絵金蔵
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絵金蔵とは、江戸時代に活躍した狩野派の絵師のことで、もともとは土佐藩家老の桐間家御用を勤めていましたが、贋作事件がもとで城下追放となった人物です。親戚を頼りに赤岡の町に住みついた金蔵は、酒蔵をアトリエにして屏風絵を残しています。23枚もの屏風絵は、いずれも夏におこなわれる祭礼で飾るために描かれたもの。地元の祭りと共に長年受け継がれてきた芝居絵屏風をより良く保存するために設置されたのが、金蔵の絵を鑑賞できる施設・絵金蔵です。祭礼のために描かれた芝居絵屏風は、そもそも闇の中でろうそくの灯りに照らされて不気味に浮かび上がらせるための絵。血赤と呼ばれる生々しい赤色には、魔除けの効果を持つとして庶民が歓迎。その様子を再現するために、絵金蔵の施設でもろうそくの灯に照らされた空間で鑑賞できます。2ヶ月に1回展示替えがおこなわれているので、訪れるたびに異なる絵に出会える楽しみもあります。夏には、恒例の絵金祭りが開催。商店街に絵金の芝居絵屏風が飾られ、屋台が立ち並ぶローカルな味わいのある祭りです。
絵金蔵の基本情報
【スポット】絵金蔵
【 住所 】高知県香南市赤岡町538
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