山口観光の外せない定番スポット20選

別府弁天池湧水出所:https://www.photo-ac.com/

山口県といえば、鎌倉時代や戦国時代あるいは幕末や明治維新など、歴史の上で重要な役割を果たした、数多くの人物を輩出したエリアとして知られます。このため県内には、歴史的にも有名なスポットが豊富にあります。同時に、古くより交通の要所であった関門海峡や、カルスト台地の広がる国定公園など、フォトジェニックな自然のスポットも充実しています。ここではそんな山口観光には欠かせない、魅力的なスポットについて幾つか紹介しましょう。




1.角島大橋

角島大橋
photo by @gn0_kh0_gram

2000年(平成12年)11月3日に開通した角島大橋はCMなどでもよく撮影地として採用されている、角島観光のシンボルです。通行料は無料なので気軽に渡れるのが嬉しいところ。

コバルトブルーの海士ヶ瀬が燦然と輝く中を走行したくて訪れる人も続出。展望台から眺めるもよし、角島灯台やビーチもあわせて楽しむもよしのオススメスポットです。

■基本情報
・住所:山口県下関市豊北町大字神田~角島
・電話番号:083-786-0234(豊北町観光協会)
・通行料:無料
・アクセス:下関ICから車で70分
・駐車場:無料駐車場有り
・参考URL:http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/11030

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2.瓦そば|元祖瓦そばたかせ

瓦そば出所:https://www.photo-ac.com/

「秘密のケンミンSHOW」や「しゃべくり007」など、数多くのテレビ番組などで紹介されている瓦そば。1962年に生まれた郷土料理で、かわらの上で茶そばを焼くという独特な調理方法で有名です。

野戦の合間に薩軍の兵が瓦を利用して肉や野草などを焼いて食したという話から、高瀬慎一氏が独自の製法を開発したしたものです。瓦の持つ遠赤外線の作用で、瓦に接している茶そばはおこげのようにバリバリに、その上の麺はふっくら。つゆにはレモンともみじおろしを入れ、とてもさっぱりとした味わいです。

■基本情報
・住所:山口県下関市豊浦町大字川棚5437(川棚本館)
・電話番号:083-772-2680 (受付時間 9:00−17:00)
※営業時間・定休日は電話でお問い合わせください
・アクセス:下関ICより車で約45分、小月ICより来るまで約35分、川棚温泉駅または川棚本線駅よりタクシーで5分
・元祖瓦そばたかせURL:https://www.kawarasoba.jp/index.php

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3.六角亭|紅葉谷公園

紅葉谷公園六角亭出所:https://www.photo-ac.com/

六角亭は紅葉谷公園の片隅に立地する朝鮮由来の建築物です。眼鏡橋の愛称で親しまれる錦帯橋から徒歩でわずか10分ほどの距離のため、紅葉の時期は散策がてら訪れてみるのも一興です。

六角亭は朝鮮で高い身分の人達が、景観を楽しむために景色の良い地に建てたものといわれています。朝鮮総督であった長谷川好道元帥に朝鮮が贈ったものを1918年に移築し、現在に至っています。

■基本情報
・住所:山口県岩国市横山
・電話番号:0827- 29-5116(岩国市観光振興課)
・定休日:なし(見学自由)
・料金:無料
・アクセス:錦帯橋より徒歩10分
・駐車場:有料・無料駐車場有り
・参考URL:https://www.hiroshima-kankou.com/spot/8815

4.別府弁天池湧水

別府弁天池湧水出所:https://www.photo-ac.com/

まるで南国の海を思わせるようなエメラルドグリーンがフォトジェニックだとして近年人気上昇中のスポットです。光の加減によってはコバルトブルーにも見え、パワースポットとしても注目されています。

日本名水百選にも選ばれている湧き水で、もちろん飲用可能です。色鮮やかな水の色の秘密はカルスト地形にあります。弁天池より10キロほど東に向かうと、全国的に有名なカルスト台地の「秋吉台」に着きます。

秋芳洞や秋吉台へ行くドライブコースの一つとして立ち寄ってみてはいかがでしょうか。池にはマスの養殖場が併設されていて、マス釣りやマス料理などが楽しめます。

■基本情報
・住所:山口県美祢市秋芳町別府水上
・電話番号:0837-64-0203 (美祢市養鱒場)
・定休日:なし
・入園料:なし
・アクセス:美祢ICより車で約25分、於福駅よりバスで堅田バス停下車、徒歩約8分
・駐車場:有り
・参考URL:https://karusuto.com/spot/beppubentenike/

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5.赤間神宮

赤間神宮出所:https://www.photo-ac.com/

平家滅亡へと至った壇ノ浦の合戦では、二位尼が幼い安徳天皇を抱きかかえて、海へ入水したことでも知られます。その悲劇の幼帝を祀る神社が、「赤間神宮」です。江戸時代までは「阿弥陀寺」でしたが、明治時代の神仏分離によって神社となりました。境内には安徳天皇阿弥陀寺陵をはじめ、平家一門が眠る供養塔が並びます。小泉八雲の怪談集にも出てくる「耳なし芳一」の舞台としても知られ、「芳一堂」と呼ばれる祠もあります。その他にも宝物殿には、重要文化財クラスの資料が数多く展示され、神社や平家一門の歴史について深く学べます。龍宮城のような外観をした、登録有形文化財の「水天門」を見るだけでも、価値のあるスポットです。

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6.錦帯橋

錦帯橋
出所:http://www.jalan.net/

岩国市を流れる錦川は、山口県内を代表する大河です。そこに架かるのが、日本三大名橋の1つに数えられる「錦帯橋」。この橋は1673年(延宝元年)に、当時の岩国藩主であった吉川広嘉によって築造されました。石垣で固められた堂々たる橋台には、5連の木造アーチ橋が架かり、伝統工法による精巧な構造美を鑑賞できます。また強度については、現代の土木建築技術から見ても、高いレベルにあると言われています。入橋料金を払って実際に橋を渡ると、眼下には透明度の高い錦川が流れ、水中の魚影までハッキリと目で追うことができます。なお毎年6月~9月上旬には、鵜飼による伝統的な鮎漁を遊覧船から楽しめます。

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7.岩国城

岩国城
出所:http://www.jalan.net/kankou/spt_35208af2120008938/

前述した錦帯橋を見下ろすように、横山の頂上にそびえる山城が「岩国城」です。この城は慶長13年(1608年)に岩国領主であった、吉川広家によって築城されました。竣工当時の天守閣は4重6階の唐造り。しかし幕府の一国一城令により、わずか7年で廃城になってしまいます。現在の天守閣は1962年(昭和37年)に復元されたもので、周囲には発掘された石垣や堀の遺構も残っています。なお2006年(平成18年)には、日本100名城にも選ばれています。天守閣のある山頂へは、麓から通じるロープウェイでアクセスできます。また天守閣の内部は展示施設になっており、甲冑などの貴重な武具類や、錦帯橋の模型などが展示されています。

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8.松陰神社

松陰神社
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_35204ag2130013660/kuchikomi/0001479701/

幕末を代表する思想家であり教育者でもある、吉田松陰を祀る神社です。松陰から教えを受けた伊藤博文らの門下生によって、1907年(明治40年)に創建されました。境内には松陰の私塾であった「松下村塾」や、松陰について深く学べる「吉田松陰歴史館」があります。さらに松陰没後150年を記念して建てられた宝物殿「至誠館」では、松陰についての貴重な資料を数多く見ることができます。吉田松陰がいかに明治維新に影響を及ぼしたのか、よく理解したい方には最適なスポットです。

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9.秋吉台

秋吉台出所:https://www.photo-ac.com/

山口県の美祢市にある「秋吉台」は、台地上の総面積が約54キロ平方メートルという、日本最大のカルスト台地として知られます。台地の東側には広大な草原地帯がある一方で、西側には樹林地が広がります。台地上には秋吉台道路が貫通しており、マイカーやバスでの観光が可能です。車窓からは、緑豊かな草原の中に点々とする、ユニークな形の石灰岩を楽しめます。車から降りて遊歩道を進めば、珍しい草原の昆虫や、石灰岩に含まれる古代の化石など、秋吉台ならではの自然とふれあうことができます。また科学博物館やエコミュージアムをはじめ、少年自然の家やユースホステルなど、便利で見どころのある観光施設も充実しています。

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10.秋芳洞

秋芳洞出所:https://www.photo-ac.com/

前述した秋吉台の地下100~200mにあるのが、特別天然記念物に指定されている「秋芳洞」です。総延長が約10kmにも及び、日本では第3位の規模を誇ります。そして、そのうち約1kmが観光ルートとして整備されています。洞窟内では、数十万年もの歳月をかけて生み出された、大自然のユニークな光景を堪能することができます。例えば、約15mもの高さからレース状のカーテンのように伸びる「黄金柱」や、幾つもの皿を並べたように見える「百枚皿」。あるいは天井から傘がぶら下がっているような「傘づくし」などは、その代表的なものでしょう。なお予約をすれば、「秋芳洞観光ディレクター」と呼ばれる解説員が同行し、さらに詳しい知識や情報を教えてもらえます。また、秋吉台案内所のエレベーターで洞窟へ入れば、小さい子ども連れのファミリーやお年寄りの方でも、少ない負担で安心です。

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11.秋吉台サファリランド

秋吉台サファリランド
出所:http://www.walkerplus.com/spot/ar0835s14717/

マイカーやバスで秋吉台へ行ったなら、必ず訪れたいのが「秋吉台サファリランド」です。ここにはライオンやトラなどの猛獣をはじめ、キリンやバイソンといった大型動物、あるいはウサギやカピバラなどの小動物まで、多種多様な動物たちが飼育されています。広大な園内ではマイカーでそのまま巡回できるため、サバンナの野生動物をリアルに観察しているように楽しめます。さらに専用の巡回バスを利用すれば、ライオンへの餌やり体験まで可能です。普段なら目にできない動物たちと、直ぐそばでふれあえるのが、この「秋吉台サファリランド」の魅力。子どもはもちろん大人まで十分に楽しめる、迫力満点のサファリパーク型の動物園です。

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12.瑠璃光寺

瑠璃光寺
出所:http://www.jalan.net/kankou/spt_35203ag2130011201/

大内氏や毛利氏といった有力大名と関わりの深い、山口県内でも屈指の曹洞宗の寺院です。広大な境内には、大内氏時代の最高傑作と言われる、国宝の五重塔をはじめ、長州藩主であった毛利一族が眠る「香山墓所」。あるいは西郷隆盛など幕末の志士たちが倒幕の密議を行ったとされる「枕流亭」や「露山堂」など、歴史的にも貴重なスポットが幾つもあります。その一方で、手入れの行き届いた緑あふれる「香山公園」は、梅や桜の名所として知られ、歴史に詳しくない方でも自然美を満喫できます。なお「瑠璃光寺」へは中国自動車道の小郡ICから車で約20分、JR新山口駅からはバスで30分ほどでアクセス可能です。

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13.関門海峡

関門海峡
出所:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E9%96%80%E6%B5%B7%E5%B3%A1

下関と北九州の間を隔てる、国内有数の海峡の1つです。古来より海上交通の要所であり、歴史的にも数々の出来事を生んできました。例えば平家物語で有名な壇ノ浦の合戦や、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で知られる巌流島。さらには長州藩が外国船に砲撃を加えた下関戦争や、下関条約が締結された割烹旅館「春帆楼」など、見どころのある歴史的スポットが豊富です。瀬戸内海と東シナ海を結ぶ重要な海峡のため、東アジアからの貨物船やタンカーなど、数多くの船舶の往来を眺めることができます。特に海峡に架かる「関門橋」や、橋の下にある「和布刈神社」からは、海峡に広がる絶景を見るために多くの観光客が訪れます。また海峡の下には「関門トンネル」が開通しており、人道トンネルではジョギングやウォーキングを楽しむ人々も大勢います。なお人道トンネルへはエレベーターで降りることができます。

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14.下関市立しものせき水族館・海響館

下関市立しものせき水族館・海響館
出所:http://www.jalan.net/kankou/spt_35201cc3320040593/

この水族館では、フグの本場である下関にふさわしく、世界中から100種類以上もの珍しいフグを集めて展示しています。またノルウェーの大学から借り受けた、シロナガスクジラの骨格標本を展示しているのもここだけです。地上階にある「フンボルトペンギン特別保護区」は、実際にチリ国立サンティアゴ・メトロポリタン公園から生息域外重要繁殖地として指定されており、希少なペンギンたちの生態をじっくりと観察できます。なお特別イベントでは、専門スタッフによるペンギンガイドツアーも実施します。この他にも、約500種類もの海洋生物が大小65の水槽で展示されています。特にトンネル状になっている瀬戸内海水槽では、まるで海底を散策しているように、多種多様な海洋生物を目前で鑑賞することが可能です。さらにイルカとアシカがパフォーマンスを繰り広げる、「アクアシアター」を定期的に開催します。イルカを飼育している水槽サイドのレストランでは、本格的なイタリア料理も堪能できます。

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15.海峡ゆめタワー

海峡ゆめタワー
出所:http://www.jalan.net/

山口県国際総合センターの広場にあり、関門海峡を見下ろす灯台のようにそびえ立つ、高さ153mのタワーです。自立型タワーとしては西日本一の高さを誇り、展望台からは関門海峡はもちろん、巌流島や日本海、さらには対岸にある北九州の連山まで、360度パノラマビューの眺めを楽しめます。また夜になれば、下関市街地や門司港レトロあるいは関門橋などの灯りが作り出す、美しい夜景を目にすることも可能です。世界初の球体状の展望室では、縁結び神社でおみくじを引いたり、併設された天空レストランで夜景を眺めながら、美味しい料理も堪能できます。JR下関駅から歩いてわずか3分の場所なので、鉄道の旅であれば真っ先に訪れることのできるスポットです。

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16.元乃隅稲成神社

元乃隅稲成神社
photo by @ari_813

日本海岸の断崖に沿って、123基もの朱色の鳥居が連続して立ち並ぶ、長門市にある神社として有名です。鳥居をくぐりながら裏参道出口まで進むと、高さ約4mの位置に賽銭箱のある、ユニークな大鳥居に出会います。日本一入れづらいと言われるその賽銭箱へ、見事にお賽銭が入ると、願い事が叶うと言われます。また大鳥居の向こう側に広がる日本海の絶景も、同時に楽しめます。この神社は過去にアメリカのテレビ局で放送されたこともあり、海外からも大勢の観光客が毎年訪れる、人気のスポットです。

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17.湯田温泉

湯田温泉
出所:http://travel.rakuten.co.jp/onsen/yamaguchi/OK00768.html

県庁所在地の山口市内にある、山陽エリアでも有数の温泉スポットです。開湯は室町時代といわれ、白狐が温泉で傷を癒やしたという伝説が残ります。JR新山口駅からバスで20分ほどの場所にあり、周囲には旅館やビジネスホテル等が立ち並びます。また市内最大の繁華街や歓楽街と隣接し、飲食やお買い物にも困りません。さらにエリア内には5箇所の足湯スポットが点在し、特に「井上公園」の足湯が有名です。この公園は明治時代の元勲として知られる、井上馨の旧宅跡に造られたもので、歴史的なスポットとしても訪れる価値があります。なお泉質はアルカリ性単純泉で、源泉温度の平均が60度から70度とやや高めなのが特徴です。毎年4月になると「湯田温泉白狐祭り」が開催され、井上公園での餅まきの他、白狐に扮した地域住民による、湯の町街道でのユニークなパレードが実施されます。

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18.萩城跡指月公園

萩城跡指月公園
出所:https://www.jalan.net/event/evt_215197/

江戸時代の約250年にわたって毛利氏の居城であり、長州藩の拠点でもあった「萩城」。その城跡を公園化したのが「指月公園」です。城跡を含め公園全体がユネスコの世界遺産に指定されています。天守閣は明治維新で既に失われているものの、石垣や堀をはじめ門跡や物見櫓、さらには「旧厚狭毛利家萩屋敷長屋」などが、しっかりと残っています。萩城の実態について学べると同時に、当時の面影を体感できます。城跡の裏手には指月山が囲むようにそびえ、クスノキやシイノキなどの自生する原生林が覆います。さらにその向こうには日本海が広がり、菊ヶ浜を臨む展望所からの見晴らしは抜群です。海を眺めながら、ゆっくりとお散歩するのもいいでしょう。

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19.住吉神社

住吉神社
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_35201ag2130014906/

下関にあるこの神社は、大阪や博多の住吉神社と並び、「日本三大住吉」の1つに数えられています。本殿は、鎌倉時代に長州一帯を支配していた守護大名、大内弘世により寄進されました。また拝殿も、戦国大名の毛利元就によって造営されるなど、歴代の有力者から厚い崇敬を受けてきました。5つの千鳥破風が付いた本殿が国宝に指定されている上、切妻造檜皮葺の拝殿も、国の重要文化財に指定されています。鳥居から桜門さらには拝殿まで、鮮やかな朱色をした重厚な建造物が続き、歴史と由緒ある風格が漂います。なお毎年12月8日から15日までは「御斎祭」が行われ、一般の参拝はできないので注意が必要です。

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20.やまぐちフラワーランド

やまぐちフラワーランド
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_35212ac2102065545/

「歴史と自然に囲まれた、ちょっとおしゃれな花と緑の庭園」をテーマにした、柳井市にあるフラワー公園です。広大な園内を入ると、フラワーガーデンやローズガーデンをはじめ、コレクション花壇やハーブの丘など、四季折々の草花とふれあえる様々なゾーンが整備されています。併設されている「花き振興センター」では見学ツアーを実施しており、新しい品種の研究栽培をしている、温室や実験施設などを巡ることができます。また園芸実習室では、フラワーアレンジメントやガーデニングといった、各種教室も定期的に開催しています。趣味を兼ねた観光には最適なスポットでしょう。

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