フランス観光のおすすめスポット100選!一生に一度は行きたい
出所:https://www.getyourguide.jp/paris-l16/excursion-d-une-journee-au-mont-saint-michel-depuis-paris-t10754/?utm_force=0
ヨーロッパの中心にあって、欧州の政治・経済・文化の中心的役割を担うフランスは、長い歴史と地理的条件から、様々な文化が融合した素晴らしい芸術・文化を生み出し、また、地域によって異なる気候風土が独特の生活スタイルや独自の慣習を育ててきました。世界一の観光大国フランスは、芸術の都パリだけでなく、特色が異なるフランス全土に「一生に一度は行きたい」と思わせるフランス観光の名所が沢山点在します。そんな魅力的なフランスの観光地を100箇所厳選してご紹介してまいります。
パリの観光スポット
エッフェル塔、エトワール凱旋門、シャンゼリゼ通り、トロカデロ広場とシャイヨ宮、ノートルダム大聖堂、モンマルトルとサクレ・クール寺院、ルーブル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、オペラ座、ヴォ-ジュ広場、サンジェルマン・デ・プレ界隈、カルチェ・ラタンとリュクサンブール公園、パリ3大デパート、レ・アール界隈
パリ郊外の観光スポット
ヴェルサイユ宮殿、オーヴェル・シュー・オワーズとゴッホの家、フォンテーヌブロー城、バルビゾン、サンジェルマン・アン・レイ城、シャンティイ城、シャルトル大聖堂、ヴォー・ル・ヴィコント城、プロヴァン
北フランスとピカルディの観光スポット
アミアン大聖堂、コンピエーニュ城、リール、カレー
ノルマンディの観光スポット
ジベルニーとモネの家、ルーアン、オンフルール、ドーヴィル、エトルタ、レザンドリ、グランヴィルとディオール博物館、オマハビーチとノルマンディー米軍英霊墓地
ブルターニュの観光スポット
モン・サン・ミシェル修道院、サン・マロ、レンヌ、ヴァンヌとモルビアン湾島巡り、カルナック列石群、バイユー
アルザスの観光スポット
ストラスブール、コルマール、リクヴィール、カイゼルスベルグ
フランス東部の観光スポット
ランスとシャンパンカーブ巡り、ナンシー、メッツ、ブザンソン
ロワール地方の観光スポット
シャンボール城、シュノンソー城、ブロワ城、シュヴェルニー城、アンボワーズ城、オルレアン、トゥール
ブルゴーニュの観光スポット
ディジョン、ボーヌ、ヴェズレー、ブルゴーニュワイン街道/コート・ドール
アルプスの観光スポット
リヨン、アヌシー、グルノーブル、シュヴァルの理想宮~オートリヴ、シャモニー、モン・ブランとエギーユ・デュ・ミディ、エヴィアン・レ・バン
ピレネーの観光スポット
ボルドー、サン・テミリヨン、ラ・ロシェル、イル・ド・レ/レ島、ラスコーの洞窟壁画、ルルドの泉、ビアリッツ、ル・ピュイ・アン・ヴレイ
バスクの観光スポット
バイヨンヌ、エスプレット、サン・ジャン・ド・リュズ、ピラ砂丘
プロバンスの観光スポット
アヴィニョン、アルル、エクス・アン・プロバンス、ゴルド、セナンク修道院、レ・ボー・ド・プロバンス、ポン・デュ・ガール、ミヨー橋
南フランスの観光スポット
ニース、カンヌ、モナコ、サントロペ、マルセイユ、カシのカランク、エズ、グラース
コルシカ島の観光スポット
アジャクシオ、ボニファシオ、ピアナのカランケ、バスティア
パリ
1.エッフェル塔
出所:http://www.francetourisme.fr/visite-de-paris/visite-tour-eiffel-croisiere-seine.html
フランスと言えばまずエッフェル塔ですね。ギュスターヴ・エッフェルが設計したパリを象徴する建物は1889年にパリ万博に合わせて2年2ヵ月という急ピッチで完成しました。芸術的な高層建築ですが建設中死者が1人にとどまったのは驚異に値します。
2017年には開館以来の来場者数が通算3億人を突破し、現在でも毎日25,000人が訪れ行列を作っています。2階部分にはミシュラン3つ星シェフ、アラン・デュカスが手掛ける1つ星レストラン「ジュール・ヴェルヌ」が入っています。
名称: La Tour Eiffel/エッフェル塔
住所: Champ de Mars, 5 Avenue Anatole France, 75007 Paris
アクセス: メトロ6番線「Bir-Hakeim」、RER C線「Champ de Mars – Tour Eiffel」
開館時間: 9/2~6/14:9:00-23:00、6/15~9/1:9:00-24:00
入場料: エレベーター利用:最上階/17€、2階/11€、階段利用:全階/:7€
公式サイト:http://www.toureiffel.paris/
2.エトワール凱旋門
出所:https://www.tiqets.com/fr/paris-c66746/arc-de-triomphe-coupe-file-accs-au-sommet-p974146
オステルリッツの戦いで勝利したナポレオン・ボナパルトの命で、凱旋を讃えるため1806年に建設が始まり、1836年に完成しました。凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りを始め12本の通りが放射状に延び、その形が「星/エトワール」のように見えるため、その名称が使われています。
屋上からは放射線状の通りが四方に見渡せ、中二階には美術館や土産店もあり主要な観光名所となっています。凱旋門の下には、無名戦士の墓や祈念プレートが埋め込まれ、7月14日の革命祭などで儀式の主要な役割を担っています。
名称: Arc de triomphe de l’Étoile/エトワール凱旋門
住所: Pl. Charles de Gaulle, 75008 Paris
アクセス: メトロ1・2・6番線、RER A線「Charles de Gaulle Etoile」
開館時間: 4/1~9/30:9:00-23:00、10/1~3/31:10:00-22:30
入場料: 大人/12€、18~25歳/9€、18歳未満/無料
公式サイト:http://www.paris-arc-de-triomphe.fr/
3.シャンゼリゼ通り
出所:http://monumentsdeparis.net/champs-elysees
パリ8区を縦断する幅70m全長3kmの大通りで「世界で最も美しい通り」と言われており、シャンソン「オー・シャンゼリゼ」でも有名な通りです。エリゼはギリシャ神話の「極楽浄土」を意味し、通りにはルイ・ヴィトン本店、カルティエなど高級ブティックが軒を連ねパリ屈指の観光スポットになっています。
通りにはラデュレやフーケなどの高級カフェの他、ルノーやプジョーなどの自動車のショールームもあり、老若男女が楽しめる娯楽発信地となっています。毎年様々な大イベントの舞台となり、7月14日の革命祭のパレード、自転車レース「ツール・ド・フランス」の最終ステージ、大晦日の歩行者天国など、国内外の観光客が大通りを埋め尽くします。
名称: Avenue Champs-Elysées/シャンぜりゼ通り
住所: Av. Champs-Elysées, 75008 Paris
公式サイト:https://www.parisinfo.com/transports/73130/Avenue-des-Champs-Elysees
4.トロカデロ広場とシャイヨ宮
出所:https://mywowo.net/en/france/paris/trocadero/gardens
エッフェル塔を一番美しく見れる撮影スポットがトロカデロ広場に隣接するシャイヨ宮の広場で、沢山の観光客が訪れます。広場に隣接し、この絶景を見ながら食事ができるレストラン「Café de l’homme/カフェ・ド・ロム」もお薦めです。トロカデロ広場には半円形の広場を取り囲むように沢山のカフェレストランが立ち並び、フィガロでNo.1に輝いたエクレアなど美味しいケーキが評判の「カレット」は、一休みのティータイムに最適です。
名称: Carette/カレット
住所: 4 Pl. du Trocadero, 75016 Paris
アクセス: メトロ6・9番線「Trocadero」
営業時間: 7:00-23:30
定休日: 年中無休
公式サイト:http://www.carette-paris.fr/
5.ノートルダム大聖堂
出所:http://www.rfi.fr/france/20170603-lancement-appel-dons-restaurer-cathedrale-notre-dame-paris
パリのシテ島にあるローマ・カトリック教会のゴシック建築を代表する大聖堂で、1991年に世界遺産に登録されました。1163年に工事が着工し200年かけて1345年に完成し、2013年には着工850年を祝う式典やイベントがパリ各地で開催されました。
天高く伸びる双塔や尖塔、壮麗な曲線のフライング・バットレス、3つの薔薇窓のステンドグラスなど、初期ゴシック建築の傑作と言われています。文豪ヴィクトル・ユーゴーが1831年に発表した「ノートルダムのせむし男」の舞台ともなり、ミュージカルでも成功を収めています。
名称: Notre Dame de Paris/パリノートルダム大聖堂
住所: 6 Parvis Notre-Dame, Pl. Jean-Paul II, 75004 Paris
アクセス: メトロ4番線「Cité」、RER B線「Saint Michel Notre-Dame」
開館時間: 4/1~9/30:10:00-18:30、10/1~3/31:10:00-17:30(7・8月の木曜、夏季の金・土曜は23時まで)
休館日: 1/1、5/1、12/25
入場料: 無料
大聖堂の塔は有料:大人(18歳以上) /10€
公式サイト:https://www.damedecoeur.paris/
6.モンマルトルとサクレ・クール寺院
出所:https://www.europosters.fr/posters-muraux/basilique-du-sacre-coeur-ville-paris-v35890
パリで一番高い丘にあるモンマルトルは19世紀末から歓楽街として発展し、界隈にはムーラン・ルージュなどのキャバレーが軒を連ねます。またピカソ、モディリアー二、ユトリロなどの画家が住みつく芸術家の町として有名になり、テルトル広場は今も画家が展示販売する観光名所になっています。近年では映画「アメリ」の成功で話題を集めました。
モンマルトルの丘のシンボルとも言えるサクレ・クール寺院は、1877年から1914年にかけて建設された、ロマネスク&ビザンチン様式のバジリカ大聖堂で、毎日多くの観光客が訪れています。
名称: Basilique du Sacré-Cœur/サクレ・クール寺院
住所: 35 Rue du Chevalier de la Barre, 75018 Paris
アクセス: メトロ2番線「Anvers」、メトロ12番線「Abbesses」
開館時間: 毎日6:00 – 22:30
入場料: 無料
寺院内天井ドーム見学: 5~9月/8:30-20:00、10~4月/9:00-17:00
公式サイト:http://www.sacre-coeur-montmartre.com/
7.ルーブル美術館
出所:https://www.francetvinfo.fr/culture/louvre/musee-du-louvre-les-secrets-de-son-budget_966055.html
パリ中心にある世界最大級の美術館で、収蔵品380,000点以上のうち、総面積60,600㎡の館内で先史時代から19世紀までの美術品35,000点近くが一般公開され、毎年800万人以上の来場者がある世界で最も入場者数の多い美術館として知られています。
1日に全てを観賞するのは不可能な広大さですが、有名どころは是非抑えたいものです。
【1階】ハムラビ法典、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、瀕死の奴隷
【2階】モナリザ、ナポレオン3世の居室、カナの婚礼、ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠、
民衆を率いる自由の女神
【3階】レースを編む女/フェルメール
などなど。
名称: Musée du Louvre/ルーブル美術館
住所: Pl. du Carrousel, 75001 Paris
アクセス: メトロ1番線「Louvre-Rivoli」、メトロ7番線「Palais-Royal/Musée du Louvre」
開館時間: 月・木・土・日曜/9:00~18:00、水・金曜/9:00~21:45 *12/24、12/31は17時まで
閉館日: 毎週火曜日、1/1、5/1、12/25
入場料: 大人/15€
一般無料日: 10~3月の毎月第一日曜日、7月14日の祭日
公式サイト:https://www.louvre.fr/jp
8.オルセー美術館
出所:http://monumentsdeparis.net/musee-orsay
パリのセーヌ左岸に位置し、元鉄道駅舎だった建物を1986年に美術館として復活し、印象派の画家の作品が多く展示されていることで知られる国立美術館です。1848年から1914年までの西洋美術作品が展示され、写実主義、印象派、象徴主義、分離派、パリの禅園芸術など、それぞれの時代を反映する芸術作品に圧倒されます。
ミレー、クールベ、マネ、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ロダン、ゴーギャン、ゴッホ、ガレ、ギマール、ラリック、モローなどなど、19世紀末~20世紀初頭の偉大な芸術家の作品が展示されています。
名称: Musée d’Orsay/オルセー美術館
住所: 1 rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris
アクセス: メトロ12番線「Solférino」「Assemblée Nationale」、RER C線「Musée d’Orsay」
開館時間: 火~日曜/9:30-18:00、木曜/9:30—21:45
閉館日: 月曜日、1/1、5/1、12/25
入場料: 大人/14€
一般無料日: 毎月第一日曜日
公式サイト:http://www .musee-orsay.fr/
9.オランジュリー美術館
出所:https://www.whitelinehotels.com/journal/france/paris-an-american-monet-homage
パリのチュイルリー公園の一角にあったオレンジ温室を、モネの「睡蓮」の連作を展示する美術館として1927年に開館しました。モネファンには見逃せない観光スポットです。印象派とポスト印象派の絵画が中心で、他にもセザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソ、ルノワール、シスレーなどの名画が展示されています。
名称: Musée de l’Orangerie/オランジュリー美術館
住所: Jardin des Tuileries, 75001 Paris
アクセス: メトロ1・8・12番線「Concorde」
開館時間: 毎日9:00-18:00
閉館日: 火曜日、1/1、5/1、12/25
入場料: 大人/9€
一般無料日: 毎月第一日曜日
公式サイト:http://www.musee- orangerie.fr/
10.オペラ座
出所:https://fr.wikipedia.org/wiki/Op%C3%A9ra_Garnier
1875年に完成したガルニエ宮は1989年以降はバレエ公演が中心に行われ、オペラ公演はバスティーユのオペラ座に移っています。オペラを観劇しなくても、豪華なガルニエ宮の内部は必見の価値があり、シャガールの天井画に煌めくシャンデリアや、特に大ロビーはベルサイユ宮殿の鏡の間に匹敵する豪華さです。
館内には日本女性のシェフが和風フレンチを提供するレストランや、バレエ関連の可愛いグッズが揃うギフトショップもあるので、パリらしいお土産がきっと見つかるはずです。
名称: L’Opéra Garnier/パリ・オペラ座
住所: 8 Rue Scribe, 75009 Paris
アクセス: メトロ3・7・8番線「Opéra」
開館時間: 毎日/10:00–16:30、7月中旬~9月中旬/10:00–18:00
閉館日: 1/1、5/1
入場料: 大人/12€
公式サイト:https://www.operadeparis.fr/visites
11.ヴォ-ジュ広場
出所:https://www.lepoint.fr/culture/culture-on-live-sous-les-arcades-de-la-place-des-vosges-28-03-2017-2115289_3.php
パリのオシャレな街マレ地区にある、1612年にアンリ4世よって作られたパリ最古の広場で、赤いレンガ造りの貴族の館が王の広場を取り囲む光景は、気品漂う優雅な街並みを作っています。広場を囲む36棟のお屋敷には貴族、政治家、作家などの文化人が住んでいましたが、とりわけ有名なのがヴィクトル・ユゴーが住んだ6番地です。ここは博物館として一般公開されています。
名称: Place des Vosges/ヴォ-ジュ広場
住所: Pl. des Vosges, 75004 Paris
アクセス: メトロ1番線「Saint-Paul」、メトロ8番線「Chemin-Vert」
開園時間: 24時間
休園日: なし
入場料: 無料
12.サンジェルマン・デ・プレ界隈
出所:https://fr.depositphotos.com/108910594/stock-photo-the-famous-parisian-cafe-les.html
セーヌ左岸の6区に高級ブティックが林立するオシャレな街としてパリジャンにも愛される人気の町です。戦後はサルトル、ボーヴォワール、ゴダール、グレコ、トリュフォーといった文化人が集まる知的・文化的な町として発展し、文化活動の中心となったのが、「カフェ・ドゥ・マゴ」や「カフェ・フロール」の2大カフェで、今もその文化の香を求めて沢山の観光客が集まる名所となっています。
名称: Les Deux Magots/ドゥ・マゴ
住所: 6 Pl. St-Germain des Pres, 75006 Paris
アクセス: メトロ4番線「St-Germain des Pres」
営業時間: 7:30-25:00
定休日: 年中無休
公式サイト:http://www.lesdeuxmagots.fr/
13.カルチェ・ラタンとリュクサンブール公園
出所:https://mouffetard-hotel-quartier-latin.com/fra/activities/view/2/parcs-et-espace-nature
セーヌ左岸の5区・6区にまたがる学生街はカルチェ・ラタンと呼ばれ、学生達が集まる活気に溢れた若者の町となっています。パリの有名高校、有名大学、グランゼコールなどがひしめき合い、「知」が集結したエリアと言っても過言ではなく、その象徴としてソルボンヌ大学や、ユゴー、ルソーなどが眠るパンテオンといった「知の殿堂」も散在します。
勉強疲れを癒してくれるのが、同区内にあるリュクサンブール公園です。元老院として使われる宮殿があり、季節ごとに華やかな花で彩られる庭園は市民の憩いの場となっています。
名称: Jardin du Luxembourg/リュクサンブール公園
住所: 71 Bd. St-Michel, 75005 Paris
アクセス: メトロ10番線「Odéon」、RER-B線「Luxembourg」
開園時間: 開園/7 :30-8 :15 閉園/16 :30-21 :30 (季節によって変動)
休園日: なし
入場料: 無料
14.パリ3大デパート
出所:https://jingdaily.com/chinese-tourist-shopping-hub-galeries-lafayette-now-offers-personalized-shopping-experience-in-paris-store/
パリの御三家と言われるデパートをご紹介します。
1.ギャラリー・ラファイエット
オペラ座裏手に構える1893年まで歴史が遡るデパートで、1912年に作られたガラスと鉄鋼でできた華麗なドームはデパートのシンボルともなっており、毎年ドームの下に飾られる巨大Xmasツリーは観光客のインスタスポットとなっています。
名称: Galeries Lafayette/ギャラリー・ラファイエット
住所: 40 Bd. Haussmann, 75009 Paris
アクセス: メトロ7・9番線「Chausée d’Antin-La Fayette」
営業時間: 月~土曜/ 9:30-20:30、日曜/11:00-20:00
定休日: 年中無休
公式サイト:http://haussmann.galerieslafayette.com/ja
2.プランタン
ギャラリー・ラファイエットに隣接する「春」を意味するプランタンは1865年開業で、ガラス工芸のアール・ヌーボー調の最上階クーポールは歴史建造物となり、現在はカフェ・ブラッスリーとして買い物客の休憩の場所として使われています。
名称: Au Printemps/プランタン・パリ
住所: 64, Boulevard Haussmann 75009 Paris
アクセス: メトロ3・9番線「Havre-Caumartin」
営業時間: 月~土曜/ 9:35-20:30、日曜/11:00-19:00
定休日: 年中無休
公式サイト:http://departmentstoreparis.printemps.com/ja
3.ボン・マルシェ
1838年創業の世界最古のデパートで、高級・高品質の品揃えでパリ左岸のオシャレなムッシュー・マダムに顧客が多いデパートです。食品館の品揃えも秀逸で日本土産をさがすのにお薦めのスポットです。
名称: Le Bon Marché/ボン・マルシェ
住所: 24, Rue de Sevres 75007 Paris
アクセス: メトロ10・12番線「Sèvres-Babylone」
営業時間: 月・火・水・金曜/ 9:30-19:00、木曜/10:00-21:00、土曜/9:30-20:00
定休日: 日曜日、祝日
公式サイト:www.lebonmarche.com/
15.レ・アール界隈
出所:https://www.sortiraparis.com/arts-culture/exposition/articles/153099-le-centre-pompidou-transforme-en-club-pour-ses-40-ans
パリの胃袋を支える中央市場として1135年に建設されたレ・アールは、パリの商業の中心として繁栄してきました。1969年に中央市場がランジスに移転すると、レ・アールの開発が始まり、「フォーラム・レ・アール」としてブティックやレストランが入る総合商業地区として再生しました。
1977年には近隣に「ポンピドー・センター」が誕生し、レンゾ・ピアノ設計の奇抜な外観が注目され、流行に敏感なパリジャンが集う、総合文化施設としてレ・アールのシンボルとなっています。近くにある1637年建立のゴシックとバロックが融合したサンサン・トゥスタッシュ教会も必見です。
名称: Centre de Georges Pompidou/ポンピドゥーセンター
住所: 19 Rue Beaubourg, 75004 Paris
アクセス: メトロ1・11番線「Hôtel de Ville」、メトロ4・7・14番線「Châtelet」、RER—A・B・D線「Châtelet Les Halles」
開館時間: 水~日曜/11:00-22:00、木曜/11:00-23:00 *12/24・12/31/11:00-21:00
休館日: 火曜日、5/1
料金: 無料(*近代美術館は有料)
公式サイト:https://www.centrepompidou.fr/
パリ郊外
16.ヴェルサイユ宮殿
出所:https://www.ozalentour.com/avis-et-coordonnees/chateau-de-versailles/
1682年にルイ14世の命で建てられた宮殿で、バロック建築の粋を集め、ルノートル設計の広大な庭園と共に世界一美しい城として知られています。ここに住み贅の極みを尽くしたマリー・アントワネット王妃が、悲劇を迎えるフランス革命の発端となった象徴的な建物として、今も世界髄一の観光名所となっています。
名称: Château de Versailles/ヴェルサイユ城
住所: Pl. d’Armes, 78000 Versailles
アクセス: RER-C線「Versailles Rive Gauche」(所要時間:40分)
所要時間: 約40分
開館時間: 4~10月/9:00-18:30、11~3月/9:00-17:30 *庭園:4~10月/8:00-20:30、11~3月/8:00-18:00
閉館日: 毎週月曜日、1/1、5/1、12/25
入場料: 宮殿:大人/18€、トリアノン宮殿とドメーヌマリーアントワネット:大人/12€
一般無料日: 宮殿:11~3月の毎月第一日曜日、庭園:噴水ショーを除く毎日
公式サイト:http://en.chateauversailles.fr/
17.オーヴェル・シュー・オワーズとゴッホの家
出所:http://www.lefigaro.fr/culture/2016/06/27/03004-20160627ARTFIG00136-auvers-sur-oise-veut-sauver-l-eglise-immortalisee-par-van-gogh.php
パリ北郊外のオワーズ県にあるのどかな村に、画家のセザンヌ、コロー、ピサロ、ゴッホらが住みつき、芸術家の村としてその名をとどろかせています。特にラヴー館はゴッホが晩年を過ごし没した家として知られ、現在は公開され、ゴッホの絵画作品はないものの沢山の観光客が訪れています。
オーヴェルの村にはゴッホの作品のモデルとなった「教会」「市庁舎」「畑」といった風景を散歩しながら楽しむことができ、ゴッホが弟テオと一緒に眠る墓、友人だったガシェ博士の家と共に、ゴッホを偲ぶ芸術散策を楽しめる村として人気を博しています。
名称: Auberge Ravoux (Maison de Van Gogh)/ラヴー亭(ゴッホの家)
住所: 52 Rue du Général de Gaulle, 95430 Auvers-sur-Oise
アクセス: SNCF-J線「Boissy l’Aillerie」行きに乗車→「Pontoise」で下車→乗換、SNCF-H線「CREIL」行きへ乗車→「Auvers sur Oise」で下車
所要時間: 約1時間
開館時間: 3~10月/水~日曜/10:00~18:00
閉館日: 11~2月末
入場料: 大人/6€、子供/4€
18.フォンテーヌブロー城
出所:https://albumphotosvoyages.fr/news/chateau-de-fontainebleau
パリの南東60kmに位置するフォンテーヌブロー城は300年に渡って歴代のフランス国王の居城となった城で、元々狩猟用の別荘として使われていましたが、1528年フランソワ1世によってルネッサンス様式の城が建築されました。周辺に広がる25,000ヘクタールの広大なフォンテーヌブローの森では、王族貴族達が狩猟を楽しんでいました。
名称: Château de Fontainebleau/フォンテーヌ・ブロー城
住所: 77300 Fontainebleau
アクセス: SNCF国鉄「Gare de Lyon」→「Fontainebleau-Avon」下車
所要時間: 約40分
開館時間: 4-9月/9:30-18:00、10-3月/9:30-17:00
閉館日: 火曜日、1/1、5/1、12/25
入場料: 大人/10€、学生/8€
公式サイト:http://www.musee-chateau-fontainebleau.fr/
19.バルビゾン
出所:https://www.fontainebleau-tourisme.com/fr/barbizon/
フォンテーヌブローに隣接する村に、1830年以降ミレー、コロー、ルソーなど「バルビゾン派」の画家が住みつき、バルビゾンの自然の美を豊かに表現した芸術作品の舞台となった村です。芸術家たちの集いの場となったガンヌ宿やミレー美術館などがあり、少し遠出すればミレーの「晩鐘」の舞台となった広大な畑が広がります。
観光案内所: Pl. Marc Jacquet, 77630 Barbizon
アクセス: SNCF国鉄「Gare de Lyon」→「Fontainebleau-Avon」下車→乗換、バスで「Barbizon」下車
所要時間: 約1時間
公式サイト:http://www.barbizon-tourisme.com/
20.サンジェルマン・アン・レイ城
出所:http://roch-jaja.nursit.com/spip.php?rubrique942
パリ西部の高級住宅地サンジェルマン・アン・レイ市の真ん中にそびえる城で、12世紀に城塞として建立され、16~17世紀には王の居城のひとつとして使われ、ルイ14世が半年間暮らした城としても知られています。城の内部は国立考古学博物館となっており、四季折々の花々が織りなす庭園は無料で入園でき、庭の端にある高台からは遠いパリの景色が一望できる市民の憩いの場所となっています。
住所: Pl. du Chateau St-Germain-en-Laye, Saint-Germain-en-Laye
アクセス: RER-A線「Saint-Germain-en-Laye」下車
開館時間: 10:00–17:00、庭園/8:00–20:00
閉館日: 火曜日(庭園は無休)
入場料: 博物館:大人/7€、庭園は無料
一般無料日: 毎月第一日曜日
公式サイト:https://musee-archeologienationale.fr/histoire-du-chateau-0
21.シャンティイ城
出所:https://www.oisetourisme.com/pcupic1600000020/chateau-de-chantilly/chantilly
パリ北郊外にあるルネッサンス様式の城で、14世紀~19世紀にかけてモンモランシー家やコンデ家など名門貴族の居城として使われ、1830年にオマール公に、1884年にフランス学士院に遺贈されました。
必見はプチルーブルとも言われるコンデ美術館の絵画コレクションと、蔵書13,000冊、写本700店もある豪華な図書館、シャペル、そしてベルサイユを造園したルノートルが手掛けた庭園です。姫路城と姉妹協定を結ぶ城としても知られています。
名称: Château de Chantilly/シャンティイ城
住所: 7, rue du Connétable, 60500 Chantilly
アクセス: RER-D 線「Gare du Nord」→「Chantilly-Gouvieux」下車
所要時間: 約45分
開館時間: 3/24-10/29:10:00-18:00(庭園は20時まで)、11/2-3/23:10:30-17:00(庭園は18時まで)
閉館日: 冬期は火曜日、1/7-25
入場料: 大人/17€、学生・子供/10€
一般無料日: 毎月第一日曜日
公式サイト:www.domainedechantilly.com
22.シャルトル大聖堂
出所:https://www.flickr.com/photos/miwok/27424163758
パリ南西郊外のシャルトルにある大聖堂で、フランスでも最も美しいゴシック建築の一つとして世界遺産に登録されています。1145年にロマネスク様式として建てられた大聖堂は1194年の大火事で焼失しましたが、その一部が右の塔や「王の扉口」と呼ばれる見事な彫刻の入り口に残っています。
塔の高さは30mで町のランドマークでもあり、「アダムとイブの失楽園」「ノアの箱舟」をモチーフにした見事なシャルトル・ブルーのステンドグラス、壁を埋め尽くす彫刻群は幾度も戦火や略奪の危機を免れ、市民や観光客の目を楽しませてくれています。夏の光の祭典は町と大聖堂がプロジェクションマッピングで照らされ、町の一大イベントとなっています。
名称: Cathédrale Notre-Dame de Chartres/シャルトル大聖堂
住所: 16 Cloitre Notre Dome, 28003 Chartres
アクセス: TER「Gare de Montparnasse」→「Gare de Chartres」下車
所要時間: 約1時間
開館時間: 5~8月:平日・土曜/9:30~12:00、14:00~17:30、日曜/14:00~17:30。9~4月:平日・土曜/9:30~12:00、14:00~16:30、日曜/14:00~16:30
閉館日: 1/1、5/1、5/12、12/25
入場料: 無料
公式サイト:http://www.chartres-cathedrale.fr/en/
23.ヴォー・ル・ヴィコント城
出所:https://fr.vikidia.org/wiki/Ch%C3%A2teau_de_Vaux-le-Vicomte
パリ南西55kmの郊外にある17世紀のバロック様式の城で、ルイ14世の大蔵卿二コラ・フーケが建築家ル・ヴォー、画家兼装飾家ル・ブラン、造園家のル・ノートルに指揮して完成しました。しかし、あまりの美しさにルイ14世が嫉妬しフーケを解雇し、ライバル心から触発されてこの城をモデルに完成したのがベルサイユ城です。
40ヘクタールの広大な庭はベルサイユ宮殿と同じくル・ノートルが設計し、フランス・バロックの傑作と言われています。3千人の客を招いて祝宴が繰り広げられたヴォー・ル・ヴィコントでは、夏に2000本の蝋燭を灯す「キャンドルナイト」が開催され、当時のムードを再現しています。
名称: Château Vaux le Vicomte/ヴォー・ル・ヴィコント城
住所: Château Vaux le Vicomte, 77950 Maincy
アクセス: SMCF国鉄「Gare de Lyon」→「Melun」下車、「Melun」からシャトルバスまたはタクシーで城へ。
所要時間: 約25分+シャトルバス15分
開館時間: 3/8~11/8:10:00-18:00、12/19~1/3:10:30-18:00(12/24、12/31は17時に閉館)
閉館日: 1/1、12/25
入場料: 大人/16.5€、16歳未満/13.5€
公式サイト:http://www.vaux-le-vicomte.com
24.プロヴァン
出所:https://www.tourisme.fr/php/office.php?ID=1500
フランス南東部セーヌ・エ・マルヌ兼にある12~13世紀に栄えた中世の面影が残る街で、2001年に世界遺産に登録されています。古代にはローマ軍の軍事基点としても利用され、農業も盛んで8月末には毎年収穫祭が開催されています。
また、十字軍遠征に参加した町の領主シャンパーニュ伯チボー4世によってもたらされた薔薇にちなみ、薔薇の栽培が盛んで、薔薇を使った製菓業が発展し、薔薇の花びらのジャムやハチミツ漬けやキャンディなどは定番のお土産として人気があります。
アクセス: SNCF-P線「Gare de l’Est」→「Provins」下車
所要時間: 1時間20分
公式サイト:http://www.provins.net
北フランスとピカルディ
25.アミアン大聖堂
出所:https://france3-regions.francetvinfo.fr/hauts-de-france/somme/amiens/cathedrale-amiens-fermee-mercredi-1522706.html
フランス北部ピカルディ地方の運河の美しい「北フランスのヴェネチア」と呼ばれるアミアンにある、フランス最大の大聖堂で、その規模はパリのノートルダム寺院の2倍と言われ、1981年世界遺産に登録されています。1220年に建設が始まり1288年に完成という、68年間の短い建設期間は加工・分業の効率化によるもので、それ故に均整のとれた美しいフォルムとなっています。
正面ファサードにはフランス歴代国王の巨像が20体以上飾られ、その上のバラ窓のステンドグラスも見所となっています。バプテスマのヨハネの頭蓋骨も安置されており冬のみ公開され、夏と冬には音と光のショーが開催され昔の色彩が蘇ります。
名称: Cathedrale d’Amiens/アミアン大聖堂
住所: Pl. Notre-Dame BP 11018 80010, Amiens cedex 1
アクセス: SNCF急行Intercités「Gare du Nord」→「Gare d’Amiens」下車
所要時間: 1時間10分
開館時間: 10~3月/8:30-17:15、4~9月/8:30-18:15
閉館日: なし
入場料: 無料
公式サイト:www.amiens-tourisme.com/tourinsoft/details/patrimoineculturel/PCUPIC0800010896/PCU
26.コンピエーニュ城
出所:https://en.wikipedia.org/wiki/Ch%C3%A2teau_de_Compi%C3%A8gne
パリから80kmの北郊外にある城でその歴史は古代ローマ時代までさかのぼります。1370年に宮殿が建てられ、1751年にはルイ15世の宮殿となり、マリー・アントワネットとルイ16世がお見合いした場所としても知られています。コンコルド広場を設計したガブリエルが城の設計を担当し、フランス古典主義の伝統を受け継いだ新古典主義の傑作と言われる宮殿でしたが、フランス革命時に全ての城の調度品が競売にかけられました。
その後ナポレオン1世がこの城を復活させ、ナポレオン3世と皇妃ユージェニーらが毎年盛大な舞踏会をこの城で催し、狩猟・コンサート・演劇などを華やかに楽しんだと言われています。
名称: Palais de Compiègne/コンピエーニュ城
住所: Pl. du Général de Gaulle, 60200 Compiègne
アクセス: SNCF国鉄「Gare de Nord」→「Compiègne」下車
所要時間: 約1時間
開館時間: 10:00–18:00
閉館日: 火曜日、1/1、5/1、5/12、12/25
入場料: 大人/7.5€、子供・学生/5.5€
公式サイト:https://palaisdecompiegne.fr/
27.リール
出所:https://france3-regions.francetvinfo.fr/hauts-de-france/nord-0/lille-ville-plus-cool-france-1527688.html
フランス北部ノール県の県庁所在地で、フランスと北ヨーロッパを結ぶ要所として交通が発達、ビジネス、観光都市として発展してきました。歴史的にフランドル、ブルゴーニュ公国の支配を受けたため、建築様式も様々な特徴が見られ、テアトル広場の商工会議所と隣接する時計台は町のシンボルとなっています。
観光名所の一つであるベルエポック風のリール宮殿美術館は、22,000㎡の敷地内に約73,000点の美術コレクションを所蔵展示しており、ラファエロ、レンブラント、ゴヤ、エル・グレコ、ロートレック、ルーベンスなどの名作を堪能することができます。また大学や高等教育機関も多く、約9万人の学生が暮らす学生街でもあります。ビール製造も盛んでムール貝料理など、北フランスのグルメも盛り沢山です。
アクセス: 国鉄TGV「Gare du Nord」→「Gare de Lille」下車
所要時間: 約1時間
公式サイト:http://www.lilletourism.com/index.php
28.カレー
出所:https://www.tourisme.fr/php/office.php?ID=137
英国とフランスを短距離で結ぶドーヴァー海峡に面した町で、100年戦争で1347年から1558年まで占領されていました。その歴史を物語るロダンの「カレーの市民」は有名で、東京の近代美術館にもこのレプリカが展示されています。この彫像は、北フランスの伝統的な鐘楼が吊るされた華麗な市庁舎の広場に飾られています。
またレース産業も歴史があり、国内外に輸出されています。市内には国際レースセンターがあり、2,500㎡のスペースに150年間のレースの歴史が展示されており、製造機械のデモンストレーションも楽しむことができます。
アクセス: 国鉄TGV「Gare du Nord」→「Calais」下車
所要時間: 約1時間30分
公式サイト:https://www.calais.fr/fr/Ville-de-Calais
ノルマンディ
29.ジベルニーとモネの家
出所:http://chateau-argeronne.fr/la-maison-de-claude-monet-a-giverny/
パリから80km離れた西郊外、ノルマンディの入り口にあるジベルニーは、印象派の巨匠クロード・モネが1883年から1926年まで住んだ家があることで人気の観光地となっています。家の庭には色とりどりの花が庭一杯に栽培され、大作「睡蓮」を生み出した日本庭園も必見です。
日本文化に傾倒していたモネの浮世絵コレクションが、ダイニングルームに飾られ、黄色と青色が織りなす明るい色彩のダイニングは当時のままを再現しています。1980年以来クロード・モネ財団が管理する「モネの家」は4月~10月末までのみ一般公開されています。
名称: Fondation-Monet/モネの家
住所: 84 rue Claude Monet, 27620 Giverny
アクセス: 国鉄SNCF「Paris St-Lazare」→下車→バスに乗換「Vernon」→「Giverny」
所要時間: 約1時間20分
開館時間: 3/24~11/1:9:30-18:00
閉館日: 11/2~3/23
入場料: 大人/9.5€、18歳未満/5.5€
公式サイト:http://fondation-monet.com/
30.ルーアン
出所:https://www.cityzeum.com/rue-du-gros-horloge
ノルマンディ地方の中心都市として歴史が古いルーアンは、セーヌ・マリティム県の県庁所在地で、百年戦争で捕虜となったジャンヌ・ダルグが1431年にこの町で火刑に処された町として有名で、至る所にジャンヌ・ダルクゆかりの名所があります。
観光名所の一つが、ノルマンディ建築の木組みの家々が連なる旧市街の中にある大時計で、金色の星が散りばめられた文字盤装飾など、時計の中も有料で見学できます。また、ゴシック建築の最高峰と言われるノートルダム大聖堂、多くの印象派の作品を所蔵するルーアン美術館、ジャンヌ・ダルクが処刑された広場に立つダルク像など、歴史の深さを肌で感じる町でもあります。
アクセス: 国鉄急行「Paris St-Lazare」→「Rouen Rive Droite」下車
所要時間: 約1時間
公式サイト:https://www.rouen.fr/
31.オンフルール
出所:https://www.abritel.fr/d/25092/honfleur
大西洋に面したセーヌ川河口に位置する観光地で、カラフルな建物が立ち並ぶ旧港にはアンティークなヨットが無数に停泊し、港町らしい独特の雰囲気が漂っています。町には木組みの家々が立ち並び、木造のサント・カトリーヌ教会は船大工が造船技術を駆使して建てた建築物として、町のシンボルになっています。
印象派の画家たちが題材にした港町としても知られ、この町出身のユジェーヌ・ブーダンの博物館もあり、彼の作品の他モネやクールベなどの名作も鑑賞できます。音楽家のエリック・サティもここで生まれ、彼の生家も見学することができます。
アクセス: 国鉄SNCF「Paris St-Lazare」→「Deauville-Trouville」下車→バス「Bus Verts」20番線に乗換「Deauville-Trouville」→Le Havre行き「Honfleur」下車
所要時間: 約2時間10分+40分
公式サイト:http://www.ot-honfleur.fr/
32.ドーヴィル
出所:https://www.sembo.no/d/hotell/frankrike/normandie/deauville
ドーヴァー海峡に面した「ノルマンディ海岸の女王」と言われる高級リゾート地で、1860年代に鉄道が開通後、パリのブルジョワ階級の避暑地となり、豪奢な別荘が次々と建てられていきました。1907年に建てられたストラスブルジェ亭は作家フローベルの元邸宅で見学も可能です。
映画産業も発展し、「レ・ブランシュ」と呼ばれる板張りの海岸が舞台となった映画「男と女」や、「華麗なるギャッツビー」などの名作が生まれています。競馬産業も盛んで、街には競馬場が2箇所あり純血馬の売買も行われています。海に面した豪華なカジノやホテルで楽しみながら、リッチなリゾート気分を味わえる町です。
アクセス: 国鉄SNCF「Paris St-Lazare」→「Deauville-Trouville」下車
所要時間: 約2時間10分
公式サイト:https://www.indeauville.fr/
33.エトルタ
出所:https://www.linternaute.fr/voyage/guides-de-voyage/1456106-etretat/
石灰岩質の高さ100mの断崖が続く海岸沿いにある町で、フランス屈指のゴルフ場や別荘が立ち並ぶリゾート地です。断崖から突き出たアーチ状のアヴァルと円錐形の「針岩」が織りなす絶景は特に印象的で、文豪ヴィクトル・ユーゴーやモーパッサンが作品の着想を得たり、画家ブーダン、クロード・モネ、マティスなどがその断崖を絵の題材にしています。
またこの町は、モーリス・ブランが1909年に発表した小説、アルセーヌ・ルパンシリーズ「奇巌城」の舞台にもなっており、町にはルブランの屋敷を改築した「モーリス・ルブラン博物館/ルパンの隠れ家」が一般公開されています。
アクセス: 国鉄SNCF「Paris St-Lazare」→「Le Havre」下車→バス「Fecmp行」に乗換「Le Havre」→Le Havre行き「Etretat-Mairie」下車
所要時間: 約2時間20分+1時間
公式サイト:http://etretat.net/office-de-tourisme-etretat/modules/content/content.php?page=accueil
34.レザンドリ
出所:https://fr.mappy.com/poi/5af2a9ba0351d17d7d868a09#/0/M2/TGeoentity/F5af2a9ba0351d17d7d868a09/N151.12061,6.11309,1.4009,49.23983/Z15/
パリから100km西のノルマンディ入り口にある町で、蛇行するセーヌ川沿いに築かれた街並みは美しく、新石器時代のガロ・ローマ時代の劇場跡が残っていたりと歴史が古い町です。12世紀に獅子心王ことイングランド王リチャード一世が石灰岩の崖の上に1年ほどの歳月で築いたガイヤール城は、1204年にフランスのフィリップ2世によって陥落しました。
町の中心に伸びる並木道を上って行くと、歴史記念物に指定されているレザンドリ参事会聖堂があり、芸術性の高い見事なステンドグラスは綺麗に保存されています。
アクセス: 国鉄SNCF「Paris St-Lazare」→「Gaillon」下車→バスに乗換「Gaillon」→「Paris St-Lazare」→「Les Andelys」下車
所要時間: 約1時間+40分
公式サイト:https://www.eure-tourisme.fr/Fiche/Detail/Activite/Les-Andelys/Les-Andelys/PCU-PCUNOR027FS0005W
35.グランヴィルとディオール博物館
出所:http://tourdesports50.fr/en/host-ports/granville-host-port/
モン・サン・ミシェルを遠くに挑む半島の先にあり「北のモナコ」と言われるグランヴィルは、19世紀から上流階級の保養地として栄え、カジノ・競馬場・ゴルフコースなどが整備されていきました。
また1947年にパリモード界に彗星の如く登場したクリスチャン・ディオールの生誕の地で、幼少時代を過ごした屋敷は現在博物館として一般公開されています。芸術と自然を愛したエレガントな母の影響を受け、彼が25歳の時にデザインした庭の海に面する生垣の休憩所は今も残っています。2005年にはディオール生誕100周年を記念して当時の庭が再現され、華やかな薔薇が訪れる人を迎えてくれます。
名称: Musee Christian Dior/クリスチャン・ディオール博物館
住所: Villa “Les Rhumbs”, 50400 Granville
アクセス: SNCF急行Intercites「Gare Montparnasse」→「Granville」下車
開館時間: 10:00–18:30
閉館日: 1/6~4/27(2019年)
入場料: 大人/8€、未成年/5€、庭園:無料
公式サイト:http://musee-dior-granville.com/
36.オマハビーチとノルマンディー米軍英霊墓地
出所:http://totus-blog.blogspot.com/2013/10/d-day-memorial-cemetery-in-france-shut.html
第二次世界大戦のノルマンディ上陸作戦の上陸地点の一つがオマハビーチで、上陸後すぐに3000人の命が奪われるなど、アメリカ軍に多大な犠牲者を出し大損害を与えた場所として歴史に刻まれています。
その犠牲となった米軍兵士を祀るために作られた英霊施設がノルマンディ米軍英霊基地です。ここはフランス政府が米政府に対し特例の「恒久的租借地を無賃料・無税で提供」しているもので、基地には米国旗がたなびきます。オマハビーチとイギリス海峡が見渡せる断崖の上に位置し、70ヘクタールの広大な敷地内には、ルーズベルト大統領の2人の子息を含む9,387人の米国兵士が眠っており、その神々しくも壮大で崇高な風景には圧倒されます。
名称: Normandy American Cemetery and Memorial/ノルマンディー米軍英霊墓地
住所: 14710 Colleville-sur-Mer
アクセス: SNCF急行Intercites「Paris St-Lazare」→「Bayeux」下車→バスに乗換「Bayeux」→「Colleville-sur-Mer」下車
所要時間: 約2時間10分+30分
開館時間: 9:00–17:00
閉館日: 無休
入場料: 無料
公式サイト:https://www.abmc.gov/cemeteries-memorials/europe/normandy-american-cemetery#.XAVPsRElHIU
ブルターニュ
37.モン・サン・ミシェル修道院
出所:https://www.youtube.com/watch?v=SEJWqa9sHIA
ブルターニュ半島の大西洋に面した小島にあるゴシック建築の修道院で、歴史は8世紀に遡ります。司教の夢に大天使ミカエル=サン・ミシェルが現れ岩山に礼拝堂を建てるよう告げたという伝説に由来し、今も修道院の尖塔に黄金のミカエル像が立ち人々を見守っています。
14世紀の百年戦争では城塞として、18世紀のフランス革命時には監獄として使われるなど、数々の役目を果たし、今は世界各国から300万人の観光客が集まるフランスを代表する世界遺産となっています。修道院へと続く参道には多くの店やレストランが構え、「メール・プラールのオムレツ」は名物料理となっています。広島の厳島神社と友好都市関係を結んでいます。
名称: Abbaye du Mont Saint-Michel/モン・サン・ミシェル修道院
住所: BP 22, 50170 Mont-Saint-Michel, France
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Rennes」下車→バスに乗換「Rennes」→「Mont Saint-Michel」下車
所要時間: 約2時間+1時間20分
開館時間: 1/2~4/30:9:30-11:00 、5/2~8/31:9:00-19:00、9/1~12/31:9:30-18:00
閉館日: 1/1、5/1、12/25
入場料: 10€
公式サイト:http://www.abbaye-mont-saint-michel.fr/en
38.サン・マロ
出所:https://www.ouest-france.fr/bretagne/saint-malo-35400/saint-malo-plus-d-eclairage-public-cause-d-un-automate-5605233
フランス北西部ブルターニュ地方のイギリス海峡に面した港町で、エメラルド色の海が美しい高級リゾート地です。16世紀には政府承認の合法的な海賊「コルセール」が活躍して港町を繁栄しましたが、12世紀に築かれた城塞や町は第2次世界大戦で8割が破壊されました。
しかし、住民たちが石を1つずつ積み上げて城壁を復活させ、今では街を囲む城壁の上をぐるりと散策できるようになりました。11世紀建立のサン・ヴァンサン大聖堂や、サンマロの歴史を物語る歴史民俗博物館は観光名所となっています。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「St Malo」下車
所要時間: 約2時間50分
公式サイト:http://www.ville-saint-malo.fr/
39.レンヌ
出所:https://www.mobilitytechgreen.com/blog/2018/07/18/rennes-royaume-de-la-mobilite-intelligente/
ブルターニュ地方の中心都市で、モン・サン・ミシェル観光の起点として多くの観光客が訪れる街です。旧市街は中世の木造建築が立ち並び、散歩疲れには広大な敷地の中に手入れの行き届いた庭が美しいタボル公園に立ち寄るといいでしょう。
12世紀建立のゴシック建築のサン・ピエール教会や、レンヌのランドマーク的な美建築のブルターニュ議事堂とその前に広がる美しい広場は、洗練されたレンヌの街並みの必見スポットです。ランチではブルターニュ名物のりんご酒シードルと一緒にガレットをいただくのがレンヌ流です。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Rennes」下車
所要時間: 約1時間30
公式サイト:https://www.tourisme-rennes.com/
40.ヴァンヌとモルビアン湾島巡り
出所:http://www.camping-baden.com/en/gulf-of-morbihan-south-brittany/
フランス北西部に位置する半島部にあるブルターニュ地方は、1523年にフランスに併合され独特の歴史と文化を持ち、中堅都市のヴァンヌは紀元前から栄え要塞や中世の街並みが残る主要な観光地として知られています。
ヴァンヌに面したモルビアン湾はブルターニュ語で「小さな海」を意味し、全長20km、面積115㎡の内海に30~40の島が点在し、観光船で島巡りを楽しむことができます。湾では牡蠣の養殖も盛んで、プランクトンや改装が豊富な環境で育った牡蠣の味は格別です。また多種類の渡り鳥も多く訪れ、自然の宝庫として自然保護区に指定されています。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Vannes」下車→船に乗換え
所要時間: 約3時間30分
公式サイト:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%B3%E6%B9%BE
41.カルナック列石群
出所:https://www.youtube.com/watch?v=_1W1_1no5qo
ブルターニュのヴァンヌから約11kmのところにあるカルナック列石群は、6500年前の先史時代の遺跡の一部で、40ヘクタールの土地に4kmに渡ってメンヒルが立ち並んでいます。1996年に世界遺産暫定リストに加えられ、その全貌は未だ謎ですが新石器時代の巨石群と見られ、宗教など文化的な役割があったと考えられています。
カルナックは巨石群だけでなく、先史博物館、6つの礼拝堂なども観光スポットとなっており、ヨーロッパ髄一の先史時代のコレクションが見どころです。この巨石群に佇むだけで、遠いケルト文化に思いを馳せ歴史ロマンに浸れます。
名称: Carnac Stones/カルナック列石群
住所: LIeu-dit le Ménec, 56340 Carnac
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Vannes」下車→バスに乗換え「Vannes」→「Carnac Stones」下車
所要時間: 約3時間30分+30分
開館時間: 5/2-6/30:7:00-21:00 、7/1-8/31:8:00-21:00、9/5-4/30:10:00-17:00
入場料: 大人/6€、18歳以下/無料
公式サイト:http://www.menhirs-carnac.fr/
42.バイユー
出所:http://www.fotolucky.be/Locaties/Normandie/album/slides/De%20kathedraal%20van%20Bayeux%201.html
ノルマンディーのカルバドス県にある都市でイギリス海峡からやや内陸に位置する中堅都市です。ノルマンディ上陸作戦で多大な被害を被ったものの、町のシンボルであるバイユー大聖堂は損壊も少なく、ノルマンディの3大ゴシック大聖堂に数えられています。
しかしバイユーで最も有名なのは、ノルマンディ征服の史実を描いた全長70mの巨大タペストリーで、千年近く昔の刺繍作品ながら保存状態が良く、世界遺産に登録されています。バイユーに来たら、大聖堂と共に必見の観光スポットです。
アクセス: 国鉄SNCF「Paris St-Lazare」→「Bayeux」下車
所要時間: 約2時間20分
公式サイト:https://www.bayeux.fr/en
アルザス
43.ストラスブール
出所:http://ee.france.fr/en/discover/strasbourg-3
フランス東部ドイツとの国境に近いアルザス地方の交通の要所として栄えた町で、フランスとドイツの文化がうまく調和した美しい観光地です。旧市街のグランディルは世界遺産に登録され、広場にある銅像のグーテンベルクは活版印刷術を用いて新・旧約聖書を始めて印刷した人です。
旧市街の西南部にはイル川が5本の支流に分かれ再び合流する川辺にあるプティット・フランスは、木組みの美しい町内が人気で、鮮やかなコントラストの家並が川面に映り、インスタ映え間違いなしの絶景の街並みです。
旧市街で荘厳に立たずむノートルダム大聖堂は、1015年~1439年に渡って建てられた、壮麗なゴシック建築の教会です。天文時計、天使の柱、薔薇のステンドグラスなど華麗なゴシック美術の他、332段の階段を上って屋上に出れば、旧市街から西はヴォ-ジュ山脈まで展望を楽しむことができます。
アクセス: TGV「Paris Est」→「Strasbourg」下車
所要時間: 約1時間50分
公式サイト:http://www.otstrasbourg.fr/fr/
44.コルマール
出所:https://www.tourisme-colmar.com/fr/sites-a-visiter-dans-le-grand-pays-de-colmar/F235008803_la-petite-venise-colmar
ストラスブールから南に70キロもに位置するコルマールは、アルザスワイン街道の中間地点に位置し、第2次世界大戦の戦禍を奇跡的に免れ、木組みの家々や石畳など中世が偲ばれる美しい街並みが残っています。色とりどりの家並が運河に反映して並ぶ様は「小ヴェニス」と呼ばれ、ディズニー映画の「美女と野獣」や「ハウルの動く城」の舞台にもなり、メルヘンの世界へと誘います。
クリスマスにはアルザス名物の光り輝くマーケットが開催され、アルザスワインを飲みながら郷土料理のシュークルートをいただいたり、アルザス名物のミラベルという李系の果物を使ったジャムをお土産に買ったりと、定番のクリスマス散策を満喫することができます。
アクセス: TGV「Paris Est」→「Colmar」下車
所要時間: 約2時間
公式サイト:https://tourisme-colmar.com/ja/
45.リクヴィール
出所:https://www.voyage.fr/riquewihr-village-typique-dalsace
コルマールから10kmほど離れた小さな村で、16世紀に造られた2重の要塞が村を守り、1291年防衛のために建てられた3つの塔がそびえ立ちます。要塞をくぐると赤・ピンク・ブルー・オレンジといった鮮やかな色彩の木組みの家々が目の前に現れ、中世の童話の世界に紛れ込んだような錯覚を覚えます。
カラフルなコロンバージュの家並には美しい花々が添えられ、家々の小さな路地さえロマンティックで、16世紀の世界がそのまま残っているようです。レストランでは名物のアルザスワインの他、近隣村のマンステルで作られるマンステルチーズを使ったタルトがお薦めです。
アクセス: TGV「Paris Est」→「Colmar」下車→106番バスに乗換「Colmar」→「Riquewihr」下車
所要時間: 約2時間+30分
公式サイト:http://www.riquewihr.fr/fr/information/61396/office-tourisme
46.カイゼルスベルグ
出所:https://www.tourisme-alsace.com/fr/230106256-Kaysersberg.html
コルマールからバスで30分のアルザスワイン街道にある「皇帝の山」という意味の町です。人口3000人弱の小さな村で第2次大戦の壊滅的なダメージを受けたにもかかわらず、15~17世紀に建てられた木組みの古い家々が復活し、窓辺にゼラニウムの花々が飾られ当時の美しさが蘇ります。2017年にはフランスの視聴者が選ぶ「フランスで一番美しい村」に選ばれています。
村にそびえるロマネスク様式のサン・クロワ教会では、ジャン・ボンガルトによるキリストの祭壇画が必見です。ノーベル平和賞を受賞したシュヴァイツァー博士が生まれた家もあり、博物館として一般公開されています。また、葡萄畑の小高い丘に見えるカイゼルスベルグ城は13世紀の城で、城の塔からはアルザスを一望する絶景を堪能できます。
アクセス: TGV「Paris Est」→「Colmar」下車→145番バスに乗換「Colmar」→「Kaysersberg」下車
所要時間: 約2時間+30分
公式サイト:https://www.kaysersberg.com/
フランス東部
47.ランスとシャンパンカーブ巡り
出所:https://www.joinvillelebienetrechezvous.com/actualites/decouverte-de-la-ville-de-reims-du-19-juin-au-20-juin/attachment/la-ville-de-reims-joinville/
フランス東部シャンパーニュ地方の主要都市であるランスには、世界遺産となったノートルダム大聖堂があり、ここで25人の歴代フランス国王が戴冠式を行いました。ゴシック建築の荘厳なこの聖堂には画家シャガールが手掛けた青いステンドグラスがあり、シャルル7世の戴冠式の様子も描かれています。
ランスと言えばシャンパンの代名詞でもあり、町には有名なシャンパンのカーブが点在しています。モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ、ポムリー、G.H.マムなどなど、蔵では試飲もできるので、ランスに来たら是非立ち寄りたいスポットです。また、ランスから郊外に広がるシャンパン街道にも、無名ながら極上のシャンパンを製造する醸造農家も沢山あるので、自分好みのシャンパンを探すのも楽しいかもしれません。
アクセス: TGV「Paris Est」→「Reims」下車
所要時間: 約45分
公式サイト:https://www.reims-tourisme.com/
48.ナンシー
出所:http://www.frenchmomentsblog.com/nancy-la-ville-aux-portes-dor/
パリ東部ロレーヌ地方の首都ナンシーはアール・ヌーボー発祥の地であり、ガラス工芸が有名なエミール・ガレやドーム兄弟が活躍した芸術の町として知られています。街のあちこちにアールヌーボー建築を垣間見ることができ、ナンシー美術館で19世紀末以降のアール・ヌーボーの歴史を辿ることができます。
またナンシーにはスタニラス広場、カリエール広場、アリアンス広場などが世界遺産に登録され、芸術の町らしく冬にはスタニスラス広場で光と映像の音楽ショーが華やかに開催されます。コート・ド・トゥールのワインやナンシーマカロンも名産でお土産に最適です。
アクセス: TGV「Paris Est」→「Nancy」下車
所要時間: 約1時間30分
公式サイト:http://www.nancy-tourisme.fr/
49.メッツ
出所:https://fr.wikipedia.org/wiki/Metz
フランス北東部にあるメッツ(日本語でメスと表記)はモーゼル県の県庁所在地で、かつてカロリング朝の都市として栄え、3000年の古い歴史を持つ町です。モーゼル川沿いに聳え立つ町のシンボルでもあるゴシック建築のサン・テチエンヌ大聖堂は、「神のランプ」と呼ばれる美しいステンドグラスが有名です。
特に聖堂内のステンドグラスの総面積は約6,500㎡と最大で、同じくステンドグラスで有名なシャルトル大聖堂の2.5倍にあたります。ランスの大聖堂同様、画家シャガールが手掛けたステンドグラスもあり必見です。メッツの町中には地下鉄や路面電車は通っていないので、公共交通ではバスが主な移動手段となります。
アクセス: TGV「Paris Est」→「Metz」下車
所要時間: 約1時間30分
公式サイト:http://www.tourisme-metz.com/en/home.html
50.ブザンソン
出所:https://hyprevention.com/getraum-19-21-avril-2018-a-besancon/?lang=fr
フランス東部にある城塞都市で、陸と川に囲まれた地理的条件から軍事的な要所として発展しました。また精密機器や時計産業でも有名で、見事な高級時計をお土産に買う観光客も多いようです。サン・ジャン大聖堂には19世紀の天文時計があり、バラ窓と呼ばれる4世紀の大理石の祭壇も必見です。
文豪ヴィクトル・ユゴーや映画を発明したリュミエール兄弟が生まれた町でもあり、芸術や文化活動が盛んな国で、毎年行われるブザンソン国際指揮者コンクールでは、かつて小澤征爾が賞を取っています。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Dijon」下車→乗換「Dijon」→「Besancon Viotte」下車
所要時間: 約1時間40分+1時間10分
公式サイト:http://www.besancon-tourisme.com/fr/
ロワール地方
51.シャンボール城
出所:https://www.accorhotels.com/gb/hotel-5600-ibis-budget-orleans-sud-parc-des-expos/index.shtml
ロワール地方のロワール川周辺には世界遺産の古城が点在しますが、その中で「男性的な勇壮美」と称えられるのがシャンボール城です。フランソワ1世が狩猟を楽しむため、1519年~1536年にかけて建てられ、歴代フランス王が住んだ居城です。
パリ市街地とほぼ同じ面積の敷地5,440ヘクタールの森林、全長32kmの壁で囲まれた欧州最大の敷地の中にそびえる城は、その内部も広大で440室の部屋、282基の暖炉、365本の煙突、83個の階段があり、1981年に世界遺産に登録されています。
当時の国庫を全て使って建てられたと言われ、中央に種痘、城郭に4つの塔を持ち、屋上の365個の塔の華麗なデザインは500年前の建築物とは思えない華麗さを誇ります。城内の2重の螺旋階段はレオナルド・ダ・ヴィンチの設計と言われ、人がすれ違わずに昇降できる斬新なデザインが特徴です。
名称: Château de Chambord/シャンボール城
住所: Château de Chambord 41250 Chambord
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「St Ouerre des Corps Tours」下車→乗換。TER「St Ouerre des Corps Tours」→「Blois」下車→巡回バスに乗換「Blois」→「Chambord」
所要時間: 約1時間+30分+40分
開館時間: 10/1~3/31:10:00-17:00、4/1~9/30:9:00-18:00 *庭園:4~10月/8:00-20:30、11~3月/8:00-18:00
閉館日: 1/1、2/4、12/25
入場料: 大人/11€、18歳~25歳/9€
公式サイト:https://www.chambord.org/fr/
52.シュノンソー城
出所:https://www.lepoint.fr/culture/visites-interdites-le-chateau-de-chenonceau-comme-vous-ne-le-verrez-jamais-25-02-2015-1907686_3.php
ロワール古城群の男性的なシャンボール城に対し「女性的な華麗さ」を持っているのが、シェール川にまたがって建てられたシュノンソー城です。城にはアンリ2世の愛人ディアンヌ、正妻カトリーヌ・ド・メディチなど6人の女性が代々住み、「6人の奥方の城」とも呼ばれています。
城にはこうした女性達の様々な愛憎劇が反映されていますが、1576年にカトリーヌが増築したギャラリーは、長さ60m、幅6m、18の窓を持ち、華麗な舞踏会の舞台となりました。城を挟むように2つのフランス式庭園があり、館内には美術館さながらの有名な画家の絵画やタペストリーのコレクションを有しています。
第一次大戦時には病院として、第2次大戦時にはレジスタンスの避難口として利用されました。世界遺産にも登録されており、城内には高級フランス料理レストラン「ロランジュリー」、カフェテリア、ティーサロンがあります。
名称: Château de Chenonceaux/シュノンソー城
住所: Château de Chenonceau, 37150 Chenonceau
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「St Ouerre des Corps Tours」下車→乗換 TER「St Ouerre des Corps Tours」→「Tours-Chenonceaux」下車
所要時間: 約1時間+25分
開館時間: 9:00-19:30 *季節により変更あり。
閉館日: なし
入場料: 宮殿:大人/14€、18~27歳/11€
公式サイト:https://www.chenonceau.com/
53.ブロワ城
出所:https://www.messortiesculture.com/le-chateau-royal-de-blois-1539
ロワール古城群の一つブロワ城は、13~17世紀にかけて4時代の建築様式、ゴシック・ルネッサンス・バロック様式が混在する城で、1840年に国の文化遺産に指定されています。ゴシック様式の非宗教建築ではフランスで最も古いと言われる三部会室で、1576年と1588年に三部会が開かれました。
16世紀のルネッサンス様式の傑作と言われるフランソワ1世棟は、中庭に張り出した八角形の螺旋階段が有名で、城内も色彩豊かで部屋ごとに全く異なる装飾が見られます。7人のフランス王と王妃が住み、暗殺や権力抗争の秘密も辿ることができ、国王を象徴する「火をはくサラマンダーの紋章」は必見です。
館内には16~19世紀のタピスリーや彫刻、絵画、装飾品が展示され、1869年より美術館となっています。春から夏にかけては音と光のスペクタルが開催され、イリュミネーションの他、時代劇などのイベントが楽しめます。
名称: Château Royal de Blois/ブロワ城
住所: 6 Place du Château, 41000 Blois
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「St Ouerre des Corps Tours」下車→乗換 TER「St Ouerre des Corps Tours」→「Blois」下車
所要時間: 約1時間+30 分
開館時間: 9:00-18:30、7/1~8/31:9:00-19:00、10/1~11/2:9:00-18:00、1/2~3/31、11/3~12/31:9:00-17:30
閉館日: なし
入場料: 宮殿:大人/9.8€、学生/7.5€
公式サイト:https://www.chateaudeblois.fr/
54.シュヴェルニー城
出所:https://video.9tsu.com/videos/view?vid=142721
ロワール地方の世界遺産の古城の一つで、1624年~1630年にかけて建てられ数々の城主を経て、1914年に他に先駆けて一般公開されました。金箔や大理石などの内装、豪華絢爛な調度品による華麗な室内装飾が有名で、画家ジャン・モニエの絵画やタペストリーなどのコレクションも必見です。
2006年設立の「造園見習いの庭」は、1000種類以上の花や野菜が城に彩を添え、4月~11月にかけて、庭園をボートや電気自動車で見学することが可能です。約90頭の猟犬が飼われ、週に2度狩りに出る様子はビデオでも紹介されています。有名な漫画「タンタン」の舞台となった城としても知られています。
名称: Château de Cheverny/シュヴェルニー城
住所: 1 Avenue Chateau, 41700 Cheverny
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「St Ouerre des Corps Tours」下車→乗換 TER「St Ouerre des Corps Tours」→「Blois」下車→巡回バスに乗換「Blois」→「Cheverny」
所要時間: 約1時間+30分+40分
開館時間: 1/1~3/31、11/1~12/31:10:00-17:00、4/1~10/31:9:15-18:30
閉館日: なし
入場料: 大人/11.5~16.5€ (城館、庭園、菜園、運河などの組み合わせで異なる)
公式サイト:http://www.chateau-cheverny.fr/en/
55.アンボワーズ城
出所:https://fr.wikipedia.org/wiki/Ch%C3%A2teau_d%27Amboise
ロワール川を見下ろす高台にあるアンボワーズ城の起源はガリア・ローマ時代に遡り、400年間に渡ってアンボワーズ家による拡張がなされ、15世紀末から王家の居城となりました。フランボワイヤン様式とルネサンス様式の城ですが、フランス革命時には火災で焼失、その後増改築が繰り返されるも1940年のナチスドイツの侵略でさらなる被害を受けています。
シャルル8世の時代に招かれたイタリアの建築家、彫刻家、造園家などによって設計された庭園が、幾何学模様のフランス式庭園の始まりとされています。アンボワーズ城が全盛だった16世紀に、フランソワ1世がレオナルド・ダ・ヴィンチを城に迎え入れ、クロ・リュセ城を与えられたダヴィンチは晩年をこの地で過ごし、アンボワーズ城の城壁に建てられたサン・テュベール礼拝堂に埋葬されています。
名称: Château d’Amboise/アンボワーズ城
住所: Montée de l’Emir Abd el Kader, 37400 Amboise
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「St Ouerre des Corps Tours」下車→乗換 TER「St Ouerre des Corps Tours」→「Amboise」下車
所要時間: 約1時間+30分
開館時間: 9:00-12:30、14:00-16:45(季節によって随時変更)
閉館日: 1/1、12/25
入場料: 大人/11.7€、学生/10€
公式サイト:http://www.chateau-amboise.com/ja/
56.オルレアン
出所:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cath%C3%A9drale_Sainte-Croix_d%27Orl%C3%A9ans,_vue_de_la_tour_St_Paul.jpg
パリの南120kmにあるロワレ県の県庁所在地で、15世紀の百年戦争でイングランド軍の包囲からオルレアンを解放したジャンヌ・ダルク所縁の地として知られています。マルトロワ広場にあるゴシック建築のサント・クロワ大聖堂はジャンヌ・ダルクも参拝していました。
その近くにあるグロロ邸は元代官の屋敷で1981年まで市庁舎として使われており、ルネッサンス様式の豪華絢爛な造りとなっています。細部まで極め細やかな職人技の光る見事な家具調度品は思わず息をのむ芸術作品で、必見の観光スポットです。
アクセス: SNCF急行Intercites「Gare d’Austelitz」→「Orleans」下車
所要時間: 約1時間10分
公式サイト:https://www.tourisme-orleansmetropole.com/
57.トゥール
出所:https://www.touraineloirevalley.com/decouvrir/belles-villes-de-touraine/visiter-tours/
パリから南に電車で1時間のところにあるロワール古城巡りの拠点にある街で、ルイ11世時代に首都だった名残から、旧市街には中世の街並みが残り歴史建造物が多く林立しています。
トゥール美術館は1910年に観光向けに開館しましたが、宮殿のような外観と16世様式の豪華な内装は一見の価値があり、展示物もルーベンス、レンブラント、ドラクロワなど15~20世紀の有名な絵画が展示されています。
美術館の隣にあるゴシック建築のガシアン大聖堂は3世紀の歳月をかけて作られ、町のランドマークとなっています。歩き疲れたら、賑やかなプリュムロー広場のレストランやカフェで一休みしてみては如何でしょう。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Tours」下車
所要時間: 55分
公式サイト:http://www.tours-tourisme.fr/
ブルゴーニュ
58.ディジョン
出所:https://fr.wikipedia.org/wiki/Fichier:Vue_panoramique_de_Dijon_07.jpg
中世末期にブルゴーニュ公国の首都として栄えた多くの歴史的遺産を残す町で、特にブルゴーニュワインで知られる「ワイン街道」の玄関口として、またマスタードの産地として、ブルゴーニュ地方の文化遺産とグルメを楽しめる人気の観光地となっています。
ディジョンは「100の鐘楼の町」と呼ばれ、多くの教会が林立していますが、ロマネスク様式のサン・フィリベール教会とサン・ベニーニュ大修道院の旧修錬士聖堂は必見です。ディジョンのシンボルは「フクロウ」で、ノートルダム教会の北壁に彫られた小さなフクロウに願い事をしながら左手でさわると幸運をよぶと言われています。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Dijon」下車
所要時間: 約1時間40分
公式サイト:http://www.destinationdijon.com/
59.ボーヌ
出所:https://www.detoursenfrance.fr/patrimoine/destinations/beaune-ses-caves-et-ses-grands-crus-6358
ブルゴーニュワインの首都とも呼ばれ、ガリア・ローマ時代から続くワイン醸造の歴史を町のワイン博物館で見学できます。11月に3日間階差愛されるワイン祭「栄光の3日間」には、多くのワイン愛好者や観光客が訪れ一大イベントになります。
町で是非訪れたいのが、1443年に貧困救済のために二コラ・ロラン大法官が建てた施療院で、カラフルなモザイクの屋根は町のランドマークとなっています。1971年まで病院として使われ、大病室に飾られた祭壇画「最後の審判」は8年の歳月をかけた描かれ、ゴシック絵画の傑作と言われています。ワイン祭の期間中ここでワインのオークションも開かれます。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Beaune」下車
所要時間: 約2時間
公式サイト:https://www.beaune-france.com/
60.ヴェズレー
出所:https://www.tourisme.fr/php/office.php?ID=1377
ブルゴーニュのモルヴァンの丘の上に立つ村で、教会と共に世界遺産となり、フランスで最も美しい村の一つに登録されています。サント・マドレーヌ・バジリカ聖堂は「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の世界遺産としても登録され、マグダラのマリアの聖遺物が数々の奇跡を起こし沢山の巡礼者が訪れました。
教会裏からは町の城壁や大地のパノラマ展望が楽しめ、街中にはロマネスク様式の民家や、ルネサンス期の邸宅などが立ち並び、美しい中世の街並みが残ります。またヴェズレーは有名な近代建築家ル・コルビジュエの生誕の地でもあり、彼の影響を受けた民家も立ち並び建築ファンを喜ばせています。
アクセス: TER「Paris Bercy」→「Sermizelles-Vezelay」下車→シャトルバスに乗換「Sermizelles-Vezelay」→「Vezelay」下車
所要時間: 約2時間30分+15分
公式サイト:http://www.vezelaytourisme.com/
61.ブルゴーニュワイン街道/コート・ドール
出所:https://www.visitfrenchwine.com/en/vineyard/visit-the-vineyards-of-bourgogne-wine-tourism
パリから300km南に位置するブルゴーニュの首都ディジョンを玄関口として、南に広がるワイン畑の一帯を「コート・ドール/黄金の丘陵」と呼び、毎年ワイン街道に沢山の観光客が押しかけカーブ巡りを楽しんでいます。
その銘柄は最高峰のロマネ・コンティに始まり、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャブリ、コート・ド・ボーヌ、プイィ・フュイッセなど名だたる最高級ワインの産地が密集しています。11月に祝うボージョレもブルゴーニュ産なのです。
ワインにはシャトーがつきもの、ワイナリーと合わせてルネッサンス時代の中世の城めぐりも楽しめます。ワインだけでなくエスカルゴやプレス産鶏肉といったグルメの国でもあり、ミシュランの星レストランが多く集まる地域としても知られています。
アクセス: TER「Paris Bercy」→「Auxerre」下車
所要時間: 約2時間
公式サイト:http://www.ot-auxerre.fr/les-sites-touristiques-de-la-region-d-auxerre_fr_35.html
アルプス
62.リヨン
出所:https://www.escape.com.au/world/europe/discover-le-secrets-of-lyon-in-france-on-scenic-tours-enchanting-rhone-river-cruise/news-story/3b9d40e86d3b1574b68d6f19944dca09
フランス南東部のローヌ・アルプ地方にあるフランス第2の都市で、フランスの台所とも呼ばれる美食の町は、横浜と姉妹都市の関係を結んでいます。石畳とルネッサンス建築が立ち並ぶ美しい旧市街は1998年に世界遺産に登録されました。「星の王子さま」の作家サン・テグジュペリの生誕地でもり、ヨーロッパ最大級のベルクール広場に立つ彼の彫像近くには、彼が生まれたアパートもあります。
フルヴィエールの丘の上にそびえる「ノートルダム・バジリカ大聖堂」は1872年~1896年にかけて建造された町のシンボルであり、内部のモザイク装飾画が見事で、外の展望台からリヨンの町が一望できます。グルメの町にはミシュランの星付きレストランが軒を連ね、少し郊外には有名な3つ星レストラン「ポール・ボキューズ」もあります。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Gare de Lyon Part Dieu」下車
所要時間: 約2時間
公式サイト:https://www.lyon-france.com/qui-sommes-nous/L-office-de-tourisme
63.アヌシー
出所:https://www.holidayguru.fr/magazine-de-voyage/guide-de-voyage-annecy/
フランス東部ローヌ・アルプ地方の雄大にアルプスに囲まれた湖畔の町で、世界屈指の透明度を持つアヌシー湖や街中にはティウー運河が流れ、中世の面影を残し「フランスのヴェニス」と呼ばれています。町の中心にあるパレ・ド・リルは1132年にジュネーブ伯爵の宮殿として建てられたもので、町のフォトスポットとして有名です。
夏はコバルトブルーの湖でマリンスポーツ、冬はアルプスでスキーと様々なスポーツが楽しめる避暑地でもあり、毎年6月には「アニメのカンヌ映画祭」と言われる「アヌシー国際アニメーション映画祭」が開かれ、世界中からアニメーション関係者やファンがやって来てシャン・ド・マルス公園で上映を楽しみます。
1863年に作られた英国式ガーデンのヨーロッパ庭園とシャン・ド・マルスを結ぶ湖畔の橋「ポン・デ・ザムール/愛の橋」は、手をつないで渡ると願いが叶うとされ、恋人たちのデートスポットとなっています。
アクセス: TGV「Paris Gare de Lyon」→「Annecy」下車
所要時間: 約3 時間40 分
公式サイト:http://www.tourisme-annecy.net/
64.グルノーブル
出所:https://www.studapart.com/fr/logement-etudiant/logement-etudiant-grenoble
フランス南東部に位置し、パリから3時間ほどで到着するアルプス山脈の麓にある町で、1968年には冬季オリンピックが開催されスキーのメッカとして知られています。町を守るために建てられたバスティーユ城塞は標高476mの地点にあり、可愛いロープウェイに乗って上に到着すれば、町を一望する絶景が広がります。
80年前に作られたこの未来的な球体のロープウェイは町のシンボルともなっており、中は大人6人が乗車でき、町だけでなくアルプス山脈の全貌を楽しめる一大観光スポットとなっています。
アクセス: TGV「Paris Gare de Lyon」→「Grenoble」下車
所要時間: 約3 時間
公式サイト:https://www.grenoble-tourisme.com/fr/
65.シュヴァルの理想宮~オートリヴ
出所:http://www.facteurcheval.com/en/index.html
フランス南部の田舎オートリヴで郵便配達をしていたフェルディナン・シュヴァルが、配達途中の道端で見つけた奇妙な石に感化され、毎日集めては積み上げ続けて33年、1912年に宮殿が完成しました。村人たちから変人扱いされ、死後も彼が望む宮殿に埋葬されることはありませんでしたが、1969年に歴史建造物に指定されると国内外から沢山の観光客が集まるようになりました。
彼は特に芸術の専門的な勉強をしたわけでもなく、自由な発想と独自のデザインを幻想的な世界を創り出し、ジャンル未分化のナイーヴアート、アウトサイダーアートとして分類されています。
名称: Postman Cheval’s Ideal Palace/シュヴァルの理想宮
住所: 8 Rue du Palais, 26390 Hauterives
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Gare de Lyon Part Dieu」下車→乗換 TER「Gare de Lyon Part Dieu」→「St Vallier」下車→バスに乗換 「St Vallier」→「Hauterives」下車
所要時間: 約2時間+1時間+30分
開館時間: 9:30-16:30~19:30(閉館時間は季節によって変更有)
閉館日: 1/15-1/31、12/25、12/31
入場料: 大人/6.5€
公式サイト:http://www.facteurcheval.com/en/index.html
66.シャモニー
出所:https://domitravelblog.wordpress.com/2015/05/14/chamonix-mont-blancphotos/
ヨーロッパの最高峰モン・ブランの麓にある標高1035mにあるリゾート地で、夏は登山、冬はスキーの拠点としてアルプスの一大観光地として知られています。街中に登山服をきたアルピニストたちが溢れるのもアルプスの玄関口シャモニーならではの光景です。
町から出ている赤い登山電車で標高1913mのモンタンヴェールまで行けば、目の前に氷河でできた川「メール・ド・グラス」の絶景が広がり、テレキャビンで乗り継いで氷河の上を歩くこともできます。氷河には氷の洞窟があり、かつて山の中で生活していた人々の生活様式を再現しています。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Bellegarde」下車→乗換 TER「Bellegarde」→「St Gervais les Bains」下車→乗換 TER「St Gervais les Bains」→「Chamonix Mont Blanc」下車
所要時間: 約2時間40分+1時間50分+40分
公式サイト:https://www.chamonix.com/
67.モン・ブランとエギーユ・デュ・ミディ
出所:https://www.ledauphine.com/haute-savoie/2018/06/04/chamonix-l-aiguille-du-midi-a-nouveau-a-fermee-au-public
フランスのアルプス山脈でひときわ目立つモンブランは、標高4811mとヨーロッパアルプスの最高峰として知られています。麓のシャモニーからアクセスでき、数々の登山客を魅了し、1886年にはアメリカのルーズベルト大統領が新婚旅行中に登山した山としても知られています。
正午に太陽がこの山の頂上に座ったように見えることから、「正午の時計の針」という意味をもつ「エギーユ・デュ・ミディ」は、1955年に3,777mのエギーユ・デュ・ミディの頂上まで運ぶロープウェイが完成し、2,800mの高低差を1回の乗り継ぎで20分で行くことができるようになりました。
乗り継ぎ地点の駅や頂上から眺める360度のアルプスや、眼下に小さく広がるシャモニーの町の絶景は一生に一度は見るべき感動の風景です。展望台には喫茶店や売店もあり、登山客に混じって絶景を堪能しながらゆっくり一休みできます。
名称: Aiguille du Midi/エギーユ・デュ・ミディ
住所: 100 pl de l’aiguille du Midi, 74400 Chamonix-Mont-Blanc
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Bellegarde」下車→乗換 TER「Bellegarde」→「St Gervais les Bains」下車→乗換 TER「St Gervais les Bains」→「Chamonix Mont Blanc」→ロープウェイに乗換
所要時間: 約2時間+1時間+30分+ロープウェイ20分
開業時間: 9/24~11/4:8:10-16:30、12/29~5/31:8:10-17:00
閉業日: 11/5-12/28
運賃: 大人/往復63€、14歳以下/往復53.6€
公式サイト:https://www.chamonix.com/aiguille-du-midi-pas-dans-le-vide,80,fr.html
68.エヴィアン・レ・バン
出所:https://www.evianresort.com/tourisme-activites/visiter-evian/
スイスの国境に近いオート・サヴォワ県にあるレマン湖に面した都市で、同じくレマン湖に面したジュネーブが近くにあり、対岸にはローザンヌもあり船で行き来できます。天然水が湧き出る鉱泉が至る所にあり、ミネラルウォーター「エビアン」の産地として世界的に知られる町です。
その歴史はローマ時代に遡り、現在はカジノやゴルフ場を有するリゾート地として栄え、エビアンリゾートゴルフ場では、女子プロゴルフのメジャー大会である「エビアン選手権」が毎年開催されています。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Bellegarde」下車→乗換 TER「Bellegarde」→「Evian les Bains」下車
所要時間: 約2時間40分+1時間30分
公式サイト:https://www.evian-tourisme.com/
ピレネー
69.ボルドー
出所:https://fr.wikipedia.org/wiki/Bordeaux
パリ南西部のガロンヌ川に面した港町で、川の湾曲に沿って三日月の形をしていることから「月の港」と呼ばれています。2007年にはボルドーの歴史的市街区1810ヘクタールが「月の港ボルドー」の名で世界遺産に登録され、2017年にはパリ~ボルドー間を直通で結ぶTGVが開通し、500km以上の距離を2時間10分で行き来できるようになりました。
ガロンヌ川右岸に広がる石灰岩大地はワイン生産に適し、世界最高峰のワイン、ボルドーのシャトー・マルゴー、シャトー・ディケムといったワイナリーや、サン・テミリオン、ポムロールなどのブドウ園を有するワインの名所となっています。
また、サン・タンドレ大聖堂など3か所が、フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路として1998年に世界遺産に登録されています。ラグビーの強豪チームがいることでも有名で、哲学者のモンテーニュ、モンテスキュー、作家のモーリアック、映画監督のルネ・クレマンなどを輩出した町としても知られています。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Bordeaux St Jean」下車
所要時間: 約2時間
公式サイト:https://www.bordeaux-tourisme.com/
70.サン・テミリヨン
出所:https://fr.wikipedia.org/wiki/Saint-%C3%89milion
フランス南西部のジロンド県にあるボルドーワイン産地の町で、1999年に世界で初めてワイン産地として世界遺産に登録されました。ワインの歴史は8世紀にこの地の洞窟に隠れ住んだ僧侶がワイン醸造と販売を始めたのがきっかけで、中世にコンポステーラの巡礼で立ち寄る旅人に振る舞い評判になったことからワイン産業が盛んになりました。
ワインで栄えた古い街並みには石畳や丘の上に古い寺院が残り、そこから一面に葡萄畑が広がり、住人2,800人の小さな町に数百件のワインカーブがひしめき合う、まさにワインの香のする町なのです。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Bordeaux St Jean」下車→乗換 TER「Bordeaux St Jean」→「St Emilion」下車
所要時間: 約2時間40分
公式サイト:http://www.saint-emilion-tourisme.com/v-jp/19-content.html
71.ラ・ロシェル
出所:https://www.tripadvisor.fr/AttractionProductReview-g187206-d11480192-La_Rochelle_Seaside_Segway_Tour-La_Rochelle_Charente_Maritime_Nouvelle_Aquitaine.html
フランス南西部の大西洋に面するビスケー湾入り江にある港町ラ・ロシェルの歴史は、11世紀からと比較的新しく、城塞が築かれ貿易で栄えた町です。沢山のヨットが停泊する旧港、当時火薬庫だった塔や16~18世紀に刑務所として使われた塔などルネッサンス時代にできた3つの塔、囚人の落書きが残るゴシック建築の大時計「グロス・ホロローグ」など、見どころ満載です。
旧市街を歩けば、歴史建造物になっているベル・エポック調が豪華絢爛な「カフェ・ド・ラ・ペ」があり、優雅なティータイムを満喫できます。ラ・ロシェルから車で渡れるレ島と合わせて、バカンスのメッカとなっています。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「La Rochelle Ville」下車
所要時間: 約2時間50分
公式サイト:https://www.larochelle-tourisme.com/
72.イル・ド・レ/レ島
出所:http://www.grandesvacancesausoleil.com/2017/05/17/les-meilleures-plages-de-lile-de-re/
ラ・ロシェル西側の大西洋に浮かぶ全長26km、幅は狭いところで70mという島で、1988年に完成した約3kmの橋で陸路でアクセスできます。フランス有数のリゾート地でもあり、夏のバカンスシーズンにはリゾート客がどっと押し寄せ、島の人口の10倍にも膨れ上がります。
第2次大戦中はドイツ軍が駐留し、島の至るところに塹壕跡が残り、12世紀にシトー派の修道士たちによって建てられたノートルダム修道院も損壊を受けましたが、その後修復され1990年に歴史建造物に指定されています。製塩業が盛んで、島で作られる「塩の花」は世界的に有名な名産品です。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「La Rochelle Ville」下車→バスに乗換「La Rochelle Ville」→「St Martin de Re」下車
所要時間: 約2時間50分+1時間
公式サイト:https://www.iledere.com/
73.ラスコーの洞窟壁画
出所:https://en.wikipedia.org/wiki/Lascaux
フランス西南部ドルドーニュ県のモンティニャック村の洞窟の中で、1940年に村の少年によって偶然発見された、人類最古の絵画とされる壁画で、2万年前の後期旧石器時代にクロマニョン人によって描かれたと言われています。洞窟の全長は200m、地下に枝分かれした洞窟があり、大空間には馬・山羊・牛などの動物が、赤土・木炭などを材料とした塗料と、動物の毛や木の枝をブラシにして描かれています。
1948年から一般公開されましたが、観光客の吐く二酸化炭素による劣化で1963年に閉鎖され、現在は圧巻のレプリカが人気のラスコー2、遠隔地での展示が可能なラスコー3、2016年にオープンしたレプリカ洞窟のラスコー4が公開されています。
名称: Lascaux/ラスコーの洞窟
住所: Lascaux, 24290 Montignac
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Bordeaux St Jean」下車→乗換 TER「Bordeaux St Jean」→「PERIGUEUX」下車→乗換 TER「PERIGUEUX」→「CONDAT LE LARDIN」下車→バスまたはタクシー乗換
所要時間: 約2時間+1時間15分+40分
開館時間: 8:00~10:00-18:00~21:30 (季節により随時変更)
閉館日: 1/7-1/21
入場料: 大人/13€、13歳未満/往復8.5€、
公式サイト:https://www.lascaux.fr/fr
74.ルルドの泉
出所:https://www.caramaps.com/blog/fr/decouvrez-argeles-gazost/img_1110/
スペインとの国境に近いピレネーの麓に、1858年少女ベルナデットの前に聖母マリアが出現したと言われる洞窟があり、そこで湧き出る泉が奇跡をもたらし「ルルドの泉」として聖地となりました。19世紀半ばから66の奇跡が起こり、この泉の効力は科学的にも解明され、快復事例もほとんどが医学的に証明されています。
そんな「奇跡の泉」を求めて、人口15,000人の村に毎年130か国から500万人の人々が訪れ、宿泊施設の数はパリに次ぐ収容規模を誇ります。洞窟の隣には複数の聖堂を擁する聖母の大聖堂が建てられ、聖ピオ10世地下聖堂は25,000人収容できるミサ室となっています。
奇跡を起こす「ルルドの泉」から湧き出る水は持ち帰りもでき、ペットボトルに入れて貴重なお土産にする参拝客も沢山います。
名称: Fontaines de Lourdes/ルルドの泉
住所: 1 avenue Monseigneur theas, 65108, Lourdes
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Lourdes」下車
所要時間: 約4時間40分
開館時間: 365日、24時間
閉館日: なし
入場料: 無料
公式サイト:https://www.lourdes-infotourisme.com/web/FR/73-patrimoine-culturel.php?item=PCUMID065FS0002B
75.ビアリッツ
出所:https://www.sudouest.fr/2018/06/07/biarritz-pressentie-pour-accueillir-le-g7-en-2019-5124552-4037.php
フランス南西の大西洋岸ビスケー湾に面する高級リゾート地です。12世紀以降は捕鯨中心の小さな漁村でしたが、18世紀に療養地として人気が出ると、1854年にナポレオン3世が皇后ユージェニーのために豪華な別荘を建て、以来ヨーロッパの王侯貴族が避暑に訪れる屈指のリゾート地として発展しました。
町にはカジノもあり歴史のあるゴルフ場を含め、町周辺に12か所のゴルフ場を有しています。ユージェニー妃の別荘は現在は高級ホテルとなり、6kmに渡る海岸線には豪奢なホテルや別荘が立ち並び、夏にはバカンス客やサーフィン愛好家で賑わいます。海岸から突き出た聖母の岩にかかる歩道橋はエッフェルが設計しています。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Biarritz」下車
所要時間: 約4時間
公式サイト:https://tourisme.biarritz.fr/
76.ル・ピュイ・アン・ヴレイ
出所:https://www.auvergnevacances.com/pays-du-velay/culture-et-tradition/visite-du-puy-en-velay/
フランス中南部のオート・ロワール県にある町で、町の小高い丘にある大聖堂、聖母像が立つコルネイユ岩、サン・ミシェル礼拝堂があるエギュイユ岩の3つが町に突出してあり、それぞれの姿を一望できる景色は、「陸のモン・サン・ミシェル」と称えられる崇高な雰囲気をたたえています。
大聖堂の中に安置されている「熱病の石」はガリア・ローマ時代に起源を発し、石に横たわると病気を治す力があるとされ、今も多くの巡礼者が奇跡を信じて治癒に訪れます。
また街中は石畳と可愛い家々が連なる中世の街並みで、ボビンを使ったレース産業が有名で、レース作品は定番のお土産になっています。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Gare de Lyon Part Dieu」下車→乗換 TER「Gare de Lyon Part Dieu」→「St Etienne Chatea」下車→乗換 TER「St Etienne Chatea」→「Le Puy En Velay」下車
所要時間: 約2 時間+40分+1時間20分
公式サイト:https://www.lepuyenvelay-tourisme.fr/
バスク
77.バイヨンヌ
出所:https://www.geo.fr/voyages/guides-de-voyage/europe/france/aquitaine/bayonne
スペインとの国境に近いフランス南西部のピレネー山脈の麓に広がるバスク地方にあり、独自の言語と習慣が残り独特の文化を形成しています。旧市街は白い壁と赤い木組みの真壁造の家々が立ち並び、バイエンヌの町を特徴づけています。
町の中心には13~14世紀にかけて建設されたゴシック様式のサント・マリー大聖堂があり、85mの2つの鐘楼、16世紀の色鮮やかなステンドグラスなど必見の世界遺産です。町の代表的な特産品は生ハムで極上ハムとして高く評価されています。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Bayonne」下車
所要時間: 3 時間55分
公式サイト:https://www.bayonne-tourisme.com/
78.エスプレット
出所:https://www.booking.com/hotel/fr/euzkadi.fr.html
フランスからの独立心も強く、独特な文化を持つバスク地方の中で一番可愛い村と言われ、同地方の可愛い村選にも選ばれています。この村を有名にしているのが村特産の赤唐辛子で、日本のそれよりマイルドな赤唐辛子を使った料理はバスク料理として郷土料理になっています。
コロンブスと共にアメリカに航海したバスク人がこの村に持ち帰ったとされる赤唐辛子を、壁面一杯に吊るした赤い屋根の家々が立ち並ぶ様は印象的で、童話のようなメルヘンな風景は観光客の目を楽しませています。10月末には唐辛子祭が行われ観光客も沢山集まります。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Bayonne」下車→バスに乗換 「Bayonne」→「Esplette」下車
所要時間: 3 時間55分+約1時間
公式サイト:https://www.espelette.fr/
79.サン・ジャン・ド・リュズ
出所:https://www.sudouest.fr/2018/06/08/saint-jean-de-luz-la-baignade-est-a-nouveau-autorisee-a-la-grande-plage-5128133-4383.php
フランス南西部ビアリッツの南にあり、元は漁港だった小さな村がビアリッツからの流れ客の効果もあり、ヨットや海水浴で賑わうリゾート地として毎年沢山の観光客が集まります。町の8km背後にそびえるラ・リュ―ヌ山へは、可愛い登山鉄道で登ることができ、山頂から眼下に広がる大西洋とサン・ジャン・ド・リュズの町の眺めは圧巻です。
街中のガンベッタ通りにある聖ヨハネバプテスト教会は、15~17世紀にかけて建てられたバロック様式の建築で、バスク地方を代表する教会の一つです。内部の両側と後部の壁に沿って木製の手すりが伸びるバスク独特の建築様式となっています。1660年にはここでルイ14世とスペインのマリア・テレサのロイヤルウェディングが執り行われました。
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「St Jean de Luz CI」下車
所要時間: 約4時間20分
公式サイト:https://www.saint-jean-de-luz.com/
80.ピラ砂丘
出所:http://www.legorafi.fr/2017/07/18/un-parisien-en-vacances-detruit-accidentellement-la-dune-du-pilat-en-passant-laspirateur/
フランス南西部のジロンド県にある砂丘で、アルカションから南に9km下ったところにあります。大西洋沿いに南北に3km、東西に500m、標高100mというヨーロッパ最大の砂丘で、砂丘へアクセスする階段はまるで「天国への階段」のように青い空に向かって高傾斜に伸びています。
階段を上りきると、目の前に広大な白い砂漠、その向こうに青い海が広がりどこか日本の鳥取砂丘を彷彿させますが、こちらは海をより近くに感じることができます。砂丘と海岸道の間に飲食施設やキャンプ場もあり、アウトドア散策ができる環境も整っています。
名称: La Dune de Pilat/ピラ砂丘
住所: Grand Site de la Dune de Pilat, Route de Biscarrosse RD218, 33115 Pyla sur Mer
アクセス: TGV「Gare Montparnasse」→「Bordeaux St Jean」下車→乗換 TER「Bordeaux St Jean」→「Arcachon」下車→バイアバスに乗換 「Arcachon」→「La Dune de Pilat」下車
所要時間: 約2時間+50分+15分
開館時間: 365日、24時間
閉館日: なし
入場料: 無料
公式サイト:https://www.ladunedupilat.com/
プロバンス
81.アヴィニョン
出所:https://www.vtc06.com/transfert/nice-avignon/
南仏を代表する古都で、城壁に囲まれた旧市街の中に中世ゴシック建築のアヴィニョン教皇庁、プチパレ美術館となっている14世紀の司教館、ノートルダム・デ・ドン大聖堂などがひしめき合い、芸術性の高い美しい情景が広がる歴史地区となり、1995年に世界遺産に登録されています。
カトリックの統率機関でもある教皇庁が置かれていた教皇宮殿は、中世ゴシック様式建築の中でも最大級の建物で、城壁の外側にかかる石造りのアーチ状の橋「サン・ベネゼ橋」は「アヴィニョンの橋」と呼ばれ、童謡にも歌われています。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Avignon」下車
所要時間: 約2時間40分
公式サイト:http://www.avignon-tourisme.com/
82.アルル
出所:https://provenceprivatetour.com/fr/private-tours/provence-tours/arles-tours/arles-walking-tour/
ローマ時代に首府が置かれていた古い歴史のある町で、紀元前1世紀に建てられた古代劇場、今も闘牛が行われる円形闘技場、4世紀建立の最大の浴場であるコンスタンチヌス共同浴場跡、3世紀建立の墓地アリスカンなど、古代ローマ時代にタイムスリップできる町です。
また、印象派画家のゴッホが1888年に療養に訪れ療養生活を送った病院があり、この時代に才能を開花させたゴッホは15カ月の滞在期間中に「跳ね橋」「夜のカフェ・テラス」といった代表作を含む約200点の作品を残し、ゴッホ所縁の名所を探しに沢山の観光客が訪れます。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Nimes」下車→乗換 急行Intersictes「Nimes」→「Arles」下車
所要時間: 約3時間+20分
公式サイト:https://www.arlestourisme.com/fr/
83.エクス・アン・プロバンス
出所:https://lawschools.elsa.org/my-product/aix-en-provence-air-law-terrorism/
南フランスを代表する町の一つで、歴史と芸術を感じながら散歩を楽しめる町です。プラタナスの並木道が美しい大通りは1650年に四輪馬車用に作られた通りで、17~18世紀に建てられた貴族の屋敷が立ち並ぶ緑のトンネルのブルジョワ通りです。町の至る所にある噴水があり、木陰にはカフェやレストランが店を構え、郊外ではロゼワインの元となる葡萄畑やオリーブ油の元となるオリーブ畑が広がり、南仏らしい景観が魅力の町です。
画家のセザンヌが暮らした町でもあり、1895年~1904年にかけて11点の油絵と16点の水彩画を描き、有名な「赤い岩」はパリのオランジュリー美術館に展示されています。1676年建立のマルタ騎士団の修道院を改装して作られたグラネ美術館は、フランス、フランドル、オランダ、イタリアの14~20世紀までの絵画を所蔵し屈指のコレクションを誇ります。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Marseille St Chars」下車→乗換 TER「Marseille St Chars」→「Aix en Provence」下車
所要時間: 約3時間+30分
公式サイト:https://www.aixenprovencetourism.com/
84.ゴルド
出所:https://en.wikipedia.org/wiki/Gordes
ピーター・メイルの「南仏プロヴァンスの12カ月」や映画「プロヴァンスの贈り物」の舞台にもなったゴルドは、ヴォクリューズ山の南に位置し、岩だらけでのカラヴォン谷の頂上にある城壁に囲まれた村です。フランスで最も美しい村の一つに数えられ、南仏に点在する「鷲の巣村」の中でも観光客が多い人気の村です。
ゴルドの丘の上にはゴルドのシンボルでもある城塞シャトーがそびえ、美しい景観で多くの芸術家や文化人を惹きつけ別荘も点在しています。お土産には、ラベンダーを使ったポプリやハーブなどが人気です。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Avignon」下車→乗換 TER「Avignon」→「Cavaillon」下車→バスに乗換え Transvaucluseバス17番線「Cavaillon」→「Gordes」
所要時間: 約2時間40分+30分+30分
公式サイト:http://www.luberoncoeurdeprovence.com/en/out-and-about/towns-and-villages/gordes
85.セナンク修道院
出所:https://lieux-de-retraite.croire.la-croix.com/lieu/25-abbaye-notre-dame-de-senanque.html
ゴルドから4kmほど離れたカトリックのシトー会派の修道院で、1148年に創設され1150年から修道院となりました。シルヴァカンヌ修道院、ル・トロネ修道院と並んでシトー会の「プロヴァンスの三姉妹」と呼ばれています。
ロマネスク様式の石造りの回廊は葉の模様で飾られた柱があり、アーチ型の回廊へと続き、バラをモチーフにした小窓のある美しい修道院です。特に6月から7月かけて満開になるラベンダー畑の絨毯は、南フランスの夏の風物詩としてプロヴァンスを代表する絶景です。このラベンダーを使ったオイルやはちみつなどは観光客に人気のお土産となっています。
名称: Abbaye Notre-Dame de Senanque/セナンク修道院
住所: 84220 Gordes
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Avignon」下車→乗換 TER「Avignon」→「Cavaillon」下車→バスに乗換え Transvaucluseバス17番線「Cavaillon」→「Gordes」「Gordes」からはバスツアーか車での移動のみ。徒歩で4km。
所要時間: 約2時間40分+30分+30分+10分
開館時間: 10:10–16:30
閉館日: 1~3月、11/27、12/25
入場料: 大人/7€、6~18歳/3ユーロ、18~25歳の学生/5ユーロ
公式サイト:http://www.senanque.fr
86.レ・ボー・ド・プロバンス
出所:https://www.tripadvisor.fr/Attraction_Review-g1819081-d243595-Reviews-Chateau_des_Baux_de_Provence-Les_Baux_de_Provence_Bouches_du_Rhone_Provence_Alpes.html
フランス南西部のアルピーユ山脈の岩だらけの山の上にある村で、周囲を見渡せる古城がひときわ目立つ景観を作り出しています。城の領主は中世に79の村を支配下に置き栄えた一族でしたが15世紀に途絶え、1632年にはリシュリューによって破壊されかつての栄華を偲ばせる古城は現在廃墟となっています。
1822年にこの地で地質学者ピエール・ベルチェがアルミニウムの原料となるポーキサイトを発見し、付近一帯で多くが採掘されましたが20世紀末に枯渇し、現在は観光業が主な収入源となっています。俳優のジャン・レノが2度目の結婚式を挙げた場所でもあり、村の中にあるホテルレストランのテラス席から見える古城の全景は印象的です。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Nimes」下車→乗換 急行Intersictes「Nimes」→「Arles」下車→57番バスに乗換え「Arles」→「Les Baux de Provence」
所要時間: 約3時間+20分+30分
公式サイト:http://www.lesbauxdeprovence.com/fr/office-de-tourisme
87.ポン・デュ・ガール
出所:http://no.france.fr/en/information/pont-gard-0
フランス南東部がかつてローマ帝国の領土であった紀元前1世紀に、ローマ人が建設した高架水道橋で、ユーゼズからニームにわずかな勾配を利用して水を運ぶために建設され、600年に渡りが運ばれていました。高さ49m、全長275mのアーチ状のデザインが特殊な3層の橋で、ローマ人の建築技術の高さに圧倒されます。
入り口には博物館があり、建築工法の説明などが展示され、ツアーで最上階の3層部まで見学可能です。1985年に世界遺産に登録され、橋を光で彩るプロジェクションマッピングも人気のイベントとなっています。
名称: Pont du Gard/ポン・デュ・ガール
住所: 400 Route du Pont du Gard, 30210 Vers-Pont-du-Gard
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Nimes」下車→バスに乗換 B21番バス「Nimes」→「Pont du Gard」下車
所要時間: 約3時間+40分
開館時間: 9 :00~19 :30(閉館時間は季節により随時変更有)
閉館日: なし
入場料: 大人/8.5€
公式サイト:https://www.ladunedupilat.com/
88.ミヨー橋
出所:https://www.tourisme-aveyron.com/fr/voir-faire/decouvrir-aveyron/sites-visiter/viaduc-millau/decouvrir-le-viaduc-millau
フランス南部ミディ・ピレネー地方のミヨーにあるタルン川にかかる世界一高い橋で、イギリス人の建築家ノーマン・フォスターとフランス人梁技術者のミシェル・ヴィルロジューが設計を手掛け、2004年に完成しました。自然と人工の2つの美しさを兼ねた橋は7つの主塔からなり、最も高い主塔はエッフェル塔より高い343mになります。
雲海の中に佇む美しいフォルムのミヨー橋は「天国に最も近い橋」とも形容され、橋の手前のパーキングから眺める全景がお薦めです。
名称: Le Viaduc de Millau/ミヨー橋
住所: Compagnie Eiffage du Viaduc de Millau, Péage de Saint-Germain,BP 60457, 12104 Millau Cedex
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Montpellier St-Roch」下車→バスに乗換 「Montpellier St-Roch」→「Le Viaduc de Millau」下車
所要時間: 約3時間+40分+2時間
ガイド案内営業時間: 9 :30~19 :30(閉館時間は季節により随時変更有)
休業日: なし
ガイド入場料: 大人/4.5€、子供/2.5€
公式サイト:https://www.leviaducdemillau.com/fr
南フランス
89.ニース
出所:https://www.airtransat.com/fr-CA/france/nice/vols?search=flight&flightType=RT&gateway=CDG&pax=1-0-0-0
南仏コート・ダジュールの人気リゾート地で、7kmに渡る青い海岸沿いに伸びるプロムナード・デ・ザングレと呼ばれる3.5kmの遊歩道があり、それに沿って高級ホテルが林立しています。夏は海水浴、冬にはカーニバルも行われ年中観光客で賑わいます。
街中にはオペラ座などの他、旧市街の庶民的な地域もあり、高級感溢れる海岸沿いとは違った雰囲気を楽しめます。ニースにはマティスの作品300点を展示するマティス美術館や、ジャガールの作品450点が展示されるシャガール美術館など、芸術観賞も楽しめる町です。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Nice Ville」下車
所要時間: 約5時間50分
公式サイト:http://www.nicetourisme.com/decouvrir-nice
90.カンヌ
出所:https://www.cannes-echecs.fr/30-eme-Open-d-ete-de-la-Ville-de-Cannes-16-au-22-juillet-2018_a257.html
コートダジュールでニースと人気を2分する高級リゾート地です。ニースから西に34kmのところにある人口7万人とニースより小さい町ですが、全長3kmのメイン通り「クロワゼット通り」には高級ホテルや高級ブティックが立ち並び、高級リゾート感満載です。毎年5月に開催されるカンヌ国際映画祭によって、カンヌの知名度は世界でも益々高まり、このシーズンは世界中から集まるスターを間近で見ようと、観光客の数も膨れ上がります。
カンヌの沖合に2つの島浮かび、サン・トノラ島はワインが特産で、サント・マルグリット島は 17世紀に鉄火面を幽閉した牢獄のある島で船て渡る事ができます。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Cannes」下車
所要時間: 5時間14分
公式サイト:https://www.cannes-destination.fr/
91.モナコ
出所:https://propertylistings.ft.com/propertynews/monaco/5450-five-reasons-to-live-in-monaco.html
南フランスのコートダジュールのフランスにあって行政上はフランスでない「外国」です。金持ちが住みやすい金持ちのための国で、町は安全で清潔、公共エレバーターやバスで便利に観光できます。オペラ座を作った建築家ガルニエによるカジノホテルが有名でモナコのシンボルとなっています。毎年5月に行われるF1レースも有名ですが、混雑するので早めのホテル予約をお薦めします。
モナコ国王が住む大公宮殿は1215年にジェノバ人の要塞の跡に建てられ、毎日行われる衛兵の交代式など見学が可能です。グレース・ケリーが愛した日本庭園は日本人建築家が作ったもので、7,000㎡の敷地内に茶室もあります。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Monaco Monte Carlo」下車
所要時間: 6 時間24分
公式サイト:https://www.monte-carlo.mc/fr/visites/office-tourisme-monaco/
92.サントロペ
出所:https://www.puzzlewarehouse.com/Old-Port-St-Tropez-Vieux-port-St-Tropez-261301.html
南仏のサントロペは元々小さな漁村でしたが、この地に女優のブリジット・バルドーが別荘を所有し住みついたことで人気に火がつき、一大観光地として発展しました。またルイ・ド・フィネス演じる映画「サントロペの憲兵」の舞台としても知られファンが詰めかけます。
豪華ヨットが停泊し高級ブティックが立ち並び、スターやセレブが訪れる高級リゾートとなり、今も多くの芸術家や文化人が住み、映画やドラマの舞台として使われています。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「St Raphael Valesc」下車→バスに乗換え「St Raphael Valesc」→「St-Tropez」下車
所要時間: 約5 時間+30分
公式サイト:https://www.saint-tropez.fr/fr/
93.マルセイユ
出所:https://vancouversun.com/travel/international-travel/two-days-in-marseille/wcm/c34fa8d7-c2a0-45e5-94a8-43aa219ef74f
歴史は紀元前600年に遡るフランス最古の都市で、国際貿易の要所として発展してきました。丘の上に立つビザンチン様式のノートルダム・ド・ラガルド寺院は、18世紀に建築家エスペランデューが建てたもので、鐘楼にある黄金のマリア像が船乗りを守っています。
マルセイユ周辺も見どころ満載で、海洋学者のクストーがダイビング中に古代遺跡を発見した国立公園となっている入り江のカランクや、17世紀に監獄として使われた要塞イフ城はアレクサンドル・デュマの小説「巌窟王」の舞台となり、船で15分の沖合にあり一般公開されています。お土産は上質で種類豊富なマルセイユ石鹸が有名です。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Marseille St Chars」下車
所要時間: 約3時間
公式サイト:http://www.marseille-tourisme.com/fr/nous-contacter/
94.カシのカランク
出所:http://www.calanques13.com/kayak.html
マルセイユから公共バスで簡単にアクセスできる小さな町ですが、マルセイユから20キロに渡って続く海岸線は氷河に侵食された石灰質の切り立った岩からなる絶景で、1975年から自然保護地域に指定されています。ヨーロッパ一高い岸壁のカナイユ岬からの眺めは絶景で、坂道を降りて秘境のようなビーチにたどり着けば、澄んだエメラルド色の海で海水浴も楽しめます。
町の旧市街には名物のブイヤベースなどを提供するレストランが並び、お土産にもなっているカシ産の稀少な白ワインも楽しめます。1904年にノーベル文学賞を受賞した詩人フレデリック・ミストラルが「カシを見ずしてフランスを語るな。」と言ったほど、カシのカランクの美しさは世界随一のフランスの宝物なのです。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Marseille St Chars」下車→バスに乗換え M8番バス「Marseille St Chars」→「Cassis」下車
所要時間: 約3時間+1時間
公式サイト:https://www.ot-cassis.com/
95.エズ
出所:https://fromcorsicatonizza.com/le-jardin-exotique-eze-panorama-sur-la-cote-dazur/
南仏に点在する「鷲巣村」の中でも最も美しいと言われるエズは、海抜427mの岩の上にあり、中世の面影を残す面積9㎢の小さな可愛い村です。この村が人気の観光地として知られるのは、村から眺める地中海の絶景で、特に村の「熱帯植物園」からの眺めは最高で、この景色を見るために入園料を払って見学する人も多数います。
王侯貴族や文化人にも愛される町で、哲学者ニーチェが「ツァラトゥストラかく語りき」の構想を練ったという海岸からエズまでの道は「ニーチェの道」と名づけられ、観光名所となっています。グルメなレストランも幾つかあり、「シェーヴル・ドール」はミシュランの星を獲得しています。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Nice Ville」下車→バスに乗換え「Nice Ville」→「Eze」下車
所要時間: 約5時間50分+30分
公式サイト:http://www.eze-tourisme.com/fr/
96.グラース
出所:https://www.avignon-et-provence.com/tourisme-provence/grasse
南仏のカンヌから10kmほど内陸に入った場所にある香水が有名な町で、18世紀までは革製造が盛んな町でしたが、革手袋の消臭用に開発した香水が現在の主要産業へ転換するきっかけとなりました。香のバラエティは豊富で、ラベンダー、ジャスミン、ローズ、オレンジ、ミモザなど南仏らしい香が人気で、それらを使った香水や化粧品が定番のお土産になっています。
町には5万点の香に関するコレクションが展示されている国際香水博物館があり、また香水工場や花畑を見学するツアーも充実しています。画家のフラゴナールが生まれた町でもあり、フラゴナール美術館で彼の作品を観賞できます。
アクセス: TGV「Gare de Lyon」→「Cannes」下車→乗換え「Cannea」→「Grasse」下車
所要時間: 5時間14分+30分
公式サイト:https://tourisme.paysdegrasse.fr/
コルシカ島
97.アジャクシオ
出所:https://www.ville-imperiale.com/napoleon/ajaccio/
地中海に浮かぶコルシカ島はフランス人が憧れるバカンス先の上位に名を連ねる常連で、その首都がナポレオンが生まれたアジャクシオです。ナポレオン所縁の観光スポットや散策道が整備された美しいアジャクシオ湾など、一日中楽しめる見所が満載です。
入り江周辺には沢山のカフェやレストランが軒を連ね、海の幸を使ったコルシカ料理はお薦めです。8月にはナポレオン祭が3日間に渡って開催され、軍隊更新や芝居など歴史を再現する行事が盛り沢山で楽しめます。
アクセス: CDGまたはオルリー空港→Ajjaccio「Campo dell’Oro」空港
所要時間: 約1時間45分
公式サイト:https://www.ajaccio-tourisme.com/
98.ボニファシオ
出所:https://www.belambra.fr/vacances-bonifacio
フランス人が憧れるコルシカ島の中でも一番人気を誇っているのが島の最南端にあるボニファシオです。海に向かってそそり立つ石灰岩でできたリアス式海岸の断崖絶壁は70kmも続き、その上にジェノヴァ人によって旧市街が作られました。分厚い石造りの門や独特な雨戸などジェノヴァ人独自の文化を町中で見ることができ、ビーチも25種類あって毎日違う場所で海水浴が楽しめます。
旧市街がある崖は下部が大きく削られた珍しい地形で、町の絶景ポイントになっています。11km先にはイタリアのサルデーニャ島があり、町の特産である茄子を使ったボニファシオ料理が名物料理となっています。
アクセス: 「CDGまたはオルリー」空港→「Figar」空港
所要時間: 約1時間45分
公式サイト:http://www.bonifacio.fr/
99.ピアナのカランケ
出所:https://voyages.michelin.fr/europe/france/corse/corse-du-sud/piana/route-de-ficajola
アジャクシオの北にあるポルト湾は、火山活動で山から流れ出した溶岩が赤い花崗岩の切り立った断崖絶壁を作り出し、コルシカ屈指の大自然の美観を呈しています。ポルト湾内のジロラッタ湾、スカンドラ保護区と並んで1983年に世界自然遺産に登録されました。
数億年の地球の営みが生み出した複雑な地形は、赤い岩の奇岩群を作り出し、青い海とのコントラストは芸術的で、特にピアナ-ポルト間の約6kmのドライブコースは、のこぎりのように切り立った奇岩が続きコルシカ屈指の絶景ルートとなっています。
アクセス: CDGまたはオルリー空港→Ajjaccio「Campo dell’Oro」空港
所要時間: 約1時間45分
公式サイト:http://www.otpiana.com/
100.バスティア
出所:http://la-corse-travel.blogspot.com/2016/10/top-10-bastia.html
コルシカ島の北東に位置するコルシカ島上半部の県庁所在地で、島第2の都市です。町は大きく分けて新旧2つの地区に分かれ、旧市街区は13~18世紀に統治していたジェノヴァの栄光が色濃く残る地区で観光のメッカになっています。15~17世紀に建てられた城壁からはヨットが停泊する旧港の眺めを楽しめます。
旧市街区にあるマルシェ広場にあるサン・ジャン・バプティスト教会は、1630年から30年の歳月をかけて建てられたコルシカ島最大の教会で、2つの鐘楼を持つ珍しい外観と荘厳な内部の芸術的なフレスコ画などが必見の人気スポットです。
アクセス: CDGまたはオルリー空港→Bastia「Basti-Porette」空港
所要時間: 約1時間45分
公式サイト:https://www.bastia-tourisme.com/
出所:http://www.arminhornung.de/gallery/index.php/paris/night/Tour-Eiffel-Tricolore
フランスのパリから始まり、北から南に向かって名所巡りをしてきました。地方によって海や山も異なる特徴があり、フランスの自然の豊かさを実感します。大都会パリも毎日進化し新しい名所も生まれています。歴史を築いたいにしえの人々の息吹を感じながら、非日常的な世界を発見し経験することで、日常生活をより豊かにするヒントを与えてくれます。そんな魅力が一杯詰まったフランスの必見観光スポットを、
一生に一度是非訪れてみて下さい。
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