2018年の「SNS映え」総まとめ!SNS映えスポットランキング!
ICT総研のデータによれば、2017年末のSNS利用者は約7,216万人(利用率で約72%)、2019年末には7,732万人(利用率で約77%)まで拡大すると予想されています。
そのような中、SNS上でどう思われるか、どういう人と見られるかが、リアルな人間関係と同様に重要になってきています。見方を変えれば、リアルな対人コミュニケーションの中で行ってきた自分のブランディングを、SNS上でも行う重要性が増していると言えます。
SNSが普及する以前は、高級腕時計を付ける、高級車に乗るといった物理的に目に見えるものを充実させることでリアルでの承認欲求を満たす消費にお金を使う人が多かった時代がありました。しかしSNSが普及した現在では、SNSのプロフィールを充実する、すなわちインスタグラムであればプロフィールの写真の並び(フィード)で自分を表現して承認欲求を満たす消費にお金が使われるようになってきています。
例えば、インスタグラムのプロフィールページに映える写真を並べることを目的に、インスタ映えする写真が撮影できるスポットに旅行に訪れたり、おしゃれなインテリアや小物、バッグなどを購入するといった消費行動があげられます。これも、高級時計のコレクションや高級車のコレクションなどと同様に、インスタ映えする写真を並べてインスタグラムのプロフィールページという自分のコレクション(作品)を作り上げているととらえることができます。
SNSでは、これまで一部の人にしか見せることのできなかったコレクション(作品)を多くの人に見てもらい、それに伴ってフォロー数が数字で目に見えて増えていくということが承認欲求の充足につながります。そういった時代の中で、SNS映えは個人消費を活性化させる重要なキーポイントになっていくと考えられます。
さらに、SNSのプロフィールページを充実させることで、好きなことを仕事にできるチャンスも生まれます。自分の趣味やこだわりを仕事につなげる次世代の働き方ができるサービス「スナップレイス・タレント」では、2018年に月間約100万円を稼いでいるインスタグラマーも出てきています。SNS映えはビジネスにも重要な要素となってきています。
SNS映えの分析結果と特徴
そこでスナップレイスでは、毎年日本で最もSNS映えしたスポットのランキングを発表しています。スナップレイスがSNS投稿を分析してみると、SNS映えの要素は大きく分けてフォトジェニック(Cool!)と笑い・ネタ(Haha!)に分かれることが判明しました。そこでSNAPLACEでは2018年のSNS投稿を分析し、おしゃれや可愛いなどの感情によってSNSで反響の高いスポットを「Cool!」、ネタとして面白いなどの感情によってSNSで反響の高いスポットを「Haha!」と区分けし、それぞれについてSNS映えスポットランキングTOP10を抽出しました。なお、「Cool!」と「Haha!」のSNS映え投稿の特徴を定性的に表現すると以下の通りとなります。
フォトジェニック(Cool!)投稿の特徴
【カラフル】フィード上でも目立ちやすい(彩度が高い)。植物園。ウォールアート。レインボーケーキ等
【雑誌風】雑誌に掲載されているアングルでの人物・小物写真等
【非日常】リゾート地。海外旅行風。絵葉書のような絶景等
笑い・ネタ(Haha!)投稿の特徴
【意外性】あり得ないものの組み合わせ。スイーツラーメン。普通の神社の鳥居が金色等
【規格外】デカ盛り。夥しい数のトイレットペーパーがあるトイレ。火柱を上げるラーメン等
【ストーリー】叫び声をあげる店員がいる店。いきなり、占いを始める店主がいる店等
SNS映えする、いいね! がたくさん付く投稿をしたいけれど何を投稿してよいか悩んでいる方や、SNS映えには興味がないけれど、単におしゃれなスポットや面白い、ネタになるスポットを知りたい方にも是非ご覧いただきたいランキングとなっています。
2018年のSNS映えランキングトレンド
2018年の傾向として見られた特徴としては、アクセスの良い都心部よりも地方のスポットがランキング上位を占めた点です。これまでは東京などの都市部など、比較的アクセスのよいスポットが人気を集めてきました。しかし、直近では滋賀県のラコリーナ近江八幡や、石川県の金沢21世紀美術館などをはじめ、地方のスポットにも注目が集まり始めています。
2017年に「インスタ映え」が流行語大賞となって以来、首都圏では数多くのインスタ映えを狙ったスポットが増えていますが、地方のSNS映えスポットはまた一味違った、そこでしか撮影できないような写真が撮影でき、他の人と差別化もしやすいことからSNS上で反響が高まりやすいのではないかと考えられます。
2019年のSNS映えのトレンド予想
そして2019年は、より「ストーリー性のあるフォトジェニックさ」がポイントになると予想されます。これまではナイトプールを筆頭に「インスタ映え」が流行し始めたこともあり、飲食店や観光施設がインスタ映えする仕掛けを行い始めました。例えば、可愛いウォールアートを設置したり、カラフルなスイーツを作ったり、ハートで可愛くデコレーションしたりなど。このような流れの中で、消費者もインスタ映えに対する目線はどんどんと肥えてきています。
そこで、必要なのは「ストーリー性のあるフォトジェニックさ」です。例えば、写真撮影が可能な美術館やアート展は海外でも流行しており、日本にも来場者参加型でフォトジェニックな写真が撮れる美術展の人気はより高まると想定されます。また、飲食店では生クリームにこだわった生クリーム専門店やミルクティー専門店など、特定の素材などにこだわった分かりやすいストーリー性のある店舗がより注目を集めると予想されます。
フォトジェニック(インスタ映え)ランキングTOP10
第1位 八坂庚申堂(京都府京都市)
Photo by @hocchipic
1位は昨年同様、八坂庚申堂となりました。色鮮やかなくくり猿が写真で映えるスポットとして、京都通の人には知る人ぞ知るスポットです。くくり猿は色のバリエーションが豊富で、沢山吊るされた状態がカラフルでインスタ映えするとして話題となりました。近くにはレンタル着物店もあり、着物を着て撮影することもできます。
第2位 川越氷川神社(埼玉県川越市)
Photo by @h1a0r0u7
赤い糸をモチーフにしたお守りや鯛みくじなど、乙女心をくすぐる可愛い写真が撮影できるスポットです。1日20体限定の無料でもらえる「縁結び玉」、境内にあるおしゃれカフェ「むすびカフェ」や、夏に開催されている「風鈴の回廊」などインスタ映え写真を撮影できる個所が複数あることもポイントです。
第3位 BE KOBE(兵庫県神戸市)
Photo by @m.kiyoto
2017年4月に設置された「BE KOBE」。ちょうど年初からSNS投稿も増加し、主に高校生の修学旅行(10~3月)などで神戸を訪れた学生がこのスポットで写真を撮り、インスタグラムに写真を投稿し始めました。その写真がほかの学生にも広がり、最初は学生中心に一気に拡散し、今では一般の人にも広がっています。現在では、神戸の港を背景にフォトジェニックな写真が撮れるということで人気のフォトスポットになっています。多い時は、撮影をするのに30分以上並ぶこともあります。
第4位 ラコリーナ近江八幡(滋賀県近江八幡市)
Photo by @_____mim
限定スイーツの名物のバームクーヘンに加え、メルヘンな小屋などの建物が別世界に迷い込んだような可愛い写真が撮れるスポットです。スイーツなどの食べ物は投稿しやすく、さらに、非日常感あふれるメルヘンチックな建物のスポットという2ポイントが投稿数の増加につながりました。そして、だれもが簡単に別世界に迷い込んだようなショットが簡単に撮れることから、SNSでの広がりを後押ししました。また、芝生たっぷりの屋根でできた建物やメルヘンな小屋などが「ジブリ感」ある雰囲気の写真となり、タイムラインでひときわ目立ち、その非日常感あふれる写真が反応を得やすいというポイントもありました。
第5位 佐久島(愛知県西尾市)
Photo by @ss1860
島中至る所に自然と融合した芸術作品が並ぶアートな島。海水浴や潮干狩りは勿論のこと、海の幸も美味しく、釣りも楽しめます。フェリーで行く佐久島は、日帰り観光でも行けるのでお勧めです。
第6位 金沢21世紀美術館(石川県金沢市)
Photo by @ishih_arashi
2004年に開館した美術館。人気作品はレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。水の中に人がいるのを発見した驚き、水の中から外を覗く珍しい景色、一箇所で二つの楽しみ方ができる美術作品です。ここでは面白い写真が撮れるためSNS上でも注目を集めました。
第7位 猿島(神奈川県横須賀市)
Photo by @travel0033
軍事要塞の跡地で、砲台跡や長い赤レンガのトンネルなどがある無人島です。古びた地に緑が生い茂る姿が幻想的でリアル「ラピュタ」と呼ばれ、話題になっています。
第8位 三光稲荷神社(愛知県犬山市)
Photo by @yurie_takechi
赤い鳥居が目印の神社です。特に、可愛いピンクのハート絵馬に願い事を書くのが女性を中心に人気沸騰しました。さらに、ハートの絵馬がたくさんつりさげられている前が絶好のフォトスポットで、その写真をインスタにアップするのが流行しました。
第9位 養老天命反転地(岐阜県養老郡)
Photo by @travel_natsu
「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」という作品の中を回遊して体験するモダンアートの公園施設。2つの作品を結ぶ溝状の道は、メインテーマの「死なないため」と言う言葉を取り「死なないための道」と名付けられています。「極限で似るものの家」には、建物内の机や壁・天井が上下左右を全く無視した場所に配置されていているのが特徴です。非日常的な写真が撮れることで大人気のスポットとなりました。
第10位 志摩地中海村(三重県志摩市)
Photo by @u0nagan
スペインの雰囲気漂うリゾート施設。約10,000坪の広い敷地内にヴィラスタイルの客室やレストラン、カフェ、ショップ、クルージングやフィッシング、クラフト工房等があり、異国情緒漂う雰囲気を味わうことができます。白壁を背景に地中海の街並みのような写真をたくさん撮れることでSNSで人気沸騰しています。
笑い・ネタ(ツイッター映え)ランキングTOP10
第1位 大久野島(広島県竹原市)
Photo by @horenchanyo
戦時中は毒ガス工場があったことから、「毒ガスの島」とも言われます。今では多くのウサギが生息しており、ウサギ島とも呼ばれ、約700羽のウサギが催促していると言われています。大量のウサギや、ウサギと戯れる写真がSNS上で話題を呼んでいます。
第2位 恐竜博物館(福井県勝山市)
Photo by @ishih_arashi
恐竜に関する国内最大級の博物館で、数十体の恐竜骨格、千数百もの標本、化石、大型復元ジオラマなどが展示されています。特に、リアルな恐竜の模型と一緒に撮影した写真のインパクトがSNS上での反響の高さにつながっています。
第3位 牛久大仏(茨城県牛久市)
Photo by @keyskitchen
ギネスにも認定された世界一大きな大仏で、写真を撮影すると非日常的な1枚となり、インパクトが大きい子tからSNS上で話題を呼びました。
第4位 安井金比羅宮(京都府京都市)
Photo by @kooooooooooseeeee
「縁切り縁結び碑」に貼られたたくさんの願い事がかかれた形代(身代わりのおふだ)の量が視覚的にインパクトがあり、SNS上での反響の高さにつながりました。
第5位 清水公園(千葉県野田市)
Photo by @peach_momo313
100種類ものアスレチック器具のある広大な公園。アスレチックの下には水の池が広がり、失敗したら終わりという緊張感がスリル満点です。ずぶぬれになる様子などがSNS上でも話題を呼びやすいスポットです。
第6位 砂の美術館(鳥取県鳥取市)
Photo by @omiya_fankichi
鳥取砂丘の砂と水だけを使用して制作された砂の彫刻「砂像」を展示している美術館。永遠には残らない、その儚くも美しい砂像は「砂で世界旅行」をコンセプトに、毎年テーマを変えて展示されています。
第7位 御金神社(京都府京都市)
Photo by @aya_naganeyama
お金に関する願い事(資産運用・投資・ギャンブル等)に効くということで有名な神社。金色に輝く鳥居が目を引き、反響を呼びました。
第8位 南蔵院(福岡県糟屋郡)
Photo by @ayunzel04
世界一大きい巨大「釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)」がある寺院。全長41mの像は迫力抜群で人気の観光スポットともされています。また、住職がジャンボ宝くじに当選し、一億三千万円を手に入れて全額こちらの寺院に投じた経緯から運気が上がるスポットとしても注目されています。
第9位 ノースサファリサッポロ(北海道札幌市)
Photo by @ayano.521
他の動物園と異なり、野生に近い状態の動物たちと触れ合える動物園。園内に入る前の入口に掲げられている「怪我や物損は保証できません。全て自己責任です。」という言葉が、Twitter上でもより反応が出やすくなりました。
第10位 桃太郎神社(愛知県犬山市)
Photo by @chihiromaji
桃太郎発祥の地(自称)として作られた神社ということもあり、境内には桃型鳥居や桃太郎にちなんだコンクリート像が設置されています。その独特な表情やポーズがシュールだという声が多数でした。
SNAPLACEでは上記でご紹介したランキングのほかにも、インスタ映えやツイッター映えするスポットを大量に抽出し、マップとして提供しています。SNSのユーザ投稿データを分析した結果をもとに作成したマップで、ユーザが実際に現地に行って楽しんだ体験がたくさん詰まっていますので、見ているだけでも楽しいマップになっていますので、ぜひご覧ください。
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