一生に一度は行きたい!ベルギーのお薦め観光スポット22選
出所:https://www.bakermckenzie.com/fr/locations/emea/belgium
べネルクス3国の一つとして、フランス、ドイツ、オランダ、ルクセンブルグに囲まれ、北海を介してイギリスにも通じているベルギーは、九州とほぼ同じ面積の小国ながら、地理的にも政治的にも欧州の中心的な役割を果たし、「ヨーロッパの心臓」と言われています。2つの語圏があり仏・蘭・独語を話し、ゲルマンとラテン文化が融合した国際的な国ベルギーは、歴史に培われた多様な文化を体験することができます。海、山、運河、川と自然に恵まれ、メルヘンな街が点在するベルギーの魅力を探ってまいりましょう。
1.ブリュッセル
出所:https://lecafedufle.fr/le-cafe-fle-a-bruxelles/
紀元前2000年以上前の新石器時代に歴史が遡るブリュッセルは、オランダ語で「沼の村」という意味を持ち、長い歴史にもまれ、現在は多様な言語・文化が入り混じる国際都市に発展しました。美しい街並みは「小パリ」と称され世界遺産にも登録されていますが、パリのように「市長」は存在せず、EU、NATOなどヨーロッパの主要機関が置かれる「ヨーロッパの首都」となっています。
ブリュッセルには80以上の美術館があり、グラン・プラスの「王の家」に内設された「市立美術館」は、ベルギーの巨匠ブリューゲルの作品や、小便小僧の衣服などが展示されています。「ベルギー漫画センター」では漫画王国ベルギーの4500点の原画コレクションや、世界的な漫画キャラクター「タンタン」の展示も楽しめます。世界各地から1500点以上の楽器を集めた「楽器博物館」も、音楽好きなら見逃せません。
名称: Bruxelles/ブリュッセル
アクセス: ブリュッセル国際空港から市内へ
国鉄: 空港駅→中央駅下車、所要時間/15分、料金/9€
空港バス(471番・272番): 空港→北駅下車、所要時間/40分、料金/3€
タクシー: 所要時間/20~30分、料金/40~50€
公式サイト: https://www.bruxelles.be/
2.グラン・プラス/ブリュッセル
出所:https://blog.radissonblu.com/the-brussels-flower-carpet/
ブリュッセル観光の出発点とも言われる町のメイン観光スポット「グラン・プラス」は、11世紀に起源が遡り、13世紀には市場として栄え、1695年フランス軍の砲撃で全壊したものの、5年後には再建されました。中世に栄えたギルドハウスの建物に囲まれた広場は、110mX70mと小さいながら、ヴィクトル・ユーゴーが「世界で最も美しい広場」、ジャン・コクトーが「豊饒なる劇場」と絶賛した美麗な広場で、1998年には世界遺産に登録されています。
街のシンボルである広場には、1402~1455年に建てられたフランボワイアン・ゴシック様式の市庁舎があり、高さ96mの塔がランドマークになっています。市庁舎の向かいにある「王の家」は市立博物館として公開されています。
この広場で毎年7月に開催される「オメガング」、2年に一度開催される「フラワーカーペット」、12月の「ライトアップと光のショー」など、様々なお祭りイベントも人気があり、世界中から観光客が集まります。
名称: La Grand-Place/グラン・プラス
住所: La Grand-Place, Brussels
アクセス: ブリュッセル中央駅から徒歩8分
営業時間: 終日
定休日: なし
入場料: 無料
公式サイト: https://www.brussels.be/grand-place-brussels
3.ノートルダム・デュ・サブロン大聖堂/ブリュッセル
出所:https://magazine.bellesdemeures.com/luxe/art-de-vivre/bruxelles-flamboyance-vitraux-de-l-eglise-dame-sablon-article-35055.html
ブリュッセルのサブロン地区に1304年、「弓の射手」のギルドが小さな礼拝堂を建て、そこにアントワープ聖母大聖堂からマリア彫像を移転したところ、同市に数々の奇跡が起こり、多くの巡礼者が参拝するようになり、1436年にゴシック様式に建て直され、後のノートルダム・デュ・サブロン大聖堂になりました。
外観はフランボワイアン・ゴシック様式ですが、内部にはバロック様式の説教壇や輝くばかりのステンドグラス、18世紀作のパイプオルガンなど見所が満載です。日本語のパンフレットもあり、週末にはミサやコンサートも開かれるので、散歩休めに是非訪れてみてはいかがでしょう。
名称: Église Notre-Dame du Sablon de Bruxelles./ノートルダム・デュ・サブロン大聖堂
住所: Rue des Sablons, 1000 Bruxelles
アクセス: トラム(92・93番)/「Kleine Zavel」駅下車
開館時間: 月~金曜日/9:00-18:30、土・日曜日/9:00-19:00
定休日: なし
入場料: 無料
公式サイト: http://www.upbxlcentre.be/eglises/notre-dame-du-sablon/
4.サン・ミシェル大聖堂/ブリュッセル
出所:https://travelguide.michelin.com/europe/belgium/brussels-capital-region/brussels/cathedral-saints-michael-and-gudule
聳え立つ双塔が壮観なサン・ミシェル教会は、9世紀に起源を持ち11世紀にロマネスク様式で建設され、アンリ1世の命で13世紀から300年の歳月をかけて建てられたゴシック様式の教会です。16世紀作のステンドグラスや、17世紀作のバロック様式の説教壇など美しい内装もさることながら、49個の鐘が奏でるカリヨンの音色は感動的です。
この教会で1516年にローマ皇帝カール5世が戴冠式を行い、1962年には大司教区の大聖堂に昇格しています。ボードゥワン1世とファビオラ王妃の結婚、1999年のフィリップ国王とマチルド王妃の結婚式も執り行われ、ベルギー王室とも所縁の深い教会です。
名称: Cathédrale Saints-Michel-et-Gudule de Bruxelles/サン・ミッシェル大聖堂
住所: Place Sainte-Gudule, 1000 Bruxelles
アクセス: 地下鉄/1・5番「Gare Centrale」下車→徒歩2分、トラム/92・93番「Palais」下車
開館時間: 月~金曜日/7:30-18:00、土曜日/7:30-15:30、日曜日/14:00-18:00
定休日: なし
入場料: 無料、宝物殿/2€
公式サイトURL: https://cathedralisbruxellensis.be/en/
5.王宮/ブリュッセル
出所:https://www.arcadis.com/en/asia/what-we-do/our-projects/europe/netherlands/rijksmuseum-amsterdam/
建築家ジンネの設計で1835年に完成したにフランス庭園のブリュッセル公園は、市民の憩いの場となっており、その両側に国会議事堂と王宮が向かい合って建っています。王宮はブラバント公爵の宮殿跡地に建てられ、1904年以降レオポルド1世と2世によって、ルイ16世様式に改装されました。現在は公式行事などに使われ、右翼にはベルギー歴史博物館も併設されています。
一押しの見所は「鏡の間」で、「ファーブル昆虫記」の作者の子孫ヤン・ファーブルが設計を手掛け、天井とシャンデリアは黄金虫140万匹の羽で覆われ、緑の幻想的な空間を創り出し「喜びの天国」と謳われています。
王宮は夏に無料で一般公開され、周辺には美術館や博物館などが集まっているので、芸術観賞や文化的散策には理想的な立地にあります。
名称: Palais Royal/王宮
住所: Place des Palais 1000 Bruxelles
アクセス: トラム/92・94番乗車「Royal」下車
開館時間(一般公開日): 火~日曜日/10:30-17:00
定休日: 月曜日
入場料: 無料
公式サイト: https://www.brussels.be/visit-royal-palace
6.ギャルリー サンチュベール/ブリュッセル
出所:https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Fichier:Galeries_royales_Saint-Hubert_Bruxelles.JPG
グラン・プラスの裏から北東に伸びるショッピング街「ギャルリー・サンテュベール」は、1847年築のアールヌーボー調のアーケード街で、19世紀のブルジョワ階級のショッピング施設として作られたヨーロッパ最古の建物です。
アーチ状のガラスの天井からは明るい光が差し込み、雨の日でもゆっくり買い物が楽しめます。ギャルリーは3階建てで、老舗から現代までのファッション、グルメ関連のブティックが約50店舗軒を連ねています。当時の上流階級のショッピング風景を体感できる場所ですが、多くの店舗は20時までには閉店するので、買い物スケジュールにはご注意下さい。
名称: Galeries St-Hubert/ギャルリー・サンチュベール
住所: Galerie du Roi 5, Bruxelles
アクセス: ブリュセル中央駅から徒歩5分、グランプラスから徒歩3分
開館時間: 終日(店舗終了は18:00~20 :00)
定休日: なし
入場料: 無料
公式サイトURL: http://www.grsh.be/
7.小便小僧/ブリュッセル
出所:https://www.lunion.fr/id56183/article/2019-04-06/bruxelles-le-jet-ininterrompu-du-manneken-pis-partait-directement-legout
世界各地で見られる「小便小僧」のオリジナルが、ブリュッセルにある「放尿する少年」像で、市民の間で「ジュリアン君」の名で親しまれています。元々は15世紀に市内の飲料水の供給場として小便小僧の噴水が設置されていましたが、2度の盗難に遭い、1619年にベルギーの彫刻家ジェローム・デュケノワによって作られたのが、現在の像として残っています。盗難防止のため、屋外に設置されている像は実はレプリカで、本物は王の家の市立博物館に所蔵されています。
身長61㎝の小さな少年像をルイ15世の家臣が盗み出し、その謝罪としてルイ15世が1747年に衣装を贈ったのが、衣服コレクションの始まりと言われています。以来、世界各地から衣装が贈られ、現在は1000着もの衣装が「衣装博物館」に展示されています。年に130回着せ替えを行うので、洋服を着たジュリアン君に会えればラッキーかもしれません。
名称: GardeRobe MannekenPis/小便小僧の衣装博物館
住所: Rue du Chêne 19 Bruxelles
アクセス: グラン・プラス「ブリュッセル市立博物館」内
運行時間: 火~日曜日/10:00-17:00
定休日: 月曜日
料金: 大人/8€、18歳以下/無料
公式サイト: https://www.brusselsmuseums.be/en/museums/garderobe-mannekenpis
8.マグリット美術館/ブリュッセル
出所:https://www.bedouk.fr/magritte-museum,L72433
ダリと並んでシュール・レアリズムの巨匠と称されるルネ・マグリットは、ワロン地方出身のベルギー人画家です。2009年、彼のコレクション200点を所蔵する世界最大の美術館が、ブリュッセルの王立美術館の別館として開館しました。館内では時代ごとに作品が区分され、マグリットが撮影した自身の映像なども放映されています。
ブリュッセル郊外には、マグリットが24年間暮らしたアトリエを再現した「ルネ・マグリット・ミュージアム」もあり、作品を製作した当時のままのインテリアを見学できるので、美術館と併せて訪れてみてはいかがでしょう。
名称: Musée Magritte/マグリット美術館
住所: Place Royale 1,1000 Brussels
アクセス: 中央駅から徒歩10分、トラム/92・94番
開館時間: 火~金曜日/ 10:00-17:00、土・日曜日/11:00-18:00
休館日: 月曜日、 1月1日、1月9日、11月1日、11月11日、12月25日
入場料: 大人/10€、子供/無料
公式サイト: http://www.musee-magritte-museum.be/
9.アントワープ
出所:https://www.anvers-aeroport.com/
日本人に人気のアニメ「フランダースの犬」の舞台となった町として有名なアントワープですが、ベルギーではお洒落な人や文化が集まる洗練された町として知られています。中世にはルーベンスやヴァン・ダイクなどの巨匠を生み、中世の歴史建造物からアールヌーボーまで建築の宝庫とされており、クリエイティブな気風に溢れている町です。
街の名は、ローマ戦士が巨人の手を切り落として成敗したことに由来し、街の中心にあるグローテ・マルクト広場にある「ブラボーの噴水」は、戦士と巨人の戦い表現したものです。アントワープの銘菓が手の形をしているのはその伝説に由来しています。グローテ・マルクト広場には16世紀築のルネサンス様式の市庁舎やギルドハウスが連なり、観光要所としていつも賑わっています。
アントワープはダイヤモンドの製造や取引でも有名で、ダイヤモンド博物館ではその工程や宝石のコレクションを楽しめます。
名称: Antwerpen/アントワープ
ブリュッセルからの距離: 50km
アクセス: 国鉄/ブリュッセル主要駅(中央・北・南駅)IC→「アントワープ中央駅」下車
所要時間: 40分
運賃: 大人/7.7€
公式サイト: https://www.antwerpen.be/EN
10.アントワープ中央駅/アントワープ
出所:https://www.shehrivoyages.com/voyage.php?id=23&lang=en
アントワープとヨーロッパの各都市を結ぶ国際駅アントワープ中央駅は、世界で最も美しい駅に選ばれ、多くの映画やドラマのロケ地としても使われています。ベルギー人の建築家ルイ・ド・ラ・サンスリーが設計を担当し、1895年から10年の歳月をかけて1905年に完成した駅舎は、大理石を使ったネオバロック様式の華麗な作りになっています。また長さ185m、高さ44mのプラットホームは、鉄とガラスを使った重厚なドーム型の屋根になっています。
1998年には列車の折り返しを避けるため通過式の駅に改装され、2007年には地下にも線路が設置されるなど、4階構造の近未来的な側面も見せています。地上階には、王室の待合室を改装したカフェ「ル・ロワイヤル・カフェ」が併設され、旅の合間に優雅なティータイムを満喫できます。
名称: Station Antwerpen-Centraal/アントワープ中央駅
住所: Koningin Astridplein 27, Antwerp
アクセス: ブリュッセル主要駅(中央・北・南駅)IC→「アントワープ中央駅」下車
営業時間: 随時
定休日: なし
入場料: 無料
公式サイトURL: https://www.visitantwerpen.be/en/sightseeing/central-station
11.アントワープ聖母大聖堂/アントワープ
出所:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Onze_Lieve_Vrouwekathedraal_Antwerpen_-_panoramio.jpg
12世紀にアントワープに建てられた小さな礼拝堂跡に、1352年から170年かけ1518年に完成した聖母大聖堂は、ベルギー最大のゴシック様式の教会です。内部にはルーベンスの名画が4点飾られ、美術館としての価値も高く、高さ123mに位置する鐘楼は世界遺産に登録されています。
1872年に英国人女流作家ウィーダの名作で、日本でも人気アニメとなった「フランダースの犬」の舞台ともなった大聖堂として知られています。最終回でネロとパトラッシュが命尽きるシーンに登場するルーベンスの「キリストの降架」は、アニメファンには必見の名画です。「フランダースの犬」に纏わる記念碑も2003年と2017年に新設されています。
名称: Onze Lieve Vrouw Kathedraal/アントワープ聖母大聖堂
住所: Groenplaats 21, 2000 Antwerpen
アクセス: アントワープ中央駅から徒歩 20分、地下鉄/「グルーンプラッツ駅」下車→徒歩 2分
開館時間: 月~金曜日/10:00-17:00、土曜日/10:00-15:00、日・祝日/13:00-16:00
休館日: なし
入場料: 大人/6€
公式サイトURL: http://www.dekathedraal.be/en/
12.ルーベンスの家/アントワープ
出所:https://www.flickr.com/photos/francois-2/8160606790
17世紀にフランドルバロックの画家として活躍したルーベンスは、外交官、人文主義学者、美術品コレクターの顔も持つ多才な人物です。イタリアでルネッサンス絵画を学んで帰国した後、1610年にアントワープの中心街にフレミッシュ・ルネッサンス様式の邸宅を購入しました。自ら設計してイタリア風に改装し、中庭、アトリエ、庭園パビリオン、ドーム付ギャルリー、ポルチコなどを配し、晩年の1640年まで住んでいました。
ルーベンスの没後荒れ果てていた邸宅を1937年に市が買い上げ、終戦後再建されて市立博物館として現在に至ります。この家で2000点に及ぶ作品が生まれ、館内には彼の作品も展示され、中でも自画像は必見です。
名称: Rubenshuis/ルーベンスの家
住所: Wapper 9-11, 2000 Antwerpen
アクセス: アントワープ中央駅から徒歩 15分、地下鉄/「Mer」駅下車
開館時間: 火~日曜日/10:00-17 :00
定休日: 月曜日
入館料: 大人/10€
公式サイト: https://www.rubenshuis.be/en
13.アールヌーヴォー街/アントワープ
出所:https://maison-monde.com/splendeur-eclectique-de-cogels-osylei-a-anvers/
ヨーロッパを中心に発展した新しい芸術スタイル「アールヌーボー」はベルギーが発祥の地で、ブリュッセルとアントワープには、アールヌーボーを代表する建築が多数残存しています。アントワープ中央駅からトラムで15分行った所にあるズーレンボルグ・ベルヘム地区では、コーヘルス。オフレイ通り500mに渡り、当時の建築家達が凌ぎを削って芸術性を競い合ったユニークなアールヌーボー建築がずらりと並んでいます。
どれも個性的なスタイルを呈しており、どれ一つとして同じ家はなく、中には「向日葵の館」「白亜の宮殿」「四季の館」などと名付けられた唯一無二の美麗な家々が建ち並び、1980年には景観保護地区に指定されました。
名称: Quartier Art Nouveau/アールヌーボー街
住所: Cogels-Osylei Antwerpen
アクセス: トラム/「アントワープ中央駅」→「Berchem駅」下車→徒歩5分「Cogels Osylei」着
開館期間: 随時
定休日: なし
公式サイトURL: http://www.artnouveau.eu/en/city.php?id=2
14.ブルージュ
出所:https://www.agoda.com/fr-fr/city/bruges-be.html?cid=-151
中世の建物を縫うように運河が町を流れ、「北のベニス」と謳われる美しい町ブルージュは、2世紀に町の歴史が始まったと言われています。町の中心には交易の舞台であった大きなマルクト広場と、隣接する行政の中心であった小さなブルグ広場があります。
ブルグ広場はノルマン人襲撃に備え、9世紀にボードワン1世が要塞を築いた場所で、ブルージュ発祥の地とされ、現在も多くの歴史建造物が建ち並びます。ゴシック様式の市庁舎は1376~1421年にかけて建造されましたが、18世紀末フランスの占領で破壊され、現在の建物はアントワープ中央駅を設計した建築家ルイ・ド・ラ・センスリーが、20年の歳月をかけて19世紀に改築したものです。隣接する公文書館は1537年の建物を1722~1727年にかけて改築したルネッサンス様式の建物で、当時は支配者の宮殿として使われ、1795~1984年までの200年間は裁判所として使われていました。
中世の街並みを馬車に乗って観光するもよし、街の運河には各所に運河クルーズの船が停泊しているので、船から眺める中世の街も感動的です。
名称: Bruges/ブルージュ
ブリュッセルからの距離: 92km
アクセス: ブリュッセル主要駅(中央・北・南駅)IC乗車→「」駅下車
所要時間: 1時間
運賃: 大人/14.70€~
公式サイト: https://www.visitbruges.be/
15.マルクト広場/ブルージュ
出所:https://www.routard.com/reportages-de-voyage/cid137976-bruges-secrete.html
ブルージュ観光の中心地とも言えるマルクト広場は、広さ1ヘクタールの周囲に州庁舎やギルドハウスがひしめき合う、ヨーロッパで最も美しい広場の一つと言われています。中世にはスポーツ、宗教行事、死刑執行などにも使用された広場ですが、封建時代には国際商業都市として栄えたブルージュの繁栄の象徴とされています。
街のランドマークでもある鐘楼塔は13~15世紀にかけて完成し、1999年に世界遺産に登録されています。高さ83m、366段の螺旋階段を上りきると、塔の上からは中世の美しい街並みが眼下に広がります。47個の鐘が奏でるカリヨンの響きはさらにロマンチックなムードを演出するでしょう。
ネオゴシック様式の西フランドル州庁舎や、広場中央に立つ「黄金の拍車戦争」の英雄、ピーター・ド・コニングとヤン・ブレーデルの像も必見です。毎週水曜日にこの広場で開かれるマルシェでは、チョコやレースなどベルギーならではの特産品が多く並ぶので、お土産選びにもお薦めです。
名称: Marktplatz/マルクト広場
住所: Markt 20, 8000 Brugge
アクセス: ブルージュ駅から徒歩 20分、ブルージュ駅からバス2~4・13・14番→「Markt」下車
所要時間(バス): 10分
運賃(バス): 大人/1.6€
公式サイト: https://www.visitbruges.be/highlights/marketsquare
16.聖血礼拝堂・聖血博物館/ブルージュ
出所:https://www.flickr.com/photos/Mattron/5565545803/
ブルフ広場にある聖血礼拝堂は、12世紀初頭にフランダース伯爵家の礼拝堂としてロマネスク様式で建てられたもので、16世紀と19世紀にゴシック様式に改築されています。この礼拝堂を有名にしているのは、ティエリー・ダルザスが十字軍遠征の際に持ち帰ったとされる、キリストの聖なる血です。キリストの遺体から流れ聖血に染まった布の切れ端が、2000年以上保存され、チューブ状のガラスの箱に収められており、毎週金曜日のみ礼拝堂で拝観できます。
この教会は上下2層構造になっており、上部の礼拝堂は色も鮮やかで豪華、下の「聖バシリウス礼拝堂」はシンプルで地味な造りとなっており、フランドル伯の聖遺物が納められています。
毎年キリストの昇天祭には「聖血の行列」という恒例行事が繰り広げられ、司教たちの行進や1800 人の役者が聖遺物の移送劇を演じ、世界中から5万人以上の観光客が集まります。
名称: Heilig Bloedbasiliek/聖血礼拝堂
住所: Burg 13,8000 Brugge,Belgium
アクセス: マルクト広場から徒歩10分
開館時間: 午前/ 9:30-12:00、午後/14:00-17:00
定休日: なし
入場料: 無料、宝物館/2€
公式サイトURL: http://www.holyblood.com/?lang=en
17.オステンド
出所:https://www.stadamsterdam.com/adventurous-sailing/adventurous-sailing-from-ostend-to-copenhagen/
北海に面するオステンドは、ベルギー王室が夏のバカンス地として過ごした海岸沿いのリゾート地で、8kmに伸びる砂浜ビーチは、海水浴やアルバート・プロムナード遊歩道での散歩が楽しめます。
2度の世界大戦でドイツに占領され「大西洋の壁」が築かれた場所としても有名で、「大西洋の壁ミュージアム」では軍事関連の遺物が見物できます。ーチに停泊する3本マストの帆船は、大戦中に実際に航海していた船で、「メルカトール」という名の海洋博物館として利用されています。
海の近くに佇むネオ・ゴシック様式の壮麗な聖ピーター&ポール教会は、1886年に焼失後1908年に再建されたものです。髑髏や仮面などを描き「仮面の画家」としても有名なジェームズ・アンソールが、30年間暮らした邸宅は、現在博物館として一般公開されています。
名称: Oostende/オステンド
ブリュッセルからの距離: 109km
アクセス: 国鉄/ブリュッセル主要駅IC→「オステンド」駅下車
所要時間: 1時間20分
運賃: 大人/18€
公式サイト: https://www.visitoostende.be/en
18.ナミュール
出所:https://www.dhnet.be/regions/namur/la-ville-de-namur-accroit-son-soutien-aux-hebergeurs-touristiques-5eb0fa1f9978e23845abcd0c
アルデンヌ地方のムーズ河畔にあるワロン文化圏の中心都市ナミュールは、ローマ時代から続く要塞都市として、フランク王国時代には城砦が築かれた城下町です。今も城塞跡が残る街並みは「ムーズ川の真珠」と称えられ、古城巡りの起点とするクルーズも人気の観光地です。
17世紀に造られた城址は現在は8ヘクタールもある庭園となり、観光用ミニトレインが園内の森林博物館や野外劇場などに運んでくれます。
街には世界遺産に登録されている鐘楼や、17世紀の貴族の館を改装したナミュール古典博物館があり、ルネッサンス期の芸術作品を観賞することができます。また漫画家ジャン・ルグランのキャラクター「ジョゼフとフランシェ」の銅像に出会ったりと、新旧の伝統が融合した街並み散策も魅力の一つとなっています。
名称: Namur/ナミュール
ブリュッセルからの距離: 60km
アクセス: 国鉄/ブリュッセル中央駅IC→「Liège-Guillemins」駅下車→IC乗車→「Namur」駅下車
所要時間: 1時間+50分
運賃: 大人/9€
公式サイト: https://www.namurtourisme.be/fr//
19.リエージュ
出所:https://www.pinterest.com/pin/267612402827764494/
オランダやドイツに近い交通の要所でワロン文化圏の中心都市リエージュは、中世には司教領として栄えた古都です。11世紀にノジエ司教によって建てられたルネッサンス様式のプランス エベック宮殿は、代々皇子司教が居住した宮殿で、16世紀と18世紀に改築後、現在は政府庁舎や裁判所として使われています。
サン・ランベール広場にあるペロンの噴水は400年の歴史を刻み、周辺にはカフェやレストランなどが集まる賑やかな観光スポットとなっています。ワロン地方の歴史がわかるワロン民族博物館、373段の石段を上って絶景ビューが堪能できるビューラン山の他、レニエ・ド・ユイが12世紀に制作し「ベルギー7つの傑作」の一つとされる真鍮製の洗礼盤が所蔵されている聖バルテルミー教会も必見です。
伝統的な側面とは対照的に、独自の文化を提唱する「ウートルムーズ自由共和国」地区や、10年の歳月をかけて2009年に完成した、スペイン人のカラトラバ設計による近未来的な「リエージュ・ギユマン駅」など、新しい注目スポットも多く誕生しています。リエージュワッフル発祥の地でもあり、本場のワッフルもお土産にいかがでしょう。
名称: Liège/リエージュ
ブリュッセルからの距離: 89km
アクセス: 国鉄/ブリュッセル中央駅IC乗車→「Liège-Guillemins」駅下車
所要時間: 1時間25分
運賃: 大人/15.50€
公式サイト: https://www.liege.be/fr
20.イーペル
出所:https://www.pinterest.com/pin/209347082657784159/
フランス北部国境に近いイーペルは13世紀に毛織物産業で栄えた町で、「カンタベリー物語」にもベルギーの主要都市として登場しています。グロート・マルクトにあるゴシック様式の華麗な繊維開館は、戦争で破壊された後再建され、高さ70m、49の鐘を持つ鐘楼と共に世界遺産に登録されています。
この町で3年に1度、5月の第2日曜日行われる「ネコ祭」が有名で、1938年に町興しとして始まったお祭りに1955年から猫パレードが加わり、一層壮大なお祭りとなりました。元々は中世の毛織物保管の大敵だったネズミ対策として重宝された猫が、14世紀のベスト禍で猫が厄払いの犠牲になり、犠牲となった猫を追悼するために始まった平和なお祭りです。
イーペルは世界大戦の戦場となり甚大な被害を受けた町で、世界史上初めて毒ガスが使用された町でもあり、戦後平和都市として日本の広島市と姉妹都市となりました。
名称: Ypres/イーペル
ブリュッセルからの距離: 104km
アクセス: 国鉄/ブリュッセル中央駅(ポペリンゲ行)IC乗車→「Ypres」駅下車
所要時間: 1時間10分
運賃: 大人/18.40€
公式サイト: https://www.toerismeieper.be/en
21.ゲント
出所:https://www.planetware.com/tourist-attractions-/ghent-gent-b-ov-ggg.htm
「1つに合流する」というゲルト語に由来するゲントは、フランデレン地方の州都でベルギー第3の大都市です。花栽培が盛んで花の都市と称され、5年に一度「ヘント・フロラリア」という花の祭典が開催されます。
旧市街には9~18世紀までフランドル伯爵家が支配した居城など歴史的建造物が多く点在し、ラシャの取引が行われた15世紀建立のラーケンホール、13~14世紀にギルドが建てた高さ91mの鐘楼、ベキン会修道院群の小修道院など世界遺産に登録されている建物も多数あります。
12~16世紀にかけて建てられた聖バーフ大聖堂には、15世紀に描かれたフランドル絵画の傑作、ヤン・ファン・エイク作の「神秘の子羊」が展示されており、必見の観光ポイントになっています。
名称: Gent/ゲント
ブリュッセルからの距離: 23km
アクセス: 国鉄/ブリュッセル主要駅(中央・北・南駅)IC乗車→「Gent St Pieters」駅下車
所要時間: 30分
運賃: 大人/9€
公式サイト: https://visit.gent.be/en
22.ディナン
出所:https://fineartamerica.com/featured/5-dinant-belgium-joana-kruse.html
アルデンヌ地方の断崖絶壁の岩山とムーズ川に囲まれた渓谷に佇む町ディナンは、絵に描いたような風光明媚な町です。高さ100mの岩山を背景に建つノートルダム寺院は12世紀に建立され、丸型と劣塔の屋根が印象的な教会で、16世紀に造られたバロック様式の鐘楼を擁し、町のシンボルとして観光必須の名所となっています。
11世紀に建てられた城砦には、ロープウェイか16世紀築の階段で上ることができ、展望台からは壮大な自然に抱かれた街並みが広がります。
この町は楽器サクソフォンを発明したアドルフ・サックスの生誕地で、アドルフ・サックス通りなど彼の名を冠した名所やオブジェを町の至る所で目にします。また世界的に有名なLeffeビールもこの町のレフ修道院で誕生しており、街のバーで地場産のビールを楽しむことができます。
名称: Dinant/ディナン
ブリュッセルからの距離: 77km
アクセス: 国鉄/ブリュッセル主要駅(中央・北・南駅)IC乗車→「Dinant」駅下車
所要時間: 1時間50分
運賃: 大人/12.80€
公式サイト: http://www.dinant.be/
中世からヨーロッパの政治経済の中心的役割を果たし、大きな損壊を受けた戦争から見事に復興したベルギーは、日本の不屈の精神と通ずるところがあるのかもしれません。
小国なためオランダなどの周辺諸国と一緒に旅行に組み込まれることが多いベルギーですが、海から山側までベルギーの隅々までじっくり自然と歴史を辿る旅をしてみるのも、新たな発見の旅になるかもしれません。
ベルギーだけで多種多様に存在するチョコレート、ワッフル、800種類以上あるというビールなど、各地方で異なる味を試してみてはいかがでしょう。
出所:https://independentbartampa.com/tbbw-2016-march-8th-7pm-cheers-to-belgian-beers-mini-belgian-beer-fest/
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