見学できます。夏季に毎日11:30から5分か行われる華麗な衛兵交代も必見です。
名称: Buckingham Palace/バッキンガム宮殿
住所: Buckingham Palace, London SW1A 1AA
アクセス: 地下鉄/ピカデリー線、Green Park線「Jubilee」「Piccadilly」下車
開館時間: 7/21~8/31:9:30-19:00、9/1~9/30:9:30-18:00。クイーンズ・ギャラリーとロイヤル・ミューズ:10:00-17:30
休業日: 宮殿内部:8~9月以外、クイーンズ・ギャラリーとロイヤル・ミューズ:無休
入館料: 宮殿内部見学:大人/24£、学生/22£、17歳未満/10£
公式サイト:http://www.royalcollection.org.uk/visit/the-state-rooms-buckingham-palace/plan-your-visit?language=ja
4.タワーブリッジ
出所:https://www.planet-puzzles.com/trefl-tower-bridge-london-puzzle-1500-pieces.p58134.html
テムズ川にかかる跳開橋で1894年建築家ホーレス・ジョーンズの設計により完成し、両端にあるゴシック様式の宮殿のような主塔が特徴的で、その高さは65m、長さ244mとなっており、中には展望通路・歴史博物館が併設されています。テムズ川を往来する船の通行のため可動式となっており、今も1分間86度まで開く様子を見ることができます。
1982年にエレベーターが設置されアクセスし易くなった展望台は「ウォーク・ウェイズ」と名付けられ、ガラス張りの展望台からはロンドン市街を見渡せ、展望通路は人気の観光名所となっています。
名称: Tower Bridge/タワーブリッジ
住所: Tower Bridge Road, London, SE1 2UP
アクセス: 地下鉄/サークル線、ディストリクト線「Toweer Hill」下車
開館時間: 4~9月/10:00-18:30、10~3月/9:30-18:00、
休業日: 12/24~12/26
入場料: 大人/9.8£、5~15歳/4.2£、60歳~/6.8£
公式サイト:http://www.towerbridge.org.uk/
5.ロンドン塔
出所:https://www.goliveyoung.com/10-top-tips-visiting-tower-london/
1078年にウィリアム一世によって城砦として建てられ、1625年まで国王の宮殿として使われて、14~19世紀には造幣所・天文台・銀行・動物園など幅広く使われていました。現在の正式名称は「女王陛下の宮殿にして要塞」となっています。
中世イギリスの歴史と平和を守ってきたロンドン塔には、王家や貴族の要人が多く投獄・処刑されており、数々の亡霊伝説も生まれています。処刑場の「タワーグリーン」は一般公開され見学できます。
また、アーサー王が魔法で渡りガラスに姿を変えられてしまったという伝説に基づき、渡りガラスを殺す事は「アーサー王への反逆行為」とも言われ、今も「レイヴンマスター」と呼ばれる飼育係がカラスを育てています。
「クラウン・ジュエル」と呼ばれる建物には、14世紀以降のイギリス王室の王冠や財宝が保管され、特に20世紀初頭に南アフリカで発見され「南アフリカの星」と呼ばれる、3106カラットと世界最大のダイヤモンド「カリナン」は必見です。
名称: Tower of London/ロンドン塔
住所: Tower of London, London EC3N 4AB
アクセス: 地下鉄/サークル線、ディストリクト線「Toweer Hill」下車
開館時間: 3/1~10/31:火~土曜/9:00-17:30、日~月曜/10:00-17:30。11/1~2/28:火~土曜/9:00-16:30、日~月曜/10:00-16:30
休業日: 1/1、12/24~12/26
入場料: 大人/25£、5~15歳/11.9£、学生・60歳~/19.5£
公式サイト:http://www.towerbridge.org.uk/
6.大英博物館
出所:https://en.wikipedia.org/wiki/British_Museum
歴史的価値のある美術品が眠る世界最大の博物館の一つで、所蔵品は800万点、うち常設展示品は15万点にのぼります。古美術収集家のハンス・スローン医師のコレクションを一般公開したことに起源を発し、増設を繰り返し1857年に現在の博物館の形になりました。
沢山の見所がありますが、エジプトギャラリーでは王族のミイラや動物のミイラが展示され人気コーナーとなっており、ファラオの黄金仮面や前史の歴史を紐解くロゼッタストーンも重要な展示物です。他にもギリシャのパルテノン神殿の彫刻エルギン・マーブルも必見で、また日本の縄文時代から現代のサブカルチャーまで展示した日本コーナーも人気です。
併設する図書室は、チャールズ・ディケンズやオスカー・ワイルドといった著名な小説家や詩人も利用し、またカール・マルクスがこもって名著「資本論」を書き上げた場所でも有名で、日本の夏目漱石や福沢諭吉もここで勉学に励んだそうです。
名称: British Museum/大英博物館
住所: Great Russell Street, London WC1B 3DG
アクセス: 地下鉄/セントラル線、ピカデリー線「Holborn」下車。地下鉄/ノザーン線「Tottenham Court Road」下車
開館時間: 10:00-17:30、金曜/10:00-20:30
休業日: 1/1、12/24~12/26
入場料: 常設展/無料
公式サイト:http://www.britishmuseum.org/
7.ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
出所:http://tripateurope.com/victoria-and-albert-museum-london/
装飾芸術・デザインのコレクションでは世界最大規模と言われる通称V&Aは、1852年ヘンリー・コール氏が開設、1899年にヴィクトリア女王によって現在の名称に改名されています。
美術館で一押し人気の「ファッションコーナー」では、1600年~1800年の世界最大級の生地コレクションに始まり、中世の豪華ドレス、最新のファッションデザイナー「ヴィヴィアン・ウェストウッド」「ヴェルサーチ」「アレキサンダー・マックィーン」らのコレクションも展示されています。
また古代ギリシャからから今日にいたるまでの3000点を超える宝飾品や、世界各国からイギリス王室へ贈られたアクセサリーなども圧巻です。見学の合間には「世界で最も美しいミュージアムカフェ」の一つに数えられるティールームで、アフタヌーンティやブランチが楽しめます。
名称: Victoria and Albert Museum/ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
住所: Cromwell Road London SW7 2RL
アクセス: 地下鉄/サークル線、ディストリクト線、ピカデリー線「South Kensington」下車
開館時間: 10:00-17:45、金曜/10:00-22:00
休業日: 12/24~12/26
入場料: 無料
公式サイト:http://www.vamuseum.jp/
8.テート・ブリテン
出所:http://www.alisonprice.co.uk/venues/tate-britain/
実業家のヘンリー・テートが所蔵コレクションを寄贈する場所として、1897年に創立された美術館で、イギリス美術の他1955年からは近代美術も展示されるようになりました。
ラファエル前派のコレクションが充実しており、ジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」は美術館を代表する傑作として人気があります。また英国を代表する画家ウィリアム・ターナーの作品も豊富で、毎年ターナー賞が贈られています。
1980年代にはリバプールとセント・アイヴスに分館を開館し、2000年に新館「テート・モダン」、2001年に「テート・ブリテン」が再館し、現在にテートの名を冠する4つの国立美術館の総括として「テート」と呼ばれています。
名称: Tate Britain/テート・ブリテン
住所: Millbank, London SW1P 4RG
アクセス: 地下鉄/ヴィクトリア線「Pimlico」下車
開館時間: 10:00-18:00
閉館日: 12/24、12/26
入場料: 無料
公式サイト:http://www.tate.org.uk/visit/tate-britain
9.ナショナル・ギャラリー
出所:https://fr.wikipedia.org/wiki/National_Gallery
ロンドン中心のトラファルガー広場にあるロンドン最大の美術館で、13世紀~19世紀までのヨーロッパ絵画など2300点を所蔵する世界最大規模の美術館です。元々は銀行家アンガー・スタインのコレクションをイギリス政府が買い取って開館したもので、無料見学となった現在は年間約600万人が訪れる人気の美術館になっています。
190年以上の歴史を持つ館内には、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロ、レンブラント、ドラクロワ、ゴッホ、モネ、ルノワール、セザンヌ、スーラといった巨匠達の芸術作品が展示され、2014年に公開されたフレデリック・ワイズマン監督の映画「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」は大きな話題となりました。
館内にあるレストランでは本格的な英国料理が楽しめ、新館にある土産ショップは品揃え豊富で見学客で賑わっています。
名称: The National Gallery/ナショナル・ギャラリー
住所: Trafalgar Square, London WC2N 5DN
アクセス: 地下鉄/ベイカールー線「Piccadilly Circus」「Charing Cross」下車。地下鉄/ピカデリー線「Piccadilly Circus」「Leicester Square」下車。地下鉄/ノザーン線「Leicester Square」「Charing Cross」下車
開館時間: 10:00-18:00、金曜/10:00-21:00
休業日: 1/1、12/24~12/26
入場料: 無料
公式サイト:http://www.nationalgallery.org.uk/
10.ハイドバーク
出所:https://www.shaftesburyhotels.com/blog/bbc-radio-2-live-in-hyde-park/
ウェストミンスター地区からケンジントン地区に広がる約1.4㎢の敷地を持つ市内最大の公園で、1536年にウェストミンスター寺院からヘンリー8世へと土地の所有者が変わり、長く王家の狩猟場として使われてきましたが、1637年に公園として一般開放され、1851年にはロンドン万国博覧会の会場になりました。近年はロックコンサートやクリスマスマーケットの会場としても使われています。
マーブルアーチ側の入り口にある演説台「スピーカーズ・コーナー」は誰でも自由に演説を行うことができる場所として有名です。故ダイアナ妃を記念して造られた噴水、大きな池、美しい花壇などがあり、ジョギングやローラースケートなどを楽しむ市民の憩いの場所となっています。
名称: Hyde Park/ハイドパーク
住所: Hyde Park, London
アクセス: 地下鉄/セントラル線、ジュビリー線「Marble Arch」下車。地下鉄/セントラル線「Lancaster Gate」下車。地下鉄/ピカデリー線「Hyde Park Corner」下車
開館時間: 5:00-24:00
入場料: 無料
公式サイト:http://www.royalparks.org.uk/parks/hyde_park/
11.2大デパ-ト~ハロッズとリバティ
出所:https://www.booking.com/hotel/gb/harrods-apartment-at-hans-road.ja.html
ロンドンには観光名所としても有名な英国を代表する2大デパートがあります。
1.ハロッズ
1834年にチャールズ・ヘンリー・ハロッドによって、ロンドン西部の高級住宅街ナイトブリッジに設立された高級老舗百貨店です。売り場面積は9万㎡とイギリス最大の広さを誇り、建物は外観だけでなく内装もゴージャスで宮殿のような気品溢れる雰囲気が漂っています。取り扱う商品も高級ブランド・高品質の製品ばかりで、王室御用達の百貨店としても知られています。買い物の合間には、内設されているティーエリアで優雅なティータイムも楽しめます。
名称: Harrods/ハロッズ
住所: 87135 Brompton Road, Knightsbridge, London SW1X 7XL
アクセス: 地下鉄/ピカデリー線「Knightsbridge」下車、
営業時間: 月~土曜/10:00-20:00、日曜/11:30-18:00
定休日: 12/24~12/25、イースターホリデー
公式サイト:http://www.harrods.com/
2.リバティ百貨店
1875年アーサー・ラセンビィ・リバティが日本や東洋の装飾品や織物工芸品などを販売する店としてオープンし、チューダー・リバイバル様式の外観と内装は歴史建造物に指定されています。販売されている製品も高品質なものばかりを取揃え、特に「リバティ・プリント」と呼ばれる美しい花柄の布製品は、洋服、小物、雑貨インテリア用品としてお土産としても人気があります。買い物疲れには、3階の「カフェ・リバティ」で一休みできます。
名称: Liberty London/リバティ・ロンドン
住所: 210-220 Regent Street, Soho, London W1B 5AH
アクセス: 地下鉄/セントラル線、ベーカルー線、ヴィクトリア線「Oxford Cirucus」下車、
営業時間: 月~土曜/10:00-20:00、日曜/12:00-18:00
定休日: 12/25~12/26
公式サイト:http://www.liberty.co.uk/
12.ポートベロマーケット
出所:https://www.parkvilla.co.uk/2018/04/14/portobello-road-market/
ロンドン西部の高級住宅地ノッティング・ヒルにあるポートベロー通りに2kmに渡って広がる、世界最大級のアンティークマーケットで、美しく珍しい骨董品が所狭しと並びます。
英国製の陶磁器や銀器の他、アンティークな絵葉書、ポスターなど、レアな美術品や雑貨も沢山並び、格安な値段で本物が手に入るとあって世界中から観光客だけでなくプロのディーラーも訪れます。人で混雑する場所なので貴重品の管理には注意が必要です。
名称: Portobello Road Market/ポートベロ・マーケット
住所: Portobello Road, London W11
アクセス: 地下鉄/サークル線、ディストリクト線、セントラル線「Notting Hill Gate」下車、
営業時間: 金~土曜/10:00-17:00
定休日: 日~木曜
公式サイト:http://www.portobelloroad.co.uk/
13.コヴェント・ガーデン
出所:https://londonist.com/2016/04/secrets-of-covent-garden
ロンドン中心部最大の繁華街トラファルガー広場にある複合エリアで、常設市場やストリート・パフォーマーの他、ショッピング・グルメ・アートが一度に楽しめる娯楽施設のような空間です。サスペンスの王様ヒッチコックが生まれ育った地でもあり、彼の映画や「マイ・フェア・レディ」にも登場しています。
週末に見られるストリートパフォーマンスは、厳しいオーディションを勝ち抜いた者しか演技できず、大道芸人やストリートアーティストの演技は折り紙付きで、ここからミュージカルのスターも輩出しています。2つの有名なアーケットでは、アンティークの宝石やレースなどが豊富で、月曜日にはクラシックやオペラの無料コンサートも行われています。
名称: Covent Garden/コヴェント・ガーデン
住所: Covent Garden, London WC2E
アクセス: 地下鉄/ピカデリー線「Covent Garden」下車、
営業時間: 月~金曜/9:30-18:00、土~日曜/9:00-18:00
定休日: 無休
公式サイト:http://www.coventgardenlondonuk.com/(
ロンドン郊外
14.ウィンザー城
出所:https://mitosnesia.com/2017/07/25/10-kastil-terindah-di-dunia/
ノルマン朝を開いた征服王ウィリアム1世の時代に遡る1000年近い歴史を有する城で、現在もエリザベス女王が週末を過ごす公邸として知られ、女王滞在中はラウンドタワーに王旗が掲げられます。日曜日を除く毎日11時から行われる世界最古のイギリス近衛兵による華麗な衛兵交代式は見逃せません。
また、1475年から50年かけて完成したゴシック建築の最高峰といわれるセント・ジョージ礼拝堂は壮麗で、ヘンリー8世、ジェーン・シーモアなど10人の王と女王などの墓が安置されています。
ウィンザー城内にある、装飾や備品のミニチュアの世界を1500人の職人が3年かけて作り上げた「王妃メアリーの人形の家」は世界一有名なドールハウスで、「公式諸間」にはレンブラント、ルーベンスなどの名作が飾られています。2018年にはハリー王子とメーガン・マークルさんの結婚式がこの城で執り行われました。
名称: Windsor Castle/ウィンザー城
住所: Windsor Castle, Berkshire SL4 1NJ
アクセス: South West Trains線「Waterloo」 → 「Windsor & Eton Riverside」下車、
所要時間: 50分
開館時間: 3~10月/9:30-17:15、11~2月/9:45-16:15
休館日: 無休
入場料: 大人/21.20£、学生・60歳~/19.30£、17歳未満/12.30£
公式サイト:http://www.royalcollection.org.uk/visit/windsorcastle?language=ja
15.オックスフォード
出所:https://studyabroad.bg/bachelor-menu/%D0%BE%D0%BA%D1%81%D1%84%D0%BE%D1%80%D0%B4-%D0%BF%D0%BE%D0%B3%D0%BB%D0%B5%D0%B4-%D0%BE%D1%82%D0%B2%D1%8A%D1%82%D1%80%D0%B5/
ロンドンから1時間ほど離れた北西郊外にある、オックスフォード大学を中心に発展した古都であり、市内には500年以上前の建築物が数多く現存し、まるで中世の世界に紛れ込んだような美しい街並みが広がります。オックスフォード大学は12世紀に創立された世界で3番目に古い英語圏最古の大学で、「不思議の国のアリス」の著者ルイス・キャロルが教鞭をとり、また映画「ハリーポッター」では、同大の「クライストチャーチ・カレッジ」の食堂が使われるなど、数々の映画やドラマのロケ地としても有名です。
町には「不思議の国のアリス」所縁の土産物店や、オックスフォード大学にちなんだ衣料雑貨も売られており、お土産に人気です。
アクセス: 「Paddington」→「Oxford」下車
所要時間: 約1時間
公式サイト:http://www.oxfordcityguide.com/
16.ケンブリッジ
出所:https://www.nacel.fr/sejour-linguistique/angleterre/cambridge
ロンドンから北に1時間ほど郊外にある、ケンブリッジ大学を中心とした学術都市で、ハイテク産業の町としても知られています。町を代表するケンブリッジ大学は1284年創立で、オックスフォードと双肩の名門校で、アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、ジョン・メイナード・ケインズなどの著名人の他、世界最多の96人のノーベル賞を輩出する大学として礼賛されています。
31のカレッジを持ち、特に人気の高いキングスカレッジやトリニティカレッジなど一般見学もできます。町に流れるケム川でのボート遊びもケンブリッジ名物の一つです。
アクセス: 「King’s Cross station」「St Pancras station」→「Cambridge station」下車
所要時間: 約1時間15分
公式サイト:https://www.visitcambridge.org/
17.シェイクスピアの生家~ストラトフォード・アポン・エイボン
出所:https://simple.wikipedia.org/wiki/Shakespeare%27s_birthplace
世界的な文豪シェイクスピアが450年前に生まれた家が、イングランド中部にあるストラトフォード・アポン・エイヴォンにあり、現在は博物館として有名な観光名所となっています。町にはシェイクスピア所縁の建物が5か所あり、シェイクスピア・バースプレイス・トラストによって管理・運営されています。
町の見どころはこの5か所のシェイクスピア所縁の地巡りで、彼が生まれ子供時代と新婚時代を過ごした「シェイクスピアの生家」、シェイクスピアの娘スザンナが住んでいた豪華なジャコビアン様式の家「ホールズ・コート」、妻のアン・ハサウェイと暮らした藁葺きコテージ他、2016年にオープンした最新アトラクションなど、シェイクスピアの世界を存分に堪能できる歴史テーマパークのような町です。
名称: Shakespeare’s Birthplace/シェイクスピアの生家
住所: Henley St., Stratford-Upon-Avon CV37 6QW
アクセス: Chiltern Railways線・London Midland線「Marylebone」→「Leamington Spa」下車→乗換。「Leamington Spa」→「Stratford-Upon-Avon」下車
所要時間:2時間
開館時間: 毎日/9:00–17:00
閉館日: 12/25
入場料: 大人/15.75£、子供/10.35£、60歳~/14.85£
公式サイト:http://www.shakespeare.org.uk
18.キュー・ガーデンズ
出所:https://www.virginexperiencedays.co.uk/visit-to-kew-gardens-with-cream-tea-for-two
ロンドンから電車30分ほどの郊外にある王立植物園で、世界遺産にも登録されています。1848年にハイドパークを建設したリチャード・ターナーが造船技術を駆使して作った庭園は、132ヘクタールの広大な敷地を有し700万種の植物が植えられています。中でも19世紀ヴィクトリア時代に建てられたパームハウスは、全長110メートル、高さ19メートルもの大温室で、ガラス温室として貴重な建物でキュー・ガーデンズのシンボルになっています。
キューガーデン創立250周年を記念し、2009年には「ローズガーデン」が造られ、2018年には60億円の予算を投じ数年に及ぶ工事を経て、温室「テンパレートハウス」が再オープンしました。
名称: Kew Gardens/キュー・ガーデンズ
住所: Royal Botanic Gardens, Kew, Richmond, Surrey, TW9 3AB3
アクセス: ロンドン/ディストリクト線・オーバーグラウンド線→「Kew Gardens」下車
所要時間: 約30分
開館時間: 4/22~8/31:10:00-18:30(土・日・祝日:10:00-19:30)、9/1~10/24:10:00-18:00、10/25~2/5:10:00-16:45
閉館日: 12/24、12/25
入場料: 大人/16.5£、4~16歳/3.5£
公式サイト:http://www.kew.org/
19.ブレナム宮殿
出所:https://www.hartwell-house.com/things-to-do/blenheim-palace/
オックスフォード郊外にあるバロック様式が美しい宮殿で、1704年にスペイン継承戦争で勝利を収めたジョン・チャーチル将軍に、アン王女から土地と建設費用24万£が贈られ、その資金を投じ20年かけて建てられた宮殿です。200以上の部屋と豪華な調度品、見事なイギリス庭園など芸術的要素が高く、1987年に世界遺産に登録されています。1873年にウィンストン・チャーチル首相が生誕した城としても知られています。
城見学のツアーも組まれ、ポーランドのワルシャワ門を模して真鍮で造られた扉、高さ約20mの天井に描かれた「ブレナムの戦い」の天井画、長さ56m、高さ10mの図書室、1732年に作られた礼拝堂、2000エーカーの広大な庭園など見どころが満載で、見学の一休みには宮殿内の「インディアン・ルーム」ではアフタヌーンティーを楽しめます。
名称: Blenheim Palace/ブレナム宮殿
住所: Woodstock, Oxfordshire OX20 1PP
アクセス: 「Paddington」→「Oxford」下車→バスに乗換
所要時間: 約1時間+30分
開館時間: 宮殿/10:30-17:30、庭園/10:00-17:30
閉館日: 12/24、12/25
入場料: 大人/27£、子供/15.5£、60歳~/24£
公式サイト:http://www.blenheimpalace.com/
湖水地方/イングランド北西部
20.ベアトリクスポターの世界~ボウネス・オン・ウィンダミア
出所:http://www.lakes-breaks.com/attractions/bpa.htm
イギリス北西部カンブリア州の渓谷沿いには16の湖と500以上の小さな池が点在し、イギリスで最も自然が美しいと言われる湖水地方があります。四季折々の自然の中で生まれたベアトリクス・ポター作の「ピーターラビット」シリーズは、世界で累計2億5000万部を売り上げる人気童話です。湖水地方にはそんなピーターラビットにまつわる名所が多数存在し、湖水地方の中心地であるボウネスには、ピーターラビットのテーマパーク「ベアトリクスポターの世界」が人気を呼んでいます。
館内には自然の美しさと野生動物などが登場する絵本の世界が、音響や匂いの技術を駆使して再現され、シリーズ全23話のおとぎの世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。館内には様々な工夫で子供たちが楽しめるよう、歌や踊りなどエンターメイント要素も満載で、家族で楽しめる施設となっています。
名称: The World of Beatrix Potter Attraction/ビアトリクスポターの世界
住所: The Old Laundry, Crag Brow Bowness-on-Windermere Cumbria LA23 3BX
アクセス: 「London Euston」→「Oxenholm Lake District」下車→乗換。「Oxenholm Lake District」→「Windermere」下車→バスに乗換。「Windermere」→バス555・556・599「Bowness」下車
所要時間: 約3時間40分+30分
開館時間: 夏/10:00-17:00、冬/10:00-16:30
閉館日: 12/25
入場料: 大人/7.50£、子供3.95£
公式サイト:http://www.hop-skip-jump.com/japanese/
21.ヒルトップ~ニア・ソーリー
出所:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hill_Top,_Near_Sawrey_-_geograph.org.uk_-_1548604.jpg
湖水地方に点在する「ピーターラビット」所縁の地の一つニア・ソーリー村は、作者ビアトリクス・ポターがロンドンから移り住み、終生を過ごした村として知られています。彼女が暮らした17世紀の家と農場は、ピーターラビットの物語の世界が蘇る当時そのままの状態で博物館となり、ナショナルトラストが管理し、一般公開されています。
館内には彼女が実際に使った家具や生活用具がそのまま保存され、彼女が栽培した菜園も今なお営まれ野菜などが栽培されています。彼女の若き日の青春を描いた映画「ミス・ポッター」の人気で、ヒルトップへの見学者が急増しました。彼女の墓はここにはなく、遺灰となってこの地に撒かれ、湖水地方に安らかに眠っています。
名称: Hill Top/ヒル・トップ
住所: Near Sawrey, Hawkshead, Ambleside, Cumbria LA22 0LF
アクセス: 「London Euston」→「Oxenholm Lake District」下車→乗換。「Oxenholm Lake District」→「Windermere」下車→バスに乗換。「Windermere」→バス555・556・599「Bowness」下車→フェリーに乗換。FerryNab RD桟橋からフェリー「Bowness」→対岸→徒歩3km
所要時間: 約3時間40分+30分+1時間
開館時間: 2~3月/10 30-15:30、4~10月/10 30-16:30、
閉館日: 11~2月、イースターの金曜日
入場料: 大人/10.90£、 子供/5.45£
公式サイト:www.nationaltrust.org.uk/hilltop/
22.ウィンダミア
出所:https://www.sykescottages.co.uk/inspiration/guides/windermere/
イギリス北部のカンブリアは氷河期の氷河が削り取られてできた美しい渓谷が広がり、その合間には英国の湖の中で最大のウィンダミア湖があります。1847年に鉄道が建設されその駅名がウィンダミアであったことから、その名が湖についたとされています。以来、ロンドンなどの都会から訪れるブルジョワの保養地として栄えてきました。
1951年には国立公園に指定され、ウィンダミア湖をフェリーで周る「ウィンダミア・レイク・クルーズ」が観光客に人気で、澄んだ湖や貴族の別荘などを眺める優雅な周遊と評判です。またTV番組「機関車トーマス」のモデルとなった蒸気機関車保存鉄道の旅と童話の世界が楽しめる「レイクサイド&ハバースウェイト鉄道の旅」もお勧めです。
アクセス: 「London Euston」→「Oxenholm Lake District」下車→乗換。「Oxenholm Lake District」→「Windermere」下車
所要時間: 約3時間40分+20分
公式サイト:http://www.lakedistrict.gov.uk/
23.グラスミア
出所:https://www.tripadvisor.co.uk/Attractions-g186324-Activities-Grasmere_Lake_District_Cumbria_England.html
湖水地方の真ん中に位置するグラスミアは、石造りの家並が可愛い町で、18世紀の英国ロマン派の詩人、ウィリアム・ワーズワースが住んだ町として知られています。彼は1799年から1808年までこの地に暮らし、創作活動に没頭し沢山の名作を残しました。「子供はおとなの父である」という一句で有名な「虹」や一番有名な詩「水仙」もこの時代の作品です。
ワーズワースが住んでいたダヴ・コテージは一般公開され、遺品や遺稿などが「ワーズワース博物館&アートギャラリー」に残されています。カフェもある可愛い村散歩も楽しめ、地元の伝統的なお菓子「ジンジャー・ブレッド」はお土産にお薦めです。
アクセス: 「London Euston」→「Oxenholm Lake District」下車→乗換。「Oxenholm Lake District」→「Windermere」下車→バスに乗換。「Windermere」下車→「Grasmere」下車
所要時間:約3時間40分+20分+15分
公式サイト:http://www.lakedistrict.gov.uk/
ヨークシャー/イングランド北西部
24.ヨーク
出所:http://5-five-5.blogspot.com/2015/11/cathedral-of-york-york-england.html
ロンドンから300km北上した位置にある古都ヨークは、西暦71年にローマ人が建設した歴史の古い町で、バイキング、ノルマン人との多様な民族争いを経て、15世紀には薔薇戦争の舞台にもなりました。
町のランドマーク的存在であるヨーク大聖堂は1472年築で、ゴシック建築では国内最大と言われています。天地創造・世界の終わり・テューダー朝のバラなどをモチーフにしたステンドグラスは見ごたえあり、世界最大級のステンドグラスと言われています。また教会付属の聖歌隊も国内では高い評価を受けています。
1068年に当時のウィリアム王が築いたヨーク城があった場所にあるクリフォーズ・タワー塔は、1244年から1270年にかけてヘンリー3世が築いたもので、現在のヨーク城内で唯一残る建築物となっており、城壁の頂上の回廊からは市内を一望することができます。
そのほか、ヨークの歴史文化を学べる「カッスルミュージアム」や、ハリーポッター映画のモデルになった
シャンブルズ通り、1936年創業のカフェ「Bettys」も観光の要所となっています。
アクセス: 「Kings Cross」→「York」下車
所要時間: 約2時間
公式サイト:https://www.visityork.org/
25.ハドリアヌスの長城
出所:https://www.tripsavvy.com/hadrians-wall-england-guide-4160851
紀元122年に、イギリス北部に古代ローマ帝国の国境として築かれた長城で、西のカーライルから東のウォールズエンドまで117kmとイギリス最大の古代ローマ遺跡で、世界遺産にも登録されています。
当時は、高さ6m、幅3mの石の城壁が小高い丘の稜線に築かれ、北方民族の侵入を防ぎ、1マイルごとに見張り用の砦が築かれていましたが、現在は城壁の高さは3mほどになっています。現在は国立公園として、ウォーキングルートやサイクルルートが整備され、カントリーバスによる遺跡観光も楽しめます。
名称: Hadrian’s Wall/ハドリアヌスの長城
住所: Haydon Bridge, Haydon Bridge, Hexham NE47 6NN
アクセス: 「London Euston」→「カーライル」→「Hexham」下車→バスに乗換。バスAD122「Hexham」→「Hadrian’s Wall」下車
所要時間: 約3時間20分+
開館時間: 10:00〜17:00
入場料: 大人/7£
公式サイト:http://www.english-heritage.org.uk/visit/places/housesteads-roman-fort-hadrians-wall
26.スカボロー
出所:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Scarborough,_South_Sands_-_geograph.org.uk_-_1474447.jpg
サイモン&ガーファンクルの名曲「スカボローフェア」で知られる、古くから貿易で栄えたノースヨークシャーの港町で、夏期の6週間に開催されていた国際的な貿易市「スカボローフェア」がその歌の由来です。祭は毎年18世紀まで500年間続きましたが、現在は9月に開催されるイベントで当時の世界が偲ばれます。
スカボローの海を見下ろす高台に立つセント・メリー教会には、「ジェーン・エア」の作者シャーロット・ブロンテと、「嵐が丘」の作者エミリー・ブロンテの一番下の妹で作家のアン・ブロンテの墓があります。12世紀に建てられたスカボロー城も丘の上に残り、天守閣は廃墟となっていますが、お城から北海が臨めます。温泉保養地としてして人気だったスカボローは、今でも観光客でにぎわうリゾート地となっています。
アクセス: 「Kings Cross」→「York」下車→乗換。「York」→「Scarborough」下車
所要時間: 約2時間+50分
公式サイト:http://www.visitscarborough.com/
27.ハワード城
出所:http://www.bbc.co.uk/programmes/articles/32flt1znC4TW5Qk51mDH0Sw/castle-howard
ヨークから北東へ20kmの北ヨークシャー田園地帯にそびえるハワード城は、約4047㎡の敷地に立つバロック建築の傑作で、チャーチルの生家「ブレナム城」を設計したジョン・ヴァンブルーが設計しています。完成まで1世紀以上3代の伯爵と多数の建築家と職人が関与しましたが、1940年の大火災で大部分を焼失、その後幾度の修築を経て現在に至り、2009年には築300周年を祝いました。
ドームのある巨大な塔「ランタン・タワー」はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂を思わせる荘厳さで、華麗な館内にはルーベンス、ヴァン・ダイクといった巨匠の絵画が展示され、ホルバイン作の「ヘンリー8世の肖像画」も有名です。映画「バリー・リンドン」など数々の映画やドラマの撮影にも使われています。
館の東側には広大な風景式庭園が広がり、ヴァンブルー設計によるバロック風の「四方風の神殿」やニコラス・ホークスムーア設計によるギリシャ風の「霊廟」などの装飾的建造物は必見です。現在も年間22万人が訪れるヨークシャーの人気スポットとなっています。
名称: Castle Howard/ハワード城
住所: Castle Howard, York, North Yorkshire, YO60 7DA
アクセス: 「Kings Cross」→「York」下車→バスに乗換。Malton行きバス「York」→「Castle Howard」下車
所要時間: 約2時間+50分
開館時間: 宮殿/10:00–16:00(平日は15 :00まで)、庭園/10:00–17:00
閉館日: なし
入場料: 大人/19.5£ 16歳以下/11£
公式サイト:https://www.castlehoward.co.uk/
イングランド北西部
28.リバプール
出所:http://www.movecommercial.com/power-spending-liverpool-city-region/
リバプールと言えばビートルズを連想する人も多いと思います。なのでまずビートルズ関連の名所から幾つかご紹介します。
1.マシューストリート
ビートルズ発祥の地でリバプールを代表する観光スポットです。狭く小さな通りにはビートルズのブロンズ像やレコード盤で装飾され、「ビートルズ通り」と異名もあるほどです。
2.キャヴァーン・クラブ
マシューストリートにある1957年開業のパブで、1961年2月9日にこの場所で初めてビートルズがライブを行った場所として世界的に有名です。入場は無料で毎日アーティストがビートルズの曲を演奏し、飲食しながら生演奏が楽しめます。
3.ストロベリー・フィールド
ジョン・レノンが幼少期に預けられた孤児院で、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のモデルになった場所です。壁にはメッセージの落書きが絶えずジョンのファンが必ず訪れる場所です。
4.ペニー・レイン
ビートルズが1967年2月に発表した14枚目のオリジナルシングル曲の題名で、実在する通りに世界中から観光客が訪れては記念写真を撮る名所です。
5.ポールの家
ポール・マッカートニーの家族が1955年に引っ越した家で、ポールが一番長く住んだ家です。後のオノ・ヨーコが買取り、ナショナル・トラストに寄付されています。
6.エンプレス
リンゴ・スターがソロアルバム「センチメンタル・ジャーニー」のジャケット写真に使われた地元のパブて、当時リンゴの母親が働いており、リンゴの実家も近所にありました。
7.ビートルズ・ストーリー
ビートルズファンがフィナーレに訪れる最新ミュージアムで、館内にはヒットナンバーが流れ、ビートルズの歴史を辿る数々の展示が楽しめる博物館です。内設するビートルズをテーマにしたスターバックスにも足を運びたいものです。
その他、ビートルズ関連の名所以外にも町のランドマークで英国国教会の中で世界最大のリバプール大聖堂や、ロンドンのテート美術館から多くを厳選した「テート・リバプール」、マージー川沿いに19世紀半ばに建てられ世界文化遺産に指定された赤レンガの倉庫が軒を連ねる「アルバート・ドッグ」など、見どころ満載の町です。
アクセス: Virgin Train「Euston」→「Liverpool」下車
所要時間: 約2時間
公式サイト:https://www.visitliverpool.com/
29.マン島
出所:https://www.dailymail.co.uk/news/article-3091482/Isle-Man-tax-haven-accidentally-leaks-personal-details-hundreds-taxpayers.html
英国本土とアイルランドを隔てるアイリッシュ海の真ん中にある人口約8万人の淡路島ほどの小さな島で、イギリスでありながら独自の自治体が存在し、貨幣やパスポートもイギリス人とは少し異なります。節税の島としても有名で、英国よりも景気拡大が長く続いている島として、経済界からも注目を集めています。
また、毎年この島で開催されるオートバイレース「マン島TTレース」は有名で、沢山の観光客が島に押し寄せます。バイク以外にも鉄道・マンクス猫などでも有名で、伝統料理の「スパッズ・アンド・ヘリン」という茹でたジャガイモと魚の燻製の料理は是非試したい人気の地元料理です。
アクセス: Virgin Train「Euston」→「Liverpool」下車→フェリーに乗換。Isle of Man Steam Packet Companyの船「Liverpool」→「Isle of Man」下船
所要時間: 約2時間+3時間
公式サイト:www.gov.im/tourism/guide, www.visitbritain.jp/destinations/Isle-of-Man
コッツウォルズ/イングランド中西部
30.チッピング・カムデン
出所:https://www.sykescottages.co.uk/inspiration/guides/chipping-campden/
「羊の丘」という意味を持つコッツウォルズは、イングランド中央部に広がる標高300m以上の丘陵地帯で特別自然景観地域に指定され、約160km、5州に渡り小さな村々が点在しています。近年観光地として人気の村の幾つかをご紹介します。
コッツウォルズの代表格「チッピング・カムデン」は中世に羊毛で栄えた商業地で、メインストリートには14~17世紀のエレガントなテラスのある、蜂蜜色の石灰岩で作られた独特の建物が立ち並びます。「チッピング」とは古英語の「市場」のことで、1627年に建てられた古いマーケットホールに当時の栄華の名残が垣間見えます。
15世紀に建てられたセントジェームズ教会は見所の一つで、町から5㎞郊外にある「ヒドコート・マナー・ガーデン」と「キフツゲート・コート・ガーデンズ」は、ガーデニングの本場イギリスでも屈指の名園として知られ日本人にも人気です。
アクセス: 「Paddington」→「Moreton-in-Marsh」下車→バスに乗換。21・22番バス「Moreton-in-Marsh」→「Chipping Campden」下車
所要時間: 約1時間30分+25分
公式サイト:http://www.chippingcampden.co.uk/contentok.html
31.カッスル・クーム
出所:https://www.visitbritain.com/jp/ja/katusurukumucastle-combe
中世に羊毛産業で栄え、500mほど続くメインストリートには15世紀からほとんど変わらない蜂蜜色の石造りの家並みが続く、コッツウォルズで人気の村の一つです。3本の道が交わる村の中心にある14世紀建立のマーケットクロスや、中世に作られ聖アンドリュース教会内で今も時を刻む「カッスル・クーム・クロック」など人気の観光名所が点在します。
14世紀に建てられたマナーハウスは改装されて、現在は48の部屋と1.5㎢の 庭園やゴルフコースも併設するホテルとして営業しています。日本の雑誌に取り上げられて以来、日本人に大人気で日本人客が選ぶ最優秀宿泊施設賞を獲得したり、ホテルがアニメ化のモデルとして選ばれると多くのアニメファンが訪れるようになり、2018年にはイギリス自動車協会主催の「B&B物語賞」を受賞しています。
アクセス: 「Paddington」→「Chipphenham」下車→バスに乗換。35番バス「Chipphenham」→「Castle Combe」下車
所要時間: 約1時間15分+20分
公式サイト:www.castle-combe.com/
32.バイブリー
出所:https://en.wikipedia.org/wiki/Bibury
14世紀から羊毛業で栄え、イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の先駆者であり詩人のウィリアム・モリスに「英国で最も美しい村」と言わしめた村です。観光ハイライトのアーリントン・ロウは、14世紀に修道院のウール倉庫として使われていた建物を17世紀に織物職人の家屋に改装したもので、石造り可愛い家々が並び、歴史建造物に登録され、ナショナル・トラストの管理下で今も住居として使われています。
サクソン時代から続くセント・メアリー教会、17世紀築のアーリントン・ミル、15エーカーのマス養殖場も観光客に人気で、養殖場では見学後餌をあげたり釣り堀を楽しめるようになっています。マスが泳ぐコルン川の傍に佇む「ザ・スワン・ホテル」は1650年創業で、内設のカフェ&レストランでアフタヌーンティやマス料理も満喫できます。
アクセス: 「Paddington」→「Moreton-in-Marsh」下車→バスに乗換。801番バス「Moreton-in-Marsh」→「Bourton-on-the-Water」下車→バスに乗換。855番バス「Bourton-on-the-Water」→「Bibury」下車
所要時間: 約1時間30分+30分+30分
公式サイト:https://www.cotswolds.info/places/bibury.shtml
33.ブロードウェイ
出所:https://www.broadwaygolfclub.co.uk/visitors/broadway_and_cotwolds/
「羊小屋のある丘」という意味のコッツウォルズそのままの風景が広がるのが、ブロードウェイです。イギリスらしいのどかな自然が広がる丘は「コッツウォルズの宝石」と称えられ、文豪シェイクスピアが「自然が息づく場所」と表現し、自身の作品にもこの村を登場させています。
19世紀の革命家ウィリアム・モリスがデザインした部屋があるブロードウェイタワーは、17mの高さがあり戦時中見張り台として使われていました。
芸術の村としても有名で、北欧家具のデザイナーで「ハビタット」の創業者でもあるゴードン・ラッセルの博物館もあり、北欧家具やインテリアを愛するファンの間で人気の観光スポットとなっています。
アクセス: 「Paddington」→「Moreton-in-Marsh」下車→バスに乗換。ジョンソン1&2番バス「Moreton-in-Marsh」→「Broadway」下車
所要時間: 約1時間30分+27分
公式サイト:https://www.broadway-cotswolds.co.uk/
34.ストゥ・オン・ザ・ウォルド
出所:https://www.cotswolds.com/plan-your-trip/towns-and-villages/stow-on-the-wold-p670753
中世に羊毛で栄え、今では閑静で美しい町並みが広がる町ですが、かつてイングランド内戦で多くの犠牲者を出し、村のセント・エドワード教会には当時1000人もの拘束者達が収容され、敷地内に追悼碑が建てられています。
村の宿泊施設である「ロイヤリスト・ホテル」は、947年創業とイギリス最古のホテルでギネスにも登録されています。清教徒革命で王党派の本部として使われた歴史があるホテルは、現在も14部屋を擁する宿泊施設として人気があります。
アクセス: 「Paddington」→「Moreton-in-Marsh」下車→バスに乗換。801・812・855・V22番バス「Moreton-in-Marsh」→「Stow-on-the-Wold」下車
所要時間: 約1時間30分+20分
公式サイト:http://www.go-stow.co.uk/
イングランド南東部
35.カンタベリー大聖堂
出所:https://en.wikipedia.org/wiki/Canterbury_Cathedral
イギリス南東部ケンタッキー州のカンタベリーで、602年に大司教アウグスティヌスによって修道院の前身が創建されて以来、約1400年の歴史を持つ英国国教会の総本山の大聖堂で、世界遺産に登録されています。1070~1089年の間に建てられたイギリス初のゴシック様式建築で、その後増改築を繰り返しロマネスク様式、バロック様式が混在する壮麗な建築物です。18.17 ヘクタールある教会敷地面積はカンタベリー市内の5分の1に相当する広さを誇ります。
16世紀にはヘンリー8世の離婚問題からローマ教会と決別し、英国国教会が設立され総本山となり、1170年には大司教トマス・ベケットがヘンリー王によって暗殺されました。ベケットの生涯は大聖堂内の大きなステンドグラスに描かれており、彼の殉教聖地として多くの巡礼者が訪れています。街並みも古く歴史があり「カンタベリー物語」に出てくる中世の面影が残ります。
名称: Canterbury Cathedral/カンタベリー大聖堂
住所: 11 The Precincts, CT1 2EH, Canterbury, Kent
アクセス: Southeastern線「Victoria」→「Canterbury East」下車
所要時間: 約2時間
開館時間: 夏季/9:00-17:30、冬季/9:00-17:00、日曜/12:30-14:30
休業日: なし
入場料: 大人/12£、18歳未満/8£、60歳~/10.5£
公式サイト:http://www.towerbridge.org.uk/
36.リーズ城
出所:https://www.leeds-castle.com/
ロンドンから1時間半の南東部ケントにある、500エーカーの敷地に佇むリーズ城は、湖に浮かぶような優雅なたたずまいから「貴婦人の館」と呼ばれています。9世紀に起源を発し、1090年にウィリアム2世によって城の土台が築かれ、以来多くの領主を経て、うち3人の王妃がフランス人だったためフランス装飾も取り入れられ、英国とフランス様式混合の優雅で気品に満ちた室内装飾に定評があります。
最後の城主だったベイリー夫人の「鳥コレクション」は有名で、100種類以上もの鳥を集め、現在でも鳥舎や夫人のコレクションを見る事ができ、特に彼女が愛したブラックスワンには城の至る所で出会えます。また彼女の名を拝した地中海スタイルの「レディー・ベイリー・ガーデン」では、サボテンや多肉植物などエキゾチックな植物を観賞できます。城は年間を通して様々イベントにも利用され、1977年にはG7財務相会合の会場にも選ばれ、翌年には中東和平会議も開催されました。
名称: Leeds Castle/リーズ城
住所: Maidstone, Kent ME17 1PL
アクセス: 「Victoria」→「Bearsted」下車→バスに乗換。シャトルバス「Bearsted」→「Leeds Castle」
所要時間: 約1時間+10分
開館時間:宮殿:4~9月/10:30-17:30、 10~3月/10:30-16:00。庭園:4~9月/10:00-18:00、 10~3月/10:00-17:00
閉館日: 7/8:14:00~、11/4、11/5、12/25
入場料: 大人/25.50£、4~15歳:17.50£
37.ライ
出所:https://www.reddit.com/r/europe/duplicates/7da5bl/rye_east_sussex_england/
13世紀までフランスの支配下にあった町を、ヘンリー3世が取り戻して以来港町として繁栄しましたが、海岸線が後退し港町としての機能を失い徐々に町は衰退しました。「岸辺」「魚市場」「人魚」といった海にちなむ通りがその名残を伝えています。
町のシンボルであるセント・メアリー教会には英国最古の時計があり、教会の隣には1249年フランスからの侵略を防ぐために造られた要塞イプラ・タワーが異彩を放っています。教会周辺は石畳の路地が続き、マーメイドストリートにある1156年創業の「マーメイド・イン」は英国王室所縁の宿として観光名所になっています。通りと並行するウォッチベル・ストリートには漆喰の壁に黒い木枠を配したチューダー様式の建物が並び、石畳の細い路地に風情を与えています。
アクセス: South Eastern線「St. Pancras」→「Ashford Int’l」下車→バスに乗換。「Ashford Int’l」→「Rye」
所要時間: 約45分+20分
公式サイト:https://www.ryesussex.co.uk/
38.アランデルとアランデル城
出所:https://arundelcastle.org/
ライからほど近くのウェストサッセックス州にある1067年築のアランデル城は、エリザベス1世の直系筋にあたるノーフォーク公の居城として知られ、19ヘクタールの美しい庭園やビクトリア朝の館内装飾の他、武器庫や豪華な摂政書斎などが見どころの観光名所となっています。
町を流れるアラン川を臨む高台の上にあり、城内は自由見学と事前予約見学から選べます。館内にはヴァン・ダイクやゲインズバラ等の絵画が飾られ、数々の受賞歴があるアールズ・ガーデンは世界から集めた多種多様な薔薇を観賞できるバラ園として人気があります。この城で行われる馬上槍試合は重要な年中行事となっています。
名称: Arundel Castle/アランデル城
住所: Arundel Castle,Arundel,West Sussex,BN18 9AB
アクセス: 「Victoria」→「Arundel」下車
所要時間: 約1時間30分
開館時間: 3/29~11/3:火曜~日曜日/10:00–16:30(8月は月曜も開館)
閉館日: 11~3月
入場料: 大人/8~17£(Gold Plus~Bronze)、子供/8£
公式サイト:www.arundelcastle.org
39.ブライトン
出所:https://www.eurocentres.com/fr/sejour-linguistique-brighton
ロンドンから南に1時間で行けるリゾート地で、1783年にジョージ4世がこの町を庇護しインド風のエキゾチックで優雅なロイヤル・パビリオンを建築して以来、小さな漁港だった町が高級リゾート地として生まれ変わり、1841年にロンドンから直通の鉄道が敷設されると、日帰り旅行者が急増し町も拡張されていきました。
パーティータウンとしても人気で、町のシンボルでもあるブライトンピアは、売店やゲームセンター、遊園地などがある娯楽桟橋で、夜はライトアップされて観光の中心となっています。ジョージ4世が海辺の別荘として建てた離宮「ロイヤルパビリオン」は、古典様式とバロック様式が混在し、当時流行したシノワズリーを取り入れた斬新な宮殿です。ブライトンのメインショッピングストリート「ザ・レーンズ」には目を楽しませてくれるブランドショップが立ち並びます。
海岸沿いにある水族館では約150種類の魚類が観賞でき、水中を歩いてくぐるトンネルや、ボートの底からグラスを通して生き物を観測できるコーナーなど、家族で楽しめる施設として人気です。
アクセス: Southeastern線「London Bridge」→「Brighton」下車
所要時間: 約1時間
公式サイト:https://www.visitbrighton.com/
40.シシングハースト・キャッスル・ガーデン
出所:https://www.anglotopia.net/british-history/great-british-gardens-sissinghurst-castle-garden-visited-garden-england/
ケント州にある13世紀に建てられ荒廃したマナーハウスは、18世紀に捕虜収容施設として使われ、以降ほぼ廃墟だった邸宅を、1930年に外交官のハロルド・ニコルソンと作家で詩人のヴィタ・サックヴィル・ウェストが購入しました。2人は30年かけて建物を修復し、6エーカーある敷地を美しい庭園に作り上げ、特に白い花と銀用植物だけを集めた「ホワイトガーデン」は有名で、年間10万人の人が訪れています。
各エリアを芝やレンガの塀で区切って、各コーナーごとに異なるテーマや色を設け個性的なミニ庭園を楽しめます。庭には建築家ラッチェンス作のベンチや、塔の上から庭の全景も楽しめ、他にもハーブガーデン、ローズガーデンなど見所は満載です。
名称: Sissinghurst Castle Garden/シシングハースト公園
住所: Biddenden Road, near Cranbrook, Kent, TN17 2AB
アクセス: 「Charing Cross」→「Staplehurst」下車→タクシーに乗換
所要時間: 約1時間+15分
開館時間: 3月中旬~10月/11:00-17:30
閉館日: 11月~3月中旬
入場料: 大人/12.05£、子供/5.85£
公式サイト:https://www.nationaltrust.org.uk/sissinghurst-castle-garden
イングランド南東部
41.ソールズベリー大聖堂
出所:https://salisburycityguides.co.uk/
「英国のベスト観光地」にランクインされるソールズベリーのシンボルがソールズベリー大聖堂で、1220年から1258年にかけて、7万トンの石、2万8千トンのオーク、420トンの鉛を使い建設された、初期イギリスゴシック様式の最高傑作として知られています。
1313年に増築された123mの尖塔は英国の大聖堂で一番の高さを誇り、今でも332段の階段を上って塔の上から町の全景を楽しむことができます。チャプターハウスには歴史的に重要なイギリス法律の土台である1215年制定のマグナ カルタが所蔵され、ヨーロッパで最古の機械時計と言われる1386年製の大時計も置かれています。
美しい田園風景に映える大聖堂の風景は、19世紀の英国人風景画家ジョン・コンスタブルとウィリアム・ターナーによって描かれ数々の作品が残っています。
名称: Salisbury Cathedral/ソールズベリー大聖堂
住所: 33 The Close, Salisbury, SP1 2EJ
アクセス: 「Waterloo」→「Salisbury」下車
所要時間: 約1時間30分
開館時間: 月~金曜/9:00-17:00、日曜/12:00-16:00
閉館日: 宗教行事等の開催日
入場料: 大人/7.5£、学生/4.5£、60歳~/6.5£
公式サイト:http://salisburycathedral.org.uk/
42.ストーンヘンジ
出所:http://www.thestonehengetour.info/the-stonehenge-tour
イギリス南部・ソールズベリーにあるイギリスを代表する観光スポットで、紀元前3000年~2000年に高い建築技術を使って建てられた、複数の巨石がサークル状に並んだ遺跡群です。巨石は高さ7m、重さ50トンで、このような巨石を原産地と目される30~300km離れた場所からどのように運んだかなど、未だ謎が多いミステリースポットとなっています。
1986年にはユネスコの世界遺産に登録され、世界有数のパワースポットとしても人気です。2013年にはビジターセンターが新設され、ストーンヘンジの歴史を紹介した博物館では360度のスクリーンで数千年の歴史を学ぶことができます。
名称: Stonehenge/ストーンヘンジ
住所: Amesbury, Wiltshire SP4 7DE
アクセス: 「Waterloo」→「Salisbury」下車→バスに乗換。「Salisbury」→「Stonehenge」下車
所要時間: 約1時間30分+30分
開館時間: 10/16~3/23:9:30-17:00、3/24~5/31:9:30-19:00。6/1~8/31:9:00-20:00、9/1~10/15:9:30-19:00
閉館日: 12/24、12/25、12/28
入場料: 大人/17.5£、5~15歳/10.5£、学生・60歳~/15.8£
公式サイト:http://www.english-heritage.org.uk/visit/places/stonehenge
43.バース
出所:https://www.telegraph.co.uk/travel/destinations/europe/united-kingdom/england/somerset/bath/
ロンドンに次いで観光客が2番目に多い町バースは、2世紀にローマ人が温泉施設を建て温泉街として発展し、ケルト人がこの場所に神殿を作り、18世紀にはブルジョワ層のリゾート地として栄えた町です。18世紀のジョージア王朝時代の街並が残り、映画やドラマのロケ地によく使われ1987年には街全体が世界遺産に登録されています。
観光スポットとして有名な年間100万人以上の入場者があるローマン・バースは、浴場内に「ミネルヴァ神の神殿」が残っており、18世紀に貴族の社交場として使われていた入り口のサロンは、現在「パンプ・ルーム」というレストランとして残ってます。入浴はできませんが温泉は飲料できます。
他にもバースに滞在した英国を代表する女流作家ジェーン・オースティンの博物館、エドガー王が993年に戴冠式を行ったバース・アビー、1774年建築家ロバート・アダムが設計したエイヴォン川にかかる橋、郊外にあるロイヤルクレセントなど、古代の面影を残す歴史建造物も必見の観光スポットとなっています。
名称: Roman Baths/ローマン・バス
住所: Roman Baths, Abbey Church Yard, Bath, BA1 1LZ
アクセス: 「Waterloo」→「Bath Spa」下車→バスに乗換。「Salisbury」→「Stonehenge下車
所要時間: 約1時間30分+30分
開館時間: 1~2月/9.30 – 17:00、3~6月/9:00 – 17.00、7~8月/9:00 – 21:00。9~10月/9:00 – 17:00、11~12月/9:30 – 17:00
閉館日: なし
入場料: 大人/15.£、6~16歳/才)£9.50、家族(大人2人+子ども4人まで)£44.00
公式サイト:http://www.romanbaths.co.uk/
44.チェスター
出所:https://manchestersightseeingtours.com/tour/historic-chester-lunch-cathedral/
ウェールズにも近いこの町は、ローマ時代に築かれた古い城壁が良好な状態で残る城塞都市として有名で、中世にはディー川を利用し通商都市として栄え、中世の面影を残す観光スポットとなっています。城壁の全長は3.2kmで、18世紀後半には城壁の通路は上流階級の散歩道として人気を博していました。
街中に軒を連ねる白と黒のチューダー様式の木組みの建物はザ・ロウズと呼ばれ、2階部分が歩道で繋かったアーケードのようになっており、雨でもショッピングが楽しめると人気のエリアです。城壁東部の門にあるイーストゲート時計台は、1897年に、ヴィクトリア女王の即位60年「ダイヤモンドジュビリー」を記念して建設されたものです。
1929年に発見されたチェスター・ローマ円形劇場は、2000年から本格的な発掘が始められ、8,000人を収容できる国内最大の収容規模を誇ります。聖ワーバラを祭った教会から1093年にはベネディクト派の修道院になり、1283年から建設されたチェスター大聖堂も見逃せません。
アクセス: Virgin Train「London Euston」→「Chester」下車
所要時間: 約1時間
公式サイト:http://www.visitchester.com/
コーンウォール地方/イングランド南西部
45.セント・アイヴス
出所:http://www.picturesofengland.com/England/Cornwall/St_Ives/pictures/1057395/wallpaper
イギリス最南西端のコーンウォールにある風光明媚な海辺のリゾート地で、かつて漁業と鉱業の町でしかありませんでしたが、独特な青色の海と風土に魅せられた多くの芸術家が住みつき、芸術の町として知られるようになりました。
イギリス陶芸界のバーナード・リーチが、日本人陶芸家、濱田庄司や松林靏之助らと共にこの地に窯を開き、以後沢山の弟子を育てています。「セント・アイヴス派」と呼ばれる画家ニコルソンや、「コンストラクティヴィズム」と呼ばれる彫刻を生み出したロシア生まれのガボーなど、国際的な芸術が開花した町でもあります。現代アート美術館「テート・セント・アイヴス」もこの地に置かれ、モダニズム芸術家の家を改築したバーバラ・ヘップワース美術館&彫刻庭園も見どころとなっています。
アクセス: 「Paddington」→「St Erth」下車→乗換。「St Erth」→「St Ives」下車→タクシーに乗換
所要時間: 約4 時間56分+11分
公式サイト:https://www.stives-cornwall.co.uk/
46.ランズエンド
出所:https://en.wikipedia.org/wiki/Land%27s_End
スコットランドのジョン・オグローツと並んで「地の果て」と称され、サイクリングの聖地となっています。ランズエンドはペンウィズ半島にある岬のことで、突端の「ドクター・シンタックス・ヘッド」が本土最西端とされています。海食断崖の風光明媚な自然にあるリザードポイントはナショナルトラストによって管理され、珍しい海岸線を散歩するウォーキングコースが整備されています。
1950年代に地元の有志が始めた「サインポスト」と呼ばれる記念写真撮影所では、 1枚10ポンドで文字や画像処理入りの記念写真を提供し、行列ができる人気を博しています。「英国で最初で最後の休憩所」と書かれたカフェで、散策の合間に休憩ができます。
アクセス: 「Paddington」→「Pezance」下車→バスに乗換。バス「Pezance」→「Landsend」
所要時間: 約5時間8分+1時間
公式サイト:https://www.landsend-landmark.co.uk/
スコットランド
47.エディンバラ城~エジンバラ
出所:https://hospitality-on.com/en/destinations/edinburgh-scotland-shows
スコットランドを代表する観光名所「エジンバラ城」の起源は7世紀、キャッスル・ロックという岩山にあった要塞跡にエドウィン王が城郭を建築し、難攻不落な城砦として軍事の中心となりました。館内に展示されている総重量6t、射程距離3.2kmの巨大大砲などその名残を残します。
城内にはエディンバラ最古の建造物であるセント・マーガレット教会堂や、戦争記念館が立ち並び、人気がある「クラウン・ルーム」には、スコットランド王家の宝冠、貴金属、宝石が展示され、特に10個のダイヤモンドや無数の宝石が散りばめられた宝冠は必見です。同じ部屋にスコットランドのイングランド支配による屈辱の歴史を物語る「運命の石」も展示されています。
首都エジンバラは「ハリー・ポッター」シリーズが生まれた地として有名で、屋上の煙突が独特の形状をした石レンガでできた家々が立ち並ぶコックバーン通りは200年以上の時が流れ、1856年開通のウェイバリー駅につながる賑やかな通りで多くの観光客が闊歩しています。
フォース湾に架かっているフォース鉄道橋は1890年に完成し、全長2,530mあるカンチレバートラス橋という構造で2015年に世界遺産に登録されました。ベイシン港の波止場には王室が使用するブリタニア号が停泊し、船内に展示されている調度品や純正シルバーのワードローブ、ランドリールームや船員専用宿舎などを見学することができます。
他にも、毎年8月に開催されるスコットランド在留部隊のパレード「ミリタリータトゥー」や、映画「ダ・ヴィンチ・コード」で脚光を浴びた「ロスリン礼拝堂」、900年の歴史を持つ荘厳な「セント・ジャイルズ大聖堂」、スコッチウイスキーの歴史を辿る「スコッチウイスキー・エクスペリエンス」など、町としても見どころ満載で一度は訪れたい街です。
名称: Edinburgh Castle/エディンバラ城
住所: Edinburgh EH12NG, Scotland
アクセス: 「Kings Cross」→「Edinburgh」下車
所要時間: 約4時間20分
開館時間: 4~9月/9:30-18:00、10~3月/9:30-17:00、1/1/11:00-17:00
閉館日: 12/25、12/26
入場料: 大人/16.5£、5-15歳/9.9£、60歳~/13.2£
公式サイト:http://www.edinburghcastle.gov.uk/
48.グラスゴー
出所:https://inews.co.uk/inews-lifestyle/travel/10-books-glasgow-everyone-read/
かつてはロンドン、パリ、ベルリンに次いでヨーロッパで4番目に人口が多く、貿易業で栄えたスコットランド最大の都市です。宗教改革による破壊を免れ15世紀の姿が残るゴシック建築のグラスゴー大聖堂には、グラスゴーの創始者といわれる聖マンゴーの墓があり、彼の伝説から生まれた「魚の形」をした街頭は、歴史建造物が残るイースト・エンド界隈で垣間見ることができます。
この町を有名にしたインテリアデザイナー、チャールズ・レニー・マッキントッシュが生まれた町で、彼のデザインした作品や建築などが各所に残り、町随一の繁華街ブキャナン・ストリートにある「ウィロー・ティールーム」は彼がデザインしたカフェで、散歩疲れの一休みに最適です。
1451年に設立され500年以上の歴史を持つグラスゴー大学は、アダムスミスやワットなどを輩出したイギリスで4番目に古い大学で、ノーベル賞受賞者を6人、英国首相を1人、そして初代スコットランド首相を輩出しているエリート校です。 構内には12~15世紀にかけて改修を重ね1807年にオープンした「ハンタリアン博物館」や、町最古の博物館もあり、芸術的にも楽しめる観光名所となっています。
アクセス: 「Kings Cross」→「Glasgow」下車
所要時間: 約4時間20
公式サイト:https://www.visitscotland.com/info/towns-villages/glasgow-p237531
北アイルランド
49.ジャイアンツ・コーズウェイ
出所:https://www.ireland.com/fr-fr/activit%C3%A9s/marche-et-randonn%C3%A9e/randonn%C3%A9es-c%C3%B4ti%C3%A8res/articles/chauss%C3%A9e-des-g%C3%A9ants-vid%C3%A9o/
北アイルランドで約5000万~6000万年前の火山活動でできた4万もの石柱が連なる絶景で、流出したマグマが冷却凝固し割れ目が生じ形成されたものです。海岸線上に約8kmに渡って続く奇観の名所は、19世紀に路面電車が開通して以降人気の観光地となり、世界遺産に登録され1960年代からナショナル・トラスが保護管理しています。
六角形の切り立った岩が海へ向かって広がる「巨人の道」と言われる光景は圧巻です。他にも、高さ12mの切り立った列柱群がパイプオルガンのパイプに似ていること名づけられた「ジャイアンツ・オーガン」、岩の浸食が進んでブーツのように見えることから名づけられた「巨人の靴」、断崖の中腹に六角形の柱が宮殿のように立ち並ぶ「ピナクルズ」、崖の向こうに煙突のように棒状に突き出た「チムニー・トップス」、ラクダの形をした「キャメル」、老婆のような「グラニー」などなど、魅力的な見どころが満載のパワースポットです。
名称: Giant’s Causeway/ジャイアンツ・コーズウェイ
住所:44 Causeway Road | Bushmills, Bushmills BT57 8SU
アクセス: 「ダブリン空港」→バスで「コネリー駅」下車→乗換。「コネリー」→「ベルファスト」乗換→「コレライン」→乗換。「コレライン」→「ポートラッシュ」→バスに乗換。「ポートラッシュ」→「ジャイアンツ・コーズウェイ」下車
所要時間: 約2時間15+約2時間+30分
開館時間: 9:00-17:00
休業日: 12/24~12/26
入場料: 大人/9£
公式サイト:https://www.nationaltrust.org.uk/giants-causeway
ウェールズ
50.カーディフ
出所:https://www.routard.com/idees-week-end/cid137221-cardiff-capitale-du-pays-de-galles.html
ウェールズ地方の首都で、かつては石炭の輸出港として栄え、近年はウォーターフロントの再開発で新興産業が発達しています。市内には幾つか歴史上の城が点在し、「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われているカーディフ城は、約2000年前にローマ人が築いた要塞が起源で、チューダー朝の王室の時代を経て現在は一般公開されています。敷地内にあるビュート家の居城の中でも、豪華絢爛なアラブルームや繊細なステンドグラスが印象的なウィンタースモーキングルームといった華麗な部屋は必見です。
13世紀にノルマン人領主ギルバート・ド・クレアが建てたケーフェリー城はカーディフで一番大きい城ですが、内部は展示物がなく、ピューリタン革命時に傾いた塔がそのまま残る、堀に囲まれた古城として趣を残すお城です。中世の古城をビュート侯爵の別荘として改築したウェールズ語で「赤い城」を意味する「コッホ城」は、おとぎ話に出てくるような森の中にあるお城で、壁には兎、狐などの絵が描かれ童話の世界が広がります。
1170年に建設され、1453年に再建されたカーディフ最古のランダフ大聖堂、1897年築の赤煉瓦作りのウェールズ国会議事堂なども必見です。沢山のカフェやレストランが立ち並ぶカーディブベイはリゾート感に溢れ、中でも「人魚の波止場」という意味の「マーメイドキー」は、様々なレストランが軒を連ねるダイニングエリアで、カーディフの胃袋として人気のスポットです。
アクセス: 「Paddington」→「Cardiff Central」下車
所要時間: 約2 時間
公式サイト:http://www.visitcardiff.com/
出所:https://www.smoothradio.com/lakes/events/local/lakes/
近年EU離脱を表明し政治経済的に混迷を深めるイギリスですが、エリザベス女王は在位60周年の「ダイヤモンド・ジュビリー」を祝い、王子のロイヤルウェディングが行われるなど、大英帝国の栄華はまだまだ色あせることはありません。その威風堂々たる存在感はイギリスの町を歩いていると自然と肌で感じることができます。心地よい緊張感を伴うイギリスの歴史を辿る街歩きを、一生に一度は是非味わってみて下さい。
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