山形観光の外せない定番スポット16選
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山形県の観光と言えば、蔵王温泉や銀山温泉などの温泉地の他、白糸の滝や山寺などの自然や歴史遺産などの魅力的な観光スポットがたくさんあります。山形県は東北地方に位置し、日本海と出羽山地に囲まれ、雪の多い県としても有名です。さらに、全市町村から温泉が出るのも山形県ならではの特徴と言えるでしょう。そんな自然や歴史などの魅力に溢れる山形県の観光スポットとしておすすめの場所を16選紹介します。
インスタ映えする山形のスポット
1.蔵王のお釜
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山形観光としてまず欠かせないのが、蔵王です。中でもシンボルと言えるのが、「お釜」と呼ばれる蔵王馬の背と五色岳の中間、標高1,600mにある円形火口湖です。お釜はエメラルドグリーンの水が特徴で、季節や太陽の光の加減などによってその色調をさまざまに変化させるため、「五色沼」とも呼ばれています。また、湖の水温は、お釜の表面から10数mの深度で摂氏2度、それより深くなると水温が高くなる特殊双温水層と呼ばれるもので、世界でも希少な湖です。その美しい湖の色彩や遙かに広がる山々、空の景色は解放感あふれ、自然の雄大さと美しさを実感するでしょう。また、お釜に向かう「蔵王エコーライン」、「蔵王ハイライン」と呼ばれる道路は、ドライブコースとしても人気です。積雪量が多いため、どちらも冬季期間は閉鎖されます。
2.鶴岡市立加茂水族館
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日本海に面した岬にあり、クラゲの展示では世界一を誇る水族館です。見どころとしては、何と言っても世界一のクラゲ展示でしょう。50種類以上のクラゲが展示され、その種類は世界一としてギネス記録にも登録されています。「クラネタリウム」と名付けられたクラゲ展示室では、多様なクラゲの神秘的な姿が見られ、さまざまな成長段階のクラゲを観察できます。また、時間ごとにクラゲの餌や食べ方についての解説を行っており、クラゲについて深い知識を得られるでしょう。さらに直径5mの巨大な水槽「クラゲドリームシアター」には約2,000匹のミズクラゲが漂い、幻想的な美しさに思わず見入ってしまいます。ふわふわと漂うクラゲの姿に癒しを感じる方も少なくないでしょう。
クラゲに特化された水族館だと思いがちですが、クラゲ以外の水の生き物も存在し、ショーも開催されています。アシカショーやウミネコの餌付けショーが午前・午後に開催され、観覧スペースも広々しているのが魅力です。また、地元庄内の水の生き物も間近で観察できる展示があり、イワナやヤマメなどの淡水魚、ホッケなどの海水魚などの生態を学ぶにはもってこいでしょう。
3.文翔館
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「文翔館(山形県郷土館)」は、大正期に建てられた旧県庁舎と旧県会議事堂から成る建物で、英国均整復興様式を基調としたレンガ造りが特徴です。大正建築の傑作として知られ、シンボルの時計塔が歴史を感じさせます。国の重要文化財に指定されており、天井の漆喰飾りは手作業で彫られたもので、山形ならではのさくらんぼなどの意匠が見られ、探してみるのも楽しいでしょう。時計塔は手動で分銅を巻き上げており、日本で2番目に古いと言われています。また、ボランティアによる無料の館内ガイドもあるため、話を聞きながらじっくり散策できるでしょう。
4.山居倉庫
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「山居倉庫」は、明治26年(1893)に建造され、現在も現役の庄内米の倉庫として活躍しています。土蔵造12棟が並び、2棟を酒田の歴史と文化を紹介する「華の館」、お土産コーナーがある「幸の館」として開放されています。山居倉庫の魅力は何と言ってもその佇まいにあるでしょう。和洋の建築技術を融合させ、シンボルとも言える樹齢150年を超えるケヤキ並木に沿って建ち並ぶ白壁、土蔵造の倉庫の佇まいは圧巻の美しさです。土壁構造や屋根の内部を二重構造とするなど、倉庫自体、通気性と断熱性に優れていますが、さらに日よけ、風よけの役目としてケヤキを植えることで、自然を活かした工夫をこらしているのが特徴でしょう。また、敷地内には庄内米の歴史を学べる「庄内米歴史資料館」や庄内食材の産直販売なども行われており、見どころが満載です。
5.立石寺
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「山寺」の名で親しまれている「立石寺(りっしゃくじ)」は天台宗のお寺で、円仁(慈覚大師)によって貞観2年(860)に開山されました。山寺、と聞くと山の中にある古刹を思い浮かべるかもしれませんが、山というよりも崖にあるお寺という点が特徴です。山寺を楽しむにはまず、一番上の「奥の院(如法堂)」を目指します。奥の院までの道のりが険しく、1105段の階段を上らなければなりません。そのため、体力があるうちに上ってしまうのがいいでしょう。奥の院には大仏殿があり、5mの阿弥陀如来像が安置されています。さらに、山寺を楽しむ上で、「三重小塔」も重要です。高さが248cmで、岩窟の中に収まった小塔は、重要文化財に指定されています。三重小塔からゆっくり下ると、「五大堂」「開山堂」が現れます。開山堂は、山寺を開いた慈覚大師のお堂で、五大堂は舞台作りになっており、絶景を堪能できるのが何よりの魅力でしょう。
さらに、松尾芭蕉が「閑さや巖にしみ入る蝉の声」という有名な「せみの句」を詠んだ場所と言われる「せみ塚」も忘れてはならない観光スポットです。夏にはもちろん蝉の声、秋には紅葉も楽しめます。最後に、山寺本堂の「根本中堂」を観光しましょう。ブナ材の建築物では日本最古と言われ、お堂の6割ほどはブナ材で作られています。また、伝教大師が比叡山に灯し、立石寺に分けられて後1200年灯り続ける「不滅の法灯」が拝観できます。
6.上杉神社
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_06202ag2130014109/
「上杉神社」は松が岬公園内に位置し、上杉謙信を祀っている神社です。資料館や博物館などでは、上杉謙信やゆかりのある人気武将の鎧や装束を見られます。上杉神社はパワースポットとしても人気があり、「軍神」上杉謙信にあやかり、開運招福・諸願成就の御利益があると言われています。上杉神社のある松が岬公園は米沢城本丸跡であり、歴史人物の銅像があちこちにあり、散策も楽しめるでしょう。
7.出羽三山神社
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出羽とは、山形県の古い呼び名で、「出羽三山神社」は羽黒山、月山、湯殿山の総称を意味します。古くから修験道の地、山岳信仰の場として知られてきました。「出羽三山神社」はこれら3つの山にそれぞれ境内を持ちます。まず羽黒山から紹介しましょう。羽黒山の山頂にある「出羽神社」には、「稲倉魂尊」と呼ばれる五穀豊穣を司る神様が祀られています。社殿では、厚さ2.1mの茅葺き屋根の重量感と雄大さに圧倒されるでしょう。また、羽黒山の山門から本殿へと続く階段は2446段あり、「心臓破りの石段」とも呼ばれ、山伏の修行地として現在も使用されています。山門からすぐのところには国宝、五重塔があり、当時の仏教文化を知れるだけでなく、東北最古の五重塔の荘厳さを感じられるでしょう。
8.月山神社
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_05209ag2130015197/
月山にある「月山神社」には安産や豊穣の神様である「月読尊」が祀られており、湯殿山の「湯殿山神社」には林業や鉱業を守護する「大山祇命」、夫婦円満や縁結びを司る「大国主命」、病気治癒を司る「少彦名命」の3柱を祀っています。月山神社へは途中まで羽黒から登山バスが運行されているため、登山初心者でもお参りできるでしょう。一方、湯殿山神社は神域として人々から現在も信仰されており、参拝の際は靴を脱いで裸足になり祈祷を受けなければお参りできない点が特徴です。いずれも観光スポットとしてだけでなく、東北のパワースポットとしても人気があります。
9.永泉寺
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_21204ag2130014512/
「永泉寺」は、823年に慈覚大師が寺を建立し、1382年に現在の場所に移ったと伝えられています。入り口に建つ仁王門、仁王像が印象的です。境内には県の有形文化財である石造九重層塔があります。老杉や古松に囲まれ、木の根や苔むした石地蔵や石段などの趣が非常に神秘的な古刹です。また、伝説も多いのが特徴で、山号である「剱龍山」の由来も、慈覚大師が鳥海山麓に現れた毒蛇を退治するために祈祷をしたところ、毒蛇は真っ二つになり、その龍の尾に剱があったという伝説からきているそうです。
オススメの山形の温泉
10.銀山温泉
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温泉王国山形県には、蔵王温泉以外にも数多くの温泉街が存在します。大正ロマン感じる「銀山温泉」も、山形県でおすすめの観光スポットだと言えるでしょう。NHKの「おしん」の舞台ともなった銀山温泉は、温泉街の雰囲気が幻想的で素晴らしいと人気を集めています。特に夜景や雪の日が魅力的で、何と言ってもガス灯を使用した街全体の雰囲気や景色が最大の魅力だと言えるでしょう。大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が並ぶ大正レトロな街並みは、歩いているだけでもゆったりとした時間の流れを感じられます。
また、温泉街には共同浴場が2か所あり、石畳の歩道沿いには足湯もあるため、日帰りでも温泉気分を味わえます。周辺には国指定の史跡である銀坑洞もあるため、探索するのもおすすめです。銀山温泉の泉質は硫酸塩温泉で、無色透明で細かい湯花が混じっているのが特徴です。リウマチや神経痛、皮膚病などに対する効能があると言われています。
11.かみのやま温泉
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000186064/
「かみのやま温泉」は、城下町として栄えた歴史があり、落ち着いたレトロな雰囲気が魅力の温泉街です。泉質は、ほとんどが塩化物泉で、やけどや切り傷などに効能があります。和風旅館から大型ホテルなどさまざまなタイプの温泉宿が建ち並び、昔ながらの雰囲気のある建物から近代的な建築の旅館もあるのが特徴です。温泉街だけでなく、周辺には斎藤茂吉記念館や武家屋敷などがあり、散策するにも事欠きません。
12.蔵王温泉
出所:https://www.jalan.net/onsen/OSN_50048.html
蔵王は蔵王連峰とも呼ばれ、宮城県と山形県に連なる山々を指します。有史以来40数回の火山活動を記録している活火山で、その恩恵から蔵王には数多くの温泉があります。蔵王温泉は標高880mにあり、最上高湯として知られており、「奥羽三高湯」に数えられる温泉です。泉質は硫黄泉だけあって強い酸性を持ちます。特に皮膚に効果があると言われ、肌を白くなめらかにするため、「子どもが丈夫に育つ湯」、「美肌の湯」として地元でも親しまれています。多くの温泉施設では源泉掛け流しの湯が楽しめるのも魅力でしょう。蔵王温泉街には、上湯・下湯・川原湯の3か所の共同浴場があります。さらに、温泉街の一番奥には大露天風呂があり、4段の階段式の構造で、すべて合わせると広さは100畳に及びます。上流2段が女性用、下流2段が男性用と分かれており、合計で200名が同時に入浴できる温泉として人気もあるようです。
オススメの山形の観光スポット
13.東光の酒蔵
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_06202cc3290029984/
「東光の酒蔵」は、清酒「東光」を醸造する小嶋総本店の酒蔵です。江戸時代に米不足で禁酒令が出された際も、小嶋総本店は上杉家御用達であったために米沢藩内で唯一酒造りを許されたという由緒があります。酒蔵の見学だけでなく、試飲や販売も行っています。昔の酒造りの工程を見学でき、さらに付属の資料館は規模が大きいため、見応えがあるでしょう。試飲できるお酒の種類が多いのも特徴です。
14.相馬樓
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_06204aj2200145475/
「相馬樓」は、江戸時代より酒田を代表する料亭であった「相馬屋」を、庄内大震災の大火を経て修復され、新たに「相馬樓」として再現された建物です。江戸の情緒あふれる母家は国の登録文化財建造物に指定されています。1階は喫茶室や売店など、気軽に立ち寄れる場所になっています。さらに2階では食事をしながら料亭文化を伝える「酒田舞娘」の踊りを見られるのが魅力です。樓内の土蔵では古美術品が鑑賞できるほか、酒田にゆかりのある竹久夢二の「竹久夢二美術館」が併設されています。
15.東根の大ケヤキ
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_06211ac2100126538/
東根小学校の校庭にそびえる大ケヤキで、国の特別天然記念物に指定されています。この大ケヤキは、南北朝時代(1347年)頃に、小田島長義が築いた東根城内に植栽されていたものだと言われています。樹齢は1,500年以上と推定されており、高さは28m、根回りは24mに及びます。ケヤキとしては日本最大の巨木で、その雄大な姿に圧倒されるでしょう。
16.本間家旧本邸
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_06204ae2180022406/
「本間家旧本邸」は、本間家三代光丘が明和5年(1768)に建造、庄内藩主酒井家に献上した武家屋敷です。建築様式として、武家と商家造りが一体となっている点が特徴的だと言えるでしょう。戦後は公民館として利用されています。日本一の大地主とも言われた本間家の旧本邸だけあり、正面に立つ見事な枝振りの赤松とその門構えや、建物に沿って続く低い塀、瓦など、重厚感と風格のある建物が見どころです。山形、特に酒田市の歴史や当時の生活ぶりを知るには外せない観光スポットと言えるでしょう。
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